№50
日付:1984/12/21
タイトル:グレムリン | GREMLINS
監督:Joe Dante
劇場名:丸の内ピカデリー1
パンフレット:あり(\500)
評価:-

 

大学2年の年末に観に行った作品。なんでわざわざ普段利用しない丸の内ピカデリー?と思ったら、この年の10月に有楽町マリオンが開業していた。

監督のジョー・ダンテはこの年「トワイライトゾーン」なんかも公開していたので、勢いのあった頃。正月映画として公開された本作は、たしかX'masのお話だったような。所謂寓話物だった覚えがあります。

 

2023年2月23日

NHK BSプレミアムシネマ放送(2017/11/28)分を鑑賞。

"Steven Spielberg Presents"のテロップで始まる本作(だから観に行ったのでしょうね)。とある田舎町を舞台に、欠陥品ばかり作り続ける発明家の父親が、息子へのX'masプレゼントに持ち帰った謎の生物“モグワイ”がもたらす大騒動。飼うにあたって必ず守らなければならない約束事を疎かにした事で、町中に災厄が訪れる。

小動物のようなギズモから生まれる素行不良な分身は、やがて人間が目を離した隙に凶悪な“グレムリン”に成長し、人間社会に襲い掛かる。まだC.G.による表現が確立していない当時の映像はどこか微笑ましくもありますが、延々と続くグレムリン達の悪ふざけは当時も今も少々大人には退屈。一方で、グレムリンの始末のされ方はなかなかにグロいので、子供向けというわけでもない(もっとグロかった「ダンテ」版を、スピルバーグがこれでもファミリー向けにとかなり緩和したのだそうです)。

 

愚かな西洋人の手に負える生き物ではなかったモグワイですが、続編が出来ているという事は、同じ過ちを再び繰り返したのでしょうかね?(未見)

 

守銭奴の老婦人やいけ好かないエリート気取りの同僚に対してうだつの上がらないのび太君のような主人公ビリーに好意を寄せるケイト役を演じるフィービー・ケイツがまぁ可愛い事!

今はどうしているのかと調べたら、2001年の作品を最後に俳優活動からは退いている模様。1963年生まれの彼女は、1989年には結婚もしていた。

 

 

 

 

ラブラブ

 

エリート気取りの同僚はどこかで見た顔だと思ったら、「ビバリーヒルズ・コップ」の刑事役だった。

この人、「初体験/リッジモント・ハイ」(未見)でフィービー・ケイツとも共演していた。

 

パンフレット表

パンフレット裏

パンフレットでは「『グレムリン』雑学あれこれ集」と題して、作り手サイドの遊び心について色々と紹介してくれていた。その中から2つだけ紹介すると、

①映画の冒頭、チャイナタウンでのシーン

ビリーの父親と少年が被っている帽子は、直前に公開された「インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説」を連想させる。これ以外にもラジオ番組の看板なんかも明らかにパロっていました。

 

 

②ビリーが徒歩で職場に向かうシーン

通り過ぎる映画館で上映中のタイトル「A BOYS LIFE」は「E.T.」の当初の題名。「WATCH THE SKIES」は「未知との遭遇」の当初の題名でもあり、スピルバーグがお気に入りの「遊星よりの物体X」の中のセリフとの事。

 

 

前売りチケット半券