シリアの一都市”ラッカ”。
あのISISの拠点として有名になった街だが、
そこの出身者が海外に向け、ラッカの現状
とISISの非道行為をネットに拡散を続けている。
ラッカで何が起こっているのか?ISISの残虐
な暴力行為に対し、ペンとカメラで戦う連中
のドキュメンタリー映画。
彼らの名前はRBSS
今やHPも設け、世界に向け国難の最中にある
シリアの状況を伝えている。
映画に主に登場する場面はRBSSの連中が
シリア国内から暗号通信を受け、フェイスブック
などのSNSにシリアの状況を刻一刻と伝え様と
隠れ家でラップトップに向かっている姿。
しかし一様に皆の顔が死んでいる。
これがこの内戦の凄まじさを静かに物語る。
誰かが囚われ暗殺されたとか、空爆によって
市民が何十人も犠牲になったとか、果ては
あの有名なISISの残虐な処刑映像に身内
が登場しているのだとか、何一つ明るい材料
なんて無い、微塵も無い。
いつか帰国出来るどころか、国外から寄稿
しているにも関わらず、いつテロにあって暗殺
されるかもしれない恐怖から、拠点も転々と
代えていくのである。
正直、こんな思いなど日本人にはまったく
理解不能な世界。同情どころか想像もしたく
無い状況下に彼らは置かれている。
彼らが生きてる間に国が正常化する事を
切に祈るばかりである、、、