アラジン | Sound@Cinema

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やってまいりました!実写版注目の”アラジン”で御座います!

どこに行っても超満員でチケット取るのは苦労しました。

 

兎に角、ディズニーの威信を掛けた超ゴージャス版ですが、

2,3気になる点があってのめり込むには至りませんでした。

 

その一つ目

 

これは賛否ありそうですが、超絶ウィル・スミスのジーニー

推しの進行です。ガイ・リッチー色もバンバンに前に出て

これみよがしにCG塗れ。良く言えばリッチですが、悪く言えば

やり過ぎの域にまで足を突っ込んでいます。

 

その二つ目

 

時代なんですかねぇ、、、ジャスミンがフェミってます・・・

この描写盛らないと今の時代駄目なんですかねぇ?

大昔のおとぎ話なですが、今が強く反映されています。

 

その三つ目

 

主役のアラジンが上記の2つに押されて影が薄い事です。

一介のコソ泥が成り上がっていくのは良く描かれていましたが、

オリジナルにあった魔術師ジャハーとの戦いが無かったです。

ここで男を魅せる所が、ストーリー上カットなのか?撮るだけ

撮って編集でカットなのか判りませんが?無いんですよ??

だったら別目線版で映画”ジャスミン”で良くなくないですかね?

ほんとにアラジンの影が薄いんですよ・・・(笑)

 

とまぁ、気付いた所を指摘した所でアニメ版との差異

でしかなく、出典がはっきりせず時を経て話の内容も

変化をしてきた”アラジンと魔法のランプ”としては、

これは肯定しても良いのかな?しかも作品の冒頭でも

”アラビアン・ナイト”(千夜一夜物語)をウィル・スミスの

下手糞な歌(爆)で歌い上げられ、元々適当なんで今風

の解釈でよろしく!!ってな位に聞こえちゃうよね(笑)

 

しっかし中東感は薄れましたわ、、、踊りはマサラと

ブレイクダンスや現代物ミックスを、速度可変掛けて

エフェクトバリバリで仕上げてるパチ物だし(;^ω^)

 

ま、古参の違和感を覗けば21世紀の実写版としては

間違いなくズバ抜けた本編です。歌に踊り、美術に色彩、

長尺ですが一気に見せる展開と非の打ち所がありません。

 

おそらく吹き替えでも遜色無く観られると思います。

どうぞご家族でご覧になってください!!

 

実に面白いですよ!