新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

新作映画の評価 どれを観ようか? ネタバレなし

映画が大好き。都内千代田区在住です。

評価は5段階で
★★★★★ 最高! 面白い! もう1回見たい!
★★★★  オススメ 見ておくべき1本です
★★★   普通かな? 見て損はない
★★    うーん、ちょっと微妙かな?
★     つまらん

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待ちに待ったあのトップガンの続編である。

批評家からの評判はすこぶる良く、興行的にも大ヒットしているが、なるほど期待通りの面白さで大満足!

午前中の回だったのだが、ほぼ満席。


前作は青春映画の大傑作だったが、今回はバトルシーンがかなり多く、アクション映画・戦争映画としての性格も強い。


トム・クルーズは59歳だそうだが、今でも充分カッコいい❗️

本当ならCGを活用してもっと若いビジュアルも可能なのだろうが、あえてそういうことをせず、自然に歳をとった感じが好ましい。


オープニング。あのDanger Zoneの曲をバックに空母から飛び立つ戦闘機のシーンは思わず鳥肌が立った。またカワサキの大型バイク🏍でマーヴェリックが疾走するシーンにも感激❗️


ストーリー的には、前作で訓練中の事故で死んでしまった同僚グースの息子ルースター(マイルズ・テラー)との葛藤がメインに据えられている。

もちろん恋愛要素も入っていて、マーヴェリックのお相手はペニー(ジェニファー・コネリー)。なかなか良い感じの熟年カップルであった🤭


特筆すべきはかつての同僚アイスマン(ヴァル・キルマー)。末期癌でほとんど声も出せない状態なのだが、マーヴェリックと旧交を温める。このシーンが泣かせるのだ。このヴァル・キルマーの演技によって一段と味わい深い作品になっている。


ドラマの部分と戦闘の部分のミックスもちょうどいい感じ。テンポよく話が進んで、あっという間に終わってしまった。本当はもう少し観ていたかった。実によくできた脚本である。


前作へのオマージュも随所に見られるが、一番嬉しかったのは、前作の搭乗機であるF14トムキャットの活躍シーンが用意されていること。


作品の完成度という点では前作を超えていて、大ヒット作品の続編としては最も成功した一本である事は間違いないだろう。もう一回観たいな^_^




原題:The Batmanマット・リーヴスの監督、脚本になる新しいバットマン映画。
バットマン=ブルース・ウェインを演じるのは「TENET」での好演が光ったロバート・パティンソン。
舞台はいつものゴッサムシティ。市長が殺害される事件が発生。容疑者は現場に手がかりの謎解きを残すリドラーと名乗るサイコキラー。バットマン=ブルース・ウェイン(ロバート・パティンソン)は盟友のジェームズ・ゴードン警部補(ジェフリー・ライト)と共にリドラーを追うのだったが・・
ゴッサムシティ、ブルースの生い立ち、執事のアルフレッド、闇夜に浮かぶバットシグナル、リドラー、ペンギン、キャットウーマンといった「バットマンの世界のお約束」については特に説明されない。観客はそれらを当然知っているという前提に立っているわけだ。ちなみに敵役のリドラーはかつて「バットマン フォーエヴァー」(1995年)でジム・キャリーが演じた役。「バットマン フォーエヴァー」はコミックの世界をそのまま映像化したような作品で、世間一般の評価は今一つではあるが、僕の大好きな作品。
今回のバットマン=ブルースはまだ30歳の若さという設定。まだ経験2年の駆け出しなのである。とにかく終始「苦悩するヒーロー」という感じで、感情移入がしづらいかもしれない。
ランニングタイムは実に175分。最近は映画(洋画)の長尺化が顕著だが、さすがに3時間ともなると「トイレの問題」が出てくる。事前に水分を控えたり等の配慮が必要になってくる。また年長者は最後までもたず途中でトイレに立たなくてはならないこともあるだろう。もちろんただ長いだけではなく、脚本も練られているので、退屈はしないし、見応えという点では満足できる。
ストーリーも画面もとにかく暗いのが本作の特長。話が暗いのはいいとして、画面の暗さは正直目が痛くなってくるほどだ。物語の大半のシーンが夜でしかも雨ときている。「ブレードランナー」かと思ってしまう。シリアス路線を推し進めた結果ということなのだろうが、「長くして暗くすれば(話も画面も)大作映画である」と思っているのだとしたら、作り手側の勘違いと言わざるを得ない。
ヒロインのキャットウーマンを演じるのはゾーイ・クラヴィッツ。バットマンとのちょっとしたラブシーンもある。
アメリカでの本作の評判は上々で、あの「ダークナイト」に匹敵すると言う評価を得ているらしいが、僕からするとそれは褒めすぎ。やはり「ダークナイト」に比べるとかなり落ちると思う。興行成績も良いらしいので、ロバート・パティンソンのバットマン映画は次も製作されるはず。
今度こそ悪役にジョーカーが出るのだろうか?


アガサ・クリスティー原作。1978年にもジョン・ギラーミン監督で映画化されている。2017年の「オリエント急行殺人事件」の続編という位置づけで、監督と主演は同様にケネス・ブラナーが務める。

 

舞台は1937年のロンドン。あるナイトクラブで大富豪の女性リネット(ガル・ガドット)はサイモン・ドイルアーミー・ハマー)と出会い、結婚する。新婚旅行先はエジプト。だが、サイモンにはジャッキー(エマ・マッキー)という婚約者がいたため結果的に略奪婚となってしまった。そのジャッキーはエジプトまでやって来て二人を付け回すのだった。

そしてナイル川をクルーズする船上で殺人事件が起きる。名探偵ポアロの推理はいかに?

 

前作の「オリエント急行」の方が楽しめた。あれが面白かったので、本作への期待が大きかったのだが、やや裏切られた感じだ。

 

本編に入る前に、エルキュール・ポアロ(ケネス・ブラナー)の過去が描かれる。第一次大戦に従軍していた時のエピソードである。トレードマークとなっている口髭の由来もわかる。

 

全体的な構成にやや難があると思った。冒頭のポアロの過去はまあいいとして、その後のナイトクラブのシーンが妙に長い。ま、これも伏線と思えばいいのかもしれないが・・

舞台がエジプトになってからも、話の進みがまだるっこしい感じ。ランニングタイムは2時間7分と普通なのだが、長く感じるのはそのためか?

 

船上で殺人事件が発生し、ポアロが犯人を言い当てるまでは、1時間くらいではないかと思う。それ以外の部分を膨らませて、肝心の推理部分を端折っている感じなので、バランスが悪いのだ。ポアロの舌鋒の鋭さよりも慌ただしさが気になってしまった。

 

金が掛かっていることは間違いなく、美術関係は見事。あのクルーズ船は何と実物大のセットを製作したというから大したものだ。

 

あとこれは「オリエント急行~」の時にも感じたことだが、ケネス・ブラナーが監督と主演を兼ねているので、必要以上にポアロをかっこよく描き過ぎているのが気になる。クリスティーの原作におけるポアロは風采の上がらない小男なので、この点で違和感がある。