色んな箱やら缶やらも大量に出てきた“不用品処理”。
もう、「えい、やっ!」で捨てまくり。
出てきた箱の中の1つに、30年以上前に行った、中国旅行のものが。
当時見ていたパンフレットも出てきた。
この頃の中国旅行はまだ自由に見て回れず、必ず現地の添乗員とのグループ行動だった。
20代のはじめの頃で、アタクシは友人と一緒に10人のツアーに参加。
行ったのは上海&北京。 今ぐらいの初夏の季節。
今の中国とは全く違う頃ね。 何しろ天安門事件よりももっと前だったから。
北京では万里の長城にも行ったけれど、北京からバスで片道5時間くらいかかったと思う。
勾配のきつい「若者コース」と、緩い「老人コース」があり、迷わず「老人コース」を選択^^;
泊まったのは、上海も北京も外資(米)のホテルだったので快適。
( 左のほうは、中華民航の食事で出た調味料とか。 スチュワーデスとか全く愛想がなくて驚いた )
上海で泊まったシェラトンは、窓を開けるとすぐ前が大きな団地で、多くの住民が窓からコチラを見ていてギョッとした(笑);
心配していたトイレも、観光地でもそう困ることはなかった。
それより、日本みたいにそこら中に自販機があるワケじゃないので、すぐに冷たい飲み物が買えなかったのが少々不便だった。
ジュース売りの小さな屋台があったけれど、常温の甘-いオレンジジュースばかり。
その分、食事時に必ず出た青島(チンタオ)ビールがかなり美味しく感じたワ。
そもそもなぜ中国旅行に?、って当時もよく訊かれたけれど、本場の中華料理が食べたかったのと、よくCMで流れていた風景(桂林)に惹かれたから。
そして、パンダを見たい!、って程度のもの。
肝心のパンダは、上海の動物園でチラッと後ろ姿を見たのみ。
今と違って、当時のデパートには余り品物はなく、買って来たのもこんな民芸品ぽいものばかり。
刺繍のハンカチや小物類、パンダのついたものもお土産でいっぱい買った。
こーゆーのは箱に入れてずーーっととってあったから、もう黄ばんでるね。
伝統工芸の両面刺繍の置物や、小さな絨毯(敷物)、象牙のアクセサリー。
そして、ウーロン茶じゃなくて、現地でよく飲まれていると聞いたロンジン茶の葉とかも。
今回、箱の中からこんな色紙みたいなものも出てきた。
買ったのか貰ったのか覚えていないけれど、見てギョッとしたワ。
鍾馗さま!
日本では端午の節句でおなじみだけれど、天中辟邪。 疫病除け、魔除けの神様ね。
しかもその鍾馗さまの頭上に飛んでいるのは、コウモリ・・・!
偶然にしろ、世界中が今この状況の中、中国の疫病除けの神、コウモリ・・・って。
すぐに額に入れて玄関に飾りましたワ。