№47
日付:2023/12/30
タイトル:ゴジラ-1.0
監督・脚本:山崎貴
劇場名:小田原コロナシネマワールド SCREEN7
パンフレット:あり(購入済)
評価:6.5

 

こちらの作品はできればIMAXのような大画面で再見したかったがこの時期叶わず。代わりにめちゃ前の方の座席で観賞。

こちらも全米映画ランキングの12月第1週から3位、3位、4位、9位と4週連続でTOP10圏内をキープ。ゴジラの生みの親である日本国民の1人として、これこそが真の"GODZILLA"なのだと溜飲が下がる思いです。

 

ただ個人的な感想としては、やはり物足りなさが残る。

ゴジラ(というか怪獣)映画の醍醐味は“破壊”にこそあるのですが、今回敗戦直後の日本を舞台にした事で、つまりは焦土と化した日本を舞台にした事で、そもそも破壊する対象物が存在していない。戦火を逃れた銀座の一部を粉砕するだけではカタルシスを生もうにも全然物足りんのです。再び上陸し山林を進むその姿も、かつての「予算の都合」で仕方なく選ばれた舞台と何が違うのか、判らなかった。

そして改めて違和感を覚えたのが、そのクライマックス。

多くの同胞を蹂躙した謎の巨大生物を葬り去る事に成功した元海兵達が揃いも揃って沈みゆくゴジラに敬礼(=敬って礼をする)をする理由は何なのか、1964年生まれの監督の意図を訊いてみたくもなりました。