オススメ新作(※ネタバレあり)
サッシャ・カジェが素晴らしい。
とにかく。
サッシャ・カジェが素晴らしいのだ。
誰って?
今作でスーパーガールを演じた女優さんです。
…あ、この映画の主役はフラッシュ=バリー・アレンです。
『THE FLASH』
[邦題:ザ・フラッシュ]
(2023)
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■全体評
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彼女の魅力がかなり映画の魅力に直結してると、個人的には思ったくらい。
歴代金髪ロングのビジュアルが主流のキャラクターに、このオリエンタルさも感じる女優さんをキャスティングした製作陣がすごい。
監督の観る目がすごいですねぇ。
ボーイッシュな感じとレディな感じというか艶っぽさもあり、それらのバランスがなんとも絶妙です。
惚れました。
格好良さと少年っぽさだけでなく、例えばこのシーン。
もはや神々しさを感じました。
クールな感じと激情型の発散シーンのギャップも良き…!
「What did you dooooooooo!!!!」
今作以降出番なさそうなのがすごく悔しい…。
なんとか再演をば。
ムスキエティ監督、新たなDCEU内におけるバットマンシリーズの監督就任されたとのことで、何卒。
否、ワーナーさん何卒、か。
最近いろんな選択を誤ってるので、彼女を手放したりしないよう何卒。
あとは、やっぱりラストのアノ人ねw
ずるいわぁぁぉぉぁw
あれ予想できた人いないでしょ!w
マイケルキートンのバットマン再演は特にサプライズではなく、プロモーションの中でも宣伝の軸になっていたものの、いやー、乳首バットマン(の中の人)を再度スクリーンで観ることができるなんてw
「・・ブ、ブルース?!マジか!!!」
ただ、バットマンの再演も含めて「映画の外側」として、サプライズとしての楽しさはありつつ、マルチバースを盛り上げる記号以上にはなれていない感は否めず。
エンタメ界にマルチバース導入と聞いた時はワクワクしてましたが、口火を切った『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』以降、うまく機能してない気がしてました。
本作も同様です。
あ、映画自体はもちろん面白いです。
この映画が悪いというよりは、TheRiverのインタビューにマイケル・シャノンが語ってる内容が言い得て妙だと。
※記事リンク
繰り返しますが、今作、映画自体はとても面白いです。
ただ、『ダークナイト』以来の最高点という前評判は…「え?それまでやっぱりDCEUの点数低すぎたのでは?」という気持ちが湧いてしまうのも正直なところw
その前評判がなければ、もっと純粋にこの作品を楽しめたかもしれません。
結構ユーモアたっぷりでクスッと笑える箇所がたくさんあり、アクションでワクワクし、悲劇的なストーリーの側面に気持ちを持っていかれ、クリフハンガーに興奮する。
これって娯楽作品の王道ですよね。
これはトム・クルーズも褒めるわけだわ、と思える仕上がりです。
冒頭のアクションシークエンスも結構好きです。
冒頭のバリーのコメディシーン@お店からの超高速救助シーン、その後のバットマンとの共闘とワンダーウーマンとの再会、冒頭から王道な感じのヒーローアクションでした。
世間的にはコケた作品の烙印を押されてしまいましたが、作品の質は高いのでそこがしっかり評価されて、この座組みでのフラッシュの世界観が繋がっていってほしいと思います。
そして、仮にこのフラッシュが頓挫してしまったとしても……スーパーガールは何卒!サッシャ・カジェ再演で!
「えっと・・・彼女のことね、よろしくね」
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■『ザ・フラッシュ』あらすじ
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地上最速のヒーロー、フラッシュことバリー・アレンは、そのスピードで時間をも超越し、幼いころに亡くした母と無実の罪を着せられた父を救おうと、過去にさかのぼって歴史を改変してしまう。
そして、バリーと母と父が家族3人で幸せに暮らす世界にたどり着くが、その世界にはスーパーマンやワンダーウーマン、アクアマンは存在せず、バットマンは全くの別人になっていた。
さらに、かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍が大軍を率いて襲来し、地球植民地化を始めたことから、フラッシュは別人のバットマンや女性ヒーローのスーパーガールとともに世界を元に戻し、人々を救おうとするが……。
(映画『ザ・フラッシュ』公式サイトより)
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■予告編
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