感動のスピーチ | ビバ★ネブラスカ生活

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アメリカ中西部に生息する普通の主婦の普通のレポート?!


今 深夜の二時を過ぎたところです

本当は 今日の為に眠りたいんですけど

さっき 隊長から聞いた事を

どうしても 今 記事にしたくなりました


今日 ロザリーと呼ばれるお別れ会のようなものがありました

義理の母の友人や親戚が集い

生前の母について いろいろと話す場でした


丁度 私が夕食の準備のために

三ブロックほど離れた義理の両親の家にいた時

何人かがスピーチをしたそうです

そして その中に ロンおじさんがいました


ロンおじさんについては

何度も記事にしていますが
 
http://ameblo.jp/cindycat/entry-10605395407.html

今月の21日に77歳の誕生日を迎えたおじさんは

五歳の時に高熱の為 急性脳症になり

それからずーっと 知能が五歳くらいです


そのロンおじさんのスピーチに

みんなが涙したのだそうです


私は いろいろな内容の記事を書いています

そして 私が忘れたくない出来事についても

書くようにしています


隊長から聞いたロンおじさんのスピーチが

あまりにも 素敵なので

今 書き留めておきたくなりました


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僕は 少し ペギーについて 話がしたいです

ペギーは 僕の弟と結婚し

いつも ニコニコと優しくて 親切で

クリスマスや誕生会やサンクスギビングに

たくさんの美味しい物を作ってくれた

ターキー

スタッフィング

ハムの料理

ブラウニー

パイ・・・


パイは 特に美味しかった


ペギー 僕たちは寂しくなるよ

愛してるよ

ありがとう


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ロンおじさんは ゆっくりと時々言葉を詰まらせながら

このような内容の事を話したそうです

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ロンおじさんの両親

つまり 隊長の祖父母の他界の時

周りの人たちは ロンおじさんに その事を伝えなかったのだそうです


それで ロンおじさんはね

とても 怒って 

自分の弟である 私の義理父に

“ 母さんが死んだんだろ

なんで 隠すんだ‼

僕だって ちゃんと解るんだぞ

僕は君の兄貴だろ?? 

どうして 僕に教えてくれないんだ‼ ”


と義理の父に言ったんだそうです


だからね

今回 義理の母・ペギーが他界した時

義理の父は すぐに ロンおじさんが住んでいる

老人ホームに電話して 伝えたんだって


そしたら ロンおじさんがね


“ すぐに教えてくれて ありがとう ”

そう言ったそうです


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ロンおじさんは ほとんど人と話さないし

ただ いつも ニコニコとしていて

彼が怒ったのは 自分の母と父の死を

隠されていた時だけ

彼の人生で二度だけ


そして 今日のスピーチの時も

泣くことなく 淡々とペギーへの感謝の気持ちを語ったそうです


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私たちとは少し違う世界に住んでいるロンおじさん

そして 老人ホームに住んでいるおじさんを

家族のいろいろな行事や旅行に

いつも 連れ出す義理の父と

それをいつも快く支えた母


ロンおじさんは ちゃんと解っているんだなって

素敵な心を持っているんだなって

改めて そう思った出来事でした


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今日の記事は 少し 理解しずらいですね

私が経験した事ではなく 又聞きの話しですから・・・


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このスピーチを私は生で聞きたかった

みんな ロンおじさんがスピーチするとは思っていなかった

みんなが驚いて そして 感動して 泣いた

私がその場にいたら

きっと 大声で号泣してたと思うから

居なくて 良かったのかもしれない




                           アメリカ・セントラル時間 2012/7/24