№13
日付:1986/8/15
タイトル:ラビリンス/魔王の迷宮 | LABYRINTH
監督:Jim Henson
劇場名:福岡東宝(閉館)
パンフレット:あり(\400)
評価:-
就活真っ最中の夏休み、親のコネを頼ろうと一時帰省した際に、会社訪問の合間を縫って観に行った作品。そんな調子だから、どこの会社にも引っ掛からなかった。
デビッド・ボウイが主演?だったくらいしか覚えていません。
2023年12月1日
WOWOWシネマ放送(2015/10/8)分を鑑賞。
製作総指揮にジョージ・ルーカスの名が。なんだか昔のゲーム機の映像を観ているかのような、時代を感じるオープニングの映像。
継母との諍いが絶えず反抗的な日々を送る少女サラ(ジェニファー・コネリー)が、D.ボウイ扮する魔王ジャレスにさらわれた弟を取り返すべく異界の城を目指す物語。
城の周りに巡らされた迷路にひとり飛び込んだサラは、その先々で出会うクリーチャーたちをお供に、様々な妨害工作に遭いながらもお城を目指すのですが、彼女が迷路の入り口に立つ辺りから何度も睡魔に襲われてしまった。
パンフレットのイントロダクションには「G.ルーカスの最新<<SFXファンタジー・アドベンチャー>>」と謳っていましたが、今となってはSFXの限界とVFXに置き換わった理由が良く判る。子供向け冒険小説的ストーリー展開に加え、人形の動きもトラップの数々も、もはや子供向けでも通用しない感じです。
この作品以前に撮られたスター・ウォーズの初期三部作なんかは、その後色んな化粧直しを施したおかげで見違えていますが、1980年代前半の特撮はこんなレベルだった事を再認識させてくれる。
監督のジム・ヘンソンは「セサミストリート」に登場するマペットの生みの親なのだそうで、本作に登場するクリーチャーの数々もその延長線上にある。「グレムリン」を再見した際にも感じましたが、デジタル技術の進化の前にもはや絶滅危惧種状態に思える。余談ですが、allcinemaでは3人の監督名がクレジットされているのだけれど、劇中のクレジットはジム・ヘンソンのみ。謎です。
ヒロインのジェニファー・コネリーは、若かりし頃の一色紗英ちゃんみたいに美しく可愛い。この当時日本でも人気がありましたが、「トップガン マーヴェリック」で変わらぬ美貌を披露している。
空想好きのサラの夢物語?といった体で終わるのかと思いきや。陽気なエンディングに笑ってしまった。D.ボウイ様の歌は劇中含めたっぷりと聴く事が出来ました。
パンフレット
・イントロダクション
・デビッド・ボウイ/ジェニファー・コネリー
・クリーチャーズ
・フィルム・メーカーズ
・物語
・パペティアとアニマトロニクスが生命を与えた<迷宮>のクリーチャーたち
パペティア=人形遣い
アニマトロニクス=生物を模したロボットを使って撮影する技術。本作のホグルや、グレムリンの顔の表情なんかが該当
・D.ボウイ インタビュー
・対談“ラビリンス” すべてはジェニファーに円環する 滝本誠
・プロダクション・ノート
・クレジット