流転の地球 | Sound@Cinema

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映画の音響技術評価などをプロ目線で、車系もたまにw
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中国で今年の春節の公開でアベンジャースを抜く

興収を得た”流転の地球”がNETFLIXに上陸してきた。

 

おそらく劇場公開では大して入りそうも無いので、

この様な形で大勢の人に見て貰った方が大きな

インパクトがあるという選択だろう。

 

 

 

 

お話は、SF映画的にありがちっちゃーありがちな内容。

 

太陽が膨張して、太陽系がヤバいというという事で

地球上にエンジンを一杯付けて現軌道から脱出し
木星付近迄来たのはいいが、今度は木星の重力

に引っ張られてやばいという展開。

 

邦画でも大昔”妖星ゴラス”ってやつでエンジン噴射

して地球が動くってのがあったがマイナー過ぎるので

おそらくパクリではないだろう(笑)

 

今作は何が凄いかって言うと、CG技術の向上が

目覚ましく、国際的に見ても引けの取らない映像に

なっている点が凄いのである。

 

おそらく金の無い邦画など足許にも及ばぬ程に金を

掛け、世界に打ってでた中国の威信を感じぜざるを

得ない上がりになっている点が注目となる。

 

だがしかし、ちょっと展開がダルいちゃダルい・・・

 

様々な影響が地表に出て、天変地異が起こるんだが

それが中心で、大半が大きなトラックの中の移動場面

で構成され、飽きるっちゃ飽きるのである。

 

宇宙でのシーンもあるが既に既視感のある作りが多く

CGは凄いけど、もうこの手は見飽きたなってのが多い。

 

最終的には中国人の手によって地球が委ねられるんだが、

その辺はもうちょっとなんとかせいよ!って感じなのである。

 

音声に関してはリップの合っていないアフレコ処理が多く、

この辺り往年の中国映画のいい加減さも垣間見えなくもない。