76年にフランス領ジプチで発生した
バスジャック事件の映画化です。
原題の”L'Intervention”は、介入という
意味らしいです。読み方はちょっと判りません。
フランスからの独立と政治犯の一部の
解放を欲求とし、軍の関係者の子息の
乗る通学バスを独立武装組織のメンバー。
そのままソマリア国境付近迄雪崩込むと
籠城。そこへ憲兵隊と名乗る部隊が登場
し子供らの解放の為に闘います。
史実なのでどうしようもないんですが、
邦題の15分間戦争という言葉が、後半
以外に見せ場が無い事を先に暗示
してしまっています。これがかなり痛い・・・
90分尺とかなり刈り込んではいるん
ですが、やはり中々何も起こらず、
尺が浪費されていきます。
そして行動を起こした独立武装組織
の背景が見えてこないので、一意の
大儀と動機付けが大変弱い上に、
領主国のフランス人目線の作品
なので双方の思惑が気持ち良い位
に空回りしている印象を受けました。
時代の表現は割と良かっただけに、
もう少し人間が描かていればそこそこ
だったかもしれません。
ちょっと残念でしたかね、、、