マトリックス レザレクションズ  2021年  アメリカ  148分  ★★ | 新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

映画が大好き。都内千代田区在住です。

評価は5段階で
★★★★★ 最高! 面白い! もう1回見たい!
★★★★  オススメ 見ておくべき1本です
★★★   普通かな? 見て損はない
★★    うーん、ちょっと微妙かな?
★     つまらん

原題: The Matrix Resurrections
ラナ・ウォシャウスキー監督作品。
1作目の「マトリックス」(1999年)は映画史に残るエポックメイキングな作品で、その後の映画に多大な影響を与えたことは今更説明するまでもないだろう。
その後、その後「マトリックス リローデッド」と「マトリックス レボリューションズ」(共に2003年)が公開され、3部作として完結したかに思えたが、今回18年ぶりの新作として本作が公開された。

トーマス・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は『マトリックス』というゲームのデザイナーとして知られている。メンタルを病んでいて精神科にかかっており、薬が手放せない。ある日彼はカフェでティファニー(キャリー=アン・モス)という女性と出会ったのだが・・
これ以上のあらすじは長くなるしネタバレになるので省略する。

3部作を鑑賞していることが前提となる。エージェントとは何か?とか、青いピルと赤いピルの役割、そしてそもそもマトリックスとは何か?という基本知識を知っていないと話がよく理解できないだろう。
3部作の正統な後継となる作品で、トーマス・アンダーソンことネオはキアヌ・リーブスが、ティファニーことトリニティはキャリー=アン・モスがそれぞれ演じているが、もう1人の主要キャラであったモーフィアスを演じたローレンス・フィッシュバーンは出ていない。さらに言うと、サングラス姿の『エージェント・スミス』を演じたヒューゴ・ウィーヴィングが出ないのも寂しい。ある意味彼こそが「マトリックス」の顔だったから。

当たり前のことだが、ネオもトリニティも加齢による劣化が顕著。したがって主人公のかっこいいビジュアルを楽しむことは出来ない。またかつて一世を風靡したアクションシーンも特に観るべきものはない。20年前と違って、今はこういう映画が多いから。

ストーリーはよく練ったというべきなのだろうが、面白さという点では疑問。尺も長いので、後半は観ていてウトウトしてしまった。

エンドクレジットの最後に映像があるので、最後まで席を立たないように。