地下に潜む怪人 | Sound@Cinema

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))) Cinema Sound Works シャチョーの日々 (((
映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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初期のプロット段階では非常に荘厳な内容でした。

パリの地下にあるカタコンペ(地下墓所)奥深く

に”賢者の石”があり、その石で錬金が可能な上に

病気や傷も治癒出来てしまう万能な物と言う

伝説のお宝を亡き父の遺志を継いだ学者のスカーレット

と仲間達で地中を探索するというお話です。

 

物語の基軸はダンテの”地獄編”がベースと

なっており近代に置き換えた様です。

雄大な冒険劇かと思いましたが、ホラー映画でした(笑)
 

しかも手法が古くPOVでほぼ主観映像構成、
カメラを振り回すとパンした先に恐ろしい

のが徘徊しているといった、古典の領域の

出来損ないみたいな感じで脅しすら全く効きません・・・

 

ヘッドアップカメラとボディカメラの映像

が例によって振り回しまくるので目が回ります。

 

実際のカタコンペを利用して撮影を敢行した

様で、ローバジェット臭も漂ってきますが、

全米ではそこそこの収益を上げた様です。

 

久しぶりこの手の物を見たくなった

人にはお薦めします!!