UHD 4K と DCI 4K | Sound@Cinema

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あっ!みなさんメリークリスマス!

 

さてと、環境が整ったので本日は各ストリーミング局の

UHD 4K映画をたんまりと見比べる。

 

アマゾンプライムビデオやNETFLIXは観るモニターが、

HDCP2.2に対応していないと、PC経由でも4K再生は

敵わない。

 

ついでに説明しておくが、4K4Kと言葉が独り歩きの

状態だが、正式に言うとテレビ画面で観る物は、

”UHD 4K”と称し、映画の場合は”DCI 4K”と称する。

 

なので今日はUHD 4Kを沢山観る。

 

まずは、というかほとんど延々とNETFLIXをザッピング。

弊社で手掛けた”火花”を観た後、”ベターコールソール”

に突入したが、6K撮影から4Kスキャニングを経た本作、

天気の良い場面が多い事と、原色の自然さを売りに

している”ベターコールソール”の画の緻密さと抜け

の良さに脱帽した。

 

無論ストーリーが非常に面白いので注視出来る

と言うそもそもの理由が大きいが、人物のクローズ

アップにおいて目の色や動き、細かな皺や口の

動き迄、抜け目の無い騙し合いがテーマでもある

本作のディティールに大きく貢献しているのが判る。

 

映画館であれば、この辺りは大きな音の音響の

力を借りて助長するところだが、再生環境で音が

余りに頼りにならない場合は、画質を向上させれば

些細な表現の代用に足りうることが良く理解出来た。

 

う~~む、、、4K UHDでドラマを観るのは悪く無い。

 

しかし、カット構成は長く使って貰った方が良い。

なんせ画1枚1枚の情報が多いので、1枚の画を

隅々迄舐める様に見回せた方が、ドラマの細部に

入り込みやすい事も判った。

 

試しにDVDと見比べてみると最早見る気も失せる

位にしょぼく見えてしまう。

 

なるほどねぇ、、、研究って必要だよな。