さて「AMG Driving Academy Advanced in Sweden」も3日目になり最終日となった。
9時にトランスポーターに乗りこみガレージに向かうのだが、天気は生憎の曇り空だった。
日差しも覆い尽くすほどの分厚い雲に覆われて、午後からは雪が降る天気予報だ。
今朝は陽が出ていない関係で、気温もグッと下がり-10度位だろうか刺すほどの寒さです。
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ガレージに到着して今日は、初日に乗ったA45 4MATIC PETRONASに乗りこむ事になった。
このクルマはメルセデスベンツ初の2,0リッターのFF(前輪駆動)のクルマに、AMG社が開発した2.0リッターDOHC直列4気筒直噴ターボエンジンM133を搭載し、量産4気筒ターボとしては世界一パワフルなエンジンとして、最高出力360PS最大トルク450Nmをマークする。
新開発の4MATICを搭載し、前後トルク配分を連続的に可変できるシステムが加わった。
電動油圧制御式のマルチディスククラッチによって、前後トルク配分を100:0 ~50:50 の間で連続的に変化させ、トラクションを最大化させながら俊敏かつ安全、さらに高効率な走行を可能とする。
初日は余り余裕はなかったのだが、午前中までこのクルマを振り回し楽しむ事にした。
A45 4MATICは前後トルク配分を必要に応じて連続的に変化させることができるため、路面状況やドライビングスタイルに応じて、常に最適な車両操縦性や走行安定性を確保できる。
要はリアが滑りだすと、自動的に後輪に駆動を伝えるシステムがある事で、このようなアイスバーンでも安全にドライブが出来るのだが、ショートホイルベースなのでピーキーさもあると予想する。
SLS AMG譲りのスピードシフトDCT(デュアル・クラッチ・テクノロジー)を採用。
エンジンの動力をギアに伝えるトルクコンバータに代わり、湿式多板クラッチを装備することにより、マニュアルトランスミッションのようなダイレクト感と、スピーディなシフトチェンジを実現する。
これがまた非常に良くできたシフトで、4台中一番クイックなボーイズレーサーでもある。
また、F1テクノロジーを受け継ぐレーススタート機能を搭載しており、左右のパドルを同時に引くことで起動し、発進時のエンジン回転数を自動制御することでトラクションを最大化し、驚異的な発進加速を得られるのが特徴だ。
AMG専用セッティングのスプリング、ショックアブソーバー、ダンパー、より大型のスタビライザーを備え、高速コーナリング時のロールを抑える効果があるのだが非常に宜しいですね。
強い横G がかかった場合にもロールの少ないセッティングとなっており、ダイナミックなスポーツ走行が愉しめます。
乗り心地が悪いのかと言うと、そうでもなく少し硬い程度で乗り心地も非常に良いですね!
センターコンソールのESPの切り替えで「ESP ON」、「ESP SPORT Handling」、「ESP OFF」の3 つのモードを切り替えることが可能である。
全て一般道の移動には「ESP ON」なのだが、サーキット走行では「ESP OFF」にして走行する。
「Nurburgringコース」に似せた狭いコースを、今回は豪快に雪を蹴散らし走ります。
このクルマが氷上では、素晴らしい走りをするのだが運転にチョッとコツがある。
基本はブレーキを踏む以外アクセルから足を離さず、前後の重心移動だけでクルマの姿勢を変えるのが早く走るコツなのだが、他の生徒さん達は難しいクルマだったかもしれませんね。
昼飯を食べてから次のクルマ、2シーターのショートホイルベースのSLK 55 AMGだった。
圧倒的なハイパワーのAMGが独自に開発した5.5リッターV型8気筒直噴エンジンを採用。
最高出力422PS、最大トルク55.1kg・mを発生し、パワーもレスポンスも大幅に改良された新型だ。
こちらも他のAMGと同様、従来のAMGスピードシフトから伝達効率とレスポンスをさらに向上させた7速A/T「AMG SPEED SHIFT PLUS」を搭載していてクイックで良いですね。
強化されたスプリングと優れた減衰力特性を持つショックアブソーバーを採用したAMGスポーツサスペンションに、舵角に応じてギア比を変化させるダイレクトステアリング、オーバーステアを修正してライントレース性能を高めるトルクベクトリングブレーキの組み合わせにより、レスポンスと正確性が際立つハンドリングを実現できる。
しかし、ショートホイルベース故に、パワーの掛け方を謝るとアンダーステアーになってしまう。
そんな時は1回アクセルをポンと踏みこむと、急激にリアタイヤに駆動が掛かるので、それを切っ掛けにしてアクセルとカウンターを中ててコーナー出口まで綺麗なドリフトが決まるのだ!
しかし、コーナー進入速度が早いとそんな踏ん張りも効かずコースアウトしてしまう。
かなり難しいクルマだが、女性と同じ「ジャジャ娘を扱えるようじゃないと男じゃない!」のだが、他人より進入速度が速いと、コースアウトするとトンデモナイ程、奥までスタックしてしまう。
皆で押そうとビクともしないので、今回4回目のG63の救出して頂かないと出ませんね。
しかしまぁ~今回4回もコースアウトするとは情けない自分に悩んでしまった。
諦めモードでクルマを降りると、チームのインストラクターでもあるA・Jが私の肩を抱いてくれて「OK! OK! SUKASAN!」と言って慰めてくれたのには有難かったです。
そして何より、今回の通訳でもあるノーマンさんの同時通訳程の早さで日本語で、インカムから指示が伝わってきて非常に助かったし、レスポンス良かったでしたね!
今日は、参加者全員でタイムアタックもあるので、気を引き締めて迎え討つ構えなのだった!
しかし、今回の参加者はレベルが高く、非常に高度なドライビングをするメンバーが揃っている。
オーバルコースでのタイムアタックと、ドリフトの華麗さと完璧さを争う競技となる。
しかし、本番に弱い私だったのだが、案の定総合順位は12位で終わってしまった、、、
結果として1位に輝いた方は、20番のクルマの若者でレースを現役でこなしてる少年でしたね。
最後は皆さんで合同写真を撮り、ロッジに帰り表彰になり終了した。
このような氷上トレーニングは、日本で行う事が難しいですね。
次回も参加できればリベンジしたいです!
今回のSLK 55 AMGには、ビデオカメラとGセンサーが内蔵されていて、データーロガーで収録して、後からどんな運転をしていたのかプレイバックが出来るシステムが搭載されていた。
後から見るとアクセルの開閉が荒く、無駄な走りをしている事が分かりますが、先行のクルマが遅いしスタックしてるクルマがあった関係で、マトモニ1周収録が出来ていませんでしたね^^;:
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