マスカレード・ナイト  2021年  日本  129分  ★ | 新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

映画が大好き。都内千代田区在住です。

評価は5段階で
★★★★★ 最高! 面白い! もう1回見たい!
★★★★  オススメ 見ておくべき1本です
★★★   普通かな? 見て損はない
★★    うーん、ちょっと微妙かな?
★     つまらん

 

「マスカレード・ホテル」(2019年)の続編。原作は東野圭吾。

東京練馬で猟奇的な殺人事件が発生。その捜査本部に「犯人は大晦日の夜にホテルで行われる『マスカレード・ナイト』というパーティに現れる」という匿名のFAXが届く。
警視庁の刑事、新田(木村拓哉)ら一行は舞台となるホテルへ。前回同様ホテルマンに変装して捜査を進める。前回の事件で図らずも新田とタッグを組んだ山岸尚美(長澤まさみ)は今回はコンシェルジュになっていた。マスカレードナイトの開始時刻23時は刻々と迫るのだったが・・

ただただつまらなかった。前作も★1つと酷評したが今回も同様に★1つとさせていただく。同じ★1つでも、前作の方がまだマシだったかもしれない。
豪華キャストでかなりの製作費をかけているにも関わらず、こんな出来ではもったいない話である。脚本も演出も納得できないし、ミステリーとしても話に無理があり過ぎ。ネタバレになるから詳しく書けないが、犯人が誰なのか?など途中からどうでもよくなってしまった。

撮影はコロナ前にされたのだろうが、肝心のマスカレード(仮面舞踏会)のシーンに失笑を禁じ得ない。ホテルの宴会場に仮面をつけた来場者が数百人。超密状態。もちろんマスクもしないで。コロナ時代の今となっては、このシーンに強烈な違和感を持ってしまう。これが作品を一段とつまらないものにしている。

木村拓哉も歳を重ねてしまい、「無理してる感」が伝わってくるし、長澤まさみも目元のしわが妙に目立ってしまい、年齢を感じさせた。共に痛々しさを感じてしまった。

上映時間は129分とそこそこ長いし、数多い登場人物がきちんと描き分けられていないので、観ていて妙に疲れる。劇場版ではなく、TVドラマにして、前後編にした方がいいのではなかろうか?