企業リストラのお話です。
一流企業に勤める販売部長のボビー(ベン・アフレック)が
会社の業績悪化から部門統合にあってリストラされます。
プライドの高いボビーは強気で再就職先を探しますが、
不況のせいでまったく見向きもされません。
それでも業績が回復しない会社は株価の下落を怖れ、
身売りも視野に会社創設メンバーで重役だったジーン
(トミー・リー・ジョーンズ)らも解雇してしまいます。
ローンが払えなくなり、家や車を売り払いますが焼石
に水、ボビーは親戚(ケビン・コスナー)の大工仕事
を手伝うようになると次第に人間性を回復し、奢りを
捨て始めますが、献身的な奥さんの力だったりが背中を
押してくれています。
すると、、、
ってな具合で、50過ぎの男が観るにはかなり身に詰まされる
話で他人事では無い様な気がし、かなりドギマギするんです。
具体的過ぎて、いつかは我が身が、、、なんて落ち着いて
観ていられない内容でした。
しかし冷静に振り返って見れば、良くも悪くも主人公の
ベン・アフレックに中々感情移入が難しかったです。
もうちょっと、人間味の在る役者の起用であれば、
もっと物語にのめり込めた気がします。
しかし、悪い作品じゃありません。
世の中を反対側から見た様が良く描かれていると思います。