『ハロルドとモード 少年は虹を渡る』 70年代アメリカ映画伝説 | CINEMAな毎日

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「ZIGGY FILMS 70s」 アメリカン・ニューシネマの傑作映画を連続公開するプロジェクト。

詳細が載っている 【公式サイト】 です。


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歳の差60歳。 少年(19歳)と老女(79歳)の恋愛?

ファンタジックなコメディかと思っていましたが、これが結構感動的な内容でした。


「死」に囚われ、問題行動ばかり起こしていた少年ハロルド。

反対に、無邪気で行動力があり、「生」を謳歌しているような老女モード。

この真逆な2人が、意外にも共通の趣味で出会い、2人がごく自然に惹かれ合ってゆく様子には、一緒になって高揚感を覚えました。


2人でいれば幸せ。 楽しい!

そんな時、一人である計画を実行してしまったモードの行動の訳が理解出来ないハロルド。

しかし、偶然見てしまったモードの腕の刺青で、今は明るい彼女の過去を知る・・。


ハロルドの「再生」を感じるラストシーンに、「希望」を見た気がー。

少年はその後、どんな大人になったのかとても気になります。


おととし、浅丘ルリ子&西島隆弘(AAA)コンビで、舞台上演されたようです。



同時公開の『バード★シット』
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はい、その名の通り「鳥のフン」です。


空を飛びたい青年、彼を巡る個性的過ぎる人々、謎の連続殺人事件、アストロドーム・・・。

その場面その場面は面白いのですが、私では全体的に観ても「?」な感じ。

正直コッチを楽しみにしてたのですけど。



両作品とも、「アメリカン・ニューシネマ」 が作られた当時(60年代後半~70年代)のアメリカの社会事情に詳しいと、より楽しめるでしょうね。

それでも今後も、他の作品をリバイバル上映していって欲しいです!