オキシジェン | Sound@Cinema

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))) Cinema Sound Works シャチョーの日々 (((
映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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アレクサンドル・アジャ監督作品じゃない!
しかも大好きなメラニー・ロランの一本釣り。

予算に制限の有るNETFLIX作品らしく、

完全にワンシチュエーションスリラーですね(笑)

 

最終的には予想通りに壮大な顛末が待って

いましたが、前半~中盤迄は旨くその気配を

殺すことに成功しています。

お話はこうです。

 

後々に自分の名前が判るのですが、冒頭は

記憶が戻らないリズが、密閉された医療用

カプセルの中で意識が目覚め、自身がそこ

に閉じ込められている上に酸素量が足りない

事を、このカプセルをコントロールするAIから

告げられます。
 

かろうじて通じる通信システムを駆使をし、

記憶を取り戻しつつ謎を解き明かしながら、

再度酸素を得る為に奮闘するリズでしたが、、、

 

おっと、これ以上は止めておきましょうか。

 

 

 

 

主演女優の起用に二転三転あったようですが

アラフォーのメラニー・ロランが、ほぼノーメイク

での熱演で御座います。クローズアップショットが

多い上に、4KHDRと高画質なもので皺などが

はっきり見えてしまい、メラニーファンの私には

見たくない物を延々見せられて、ちょいと残念、、、

 

そして完全なる蜜室状態の中で、アジャ得意

の、残酷な描写も挟み込まれてドキッ。(〃艸〃)ムフッ

 

見ながらやっぱり強く意識してしまったのは、

ゼログラビティのサンドラ・ブロックですね。
アレばっかりはどうしようも無い程の苛烈な

環境下でのサバイバルだったので、状況が

読めない今作との比較はしんどいのですが、

最終的にはやっぱりその域に迄達します。

ワンシチュエーションの中に挟み込んで

来るのは過去の思い出が多く、これが登場

してくると、少々現実に引き込まれる度合い

が強く、宇宙で孤独に打ち勝ったサンドラ

・ブロックと土俵に並べると、今作のシナリオ

がちと甘かったかな、、、まぁ難しいバランス

なんですけどね。

それでもまぁ十分に楽しめましたかな?

にしても映画館がこの状況じゃ配信頼みですねぇ、、、
NETFLIXがそこそこに新作を投げ込んでくれる

ので、辛うじて溜飲は下がりますが限界ギリです。

 

本来であれば、ゴジラを観られたはずが(涙)