整形したんじゃないけれど | ビバ★ネブラスカ生活

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アメリカ中西部に生息する普通の主婦の普通のレポート?!

みなさん こんにちわ


ここ数日 じみーに降り続いた雪で


気が付けば 綺麗な銀世界になっている ネブラスカです



少し前から 今日書くネタについて カミングアウトしようと思っていましたが


ちょうどいい ブログネタを見つけたので


今日は この事について 書きたいと思います




自分を太らせる食べ物3つあげて! ブログネタ:【アメーバピグ】みんなは、どんな目もとが好き?? 参加中

本文はここから


私は 子供の頃から 外見にコンプレックスがありました

コンプレックスって たぶん 誰でも 持っているものですよね

人によっては 歳をとるたびに コンプレックスが大きくなる人も居るでしょうし

違う コンプレックス。。例えば 白髪とかシワとかが加わって

さらに コンプレックスの塊になる人もいるでしょうし

私のように 歳をとる毎に 

コンプレックスがコンプレックスでなくなっていく人も居るでしょう


“ 人と比べなくていいんだ これが私なんだからって ”

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私の持っていた コンプレックス 

それは かなり細い目と太目の体でした

二重になりたくて なりたくて 

細身になりたくて なりたくて 仕方がありませんでした


だから キャンディーズだったら 絶対 みきちゃんが好きだったし

二重が可愛かった アグネスちゃんが好きでした


そして 学生の頃 『榊原郁恵に似てる』 と言われる度に

『どうせ私はデブだよ』 などと 心の中で思ったものです


そんな私に大きい転機が来たのは 22才の時でした

3ヶ月ほど 微熱が続き 

その後 5日間 右耳の耳下腺の部分が張れとともに激しく痛み

その痛みは 食事も取れないほど激しい痛みでした


そして その痛みが6日目の朝 ピタッと止った時

私の右側の顔が麻痺していました


最初に行った病院では 『ストレスからだ』 と言われ

漢方薬を処方されましたが 

結局 2週間通った後 『大きい病院でレントゲンを撮ってきてくれ』 と


私と母は話し合って 自宅から一番近い 総合病院へ行きました

脳外科の医師が まず最初に言った言葉は

『手遅れ』 と言う言葉でした

命が。。。と言うものではなく

おそらく 麻痺は回復しないだろう。。。と言われたのです


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私の顔面麻痺は ストレスからではなく

帯状疱疹が耳下腺で起こったため

顔面麻痺が起こる ベル麻痺 と言うものだと知りました


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3ヵ月半 私の右側の顔は全く動きませんでした


ある日 いつものようにバスに乗って 病院へ行く途中

何気なく 笑い顔を作ってみました

マスクの下の右側が 微かに 動いているように見えたのです

私は すぐ マスクをとって

化粧ポーチから 鏡を出して 自分のゆがんだ顔を見ました


その時 微かでしたが 右の頬が動いているのを見て

バスの中で 人目も憚らず ハラハラと泣きました


それから 本当に本当に 薄皮を剥がすように 

回復していきましたが 

通院から 7ヶ月経った頃 『もう 治療してもこれ以上望めないから。。』 と

医師から言われました


大きく麻痺が残っている顔 特に右のまぶたが全く動かず

常に 半開きのような状態が 自分を落ち込ませていました


。。。。。。。もぅ 女として 生きていけないかなぁ~。。。。。


ちょうど 周りは 結婚したり 彼氏とデートなどと 華やかな時期

親友の結婚式ですら 参加する気持ちにはなりませんでした


。。。。。。。。こんな顔で参加しても かえって迷惑だわ。。。。。。



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何をする気力も無く ただ 職場と実家との往復

化粧すらする気にならず いつも マスクを付けていた3年間

あの時の事は 今 思い出しても

ただ 生かされていただけで 自分の足で生きていたとはいえない時期でした



そんな中 その頃通っていた美容院で言われた事で

私の人生と私の顔が変わりました

『眼科へ行って相談してごらん 逆さまつげがあるなら手術できるかも』

そう言われて 最初は 手術と言う言葉に抵抗したものの

まだ 25歳だし このままの顔で生きるのは嫌だと思ったのです

もし この動かない右のまぶたが少しでも良くなれば。。。と

眼科へ行きました


『酷い逆さまつげだし このままでは角膜が傷つく
     手術をすれば 見た目も劇的に変わるから 手術したらどうか。。』 と



そして 私は 25歳のゴールデンウイークに手術を受けました

逆さまつげの手術って 整形手術の二重にする方法と 同じだったんです


埋没法??


名前は良くわかりませんが 保険が利いて 眼科で手術した という違い

まぁ 私の場合 治療ではあったのですが

こうして 私は 念願の二重を手に入れたのです


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考えてみれば 今年の5月で 新しい顔になってから 20年

手術から 10年位は まだまだ 麻痺も気になる状態で

手術した両まぶたも 麻痺のある右は 腫れぼったく

冬には 動かない右顔は 凍ったように冷たくなって。。。


でも 本当に本当に 少しずつ リハビリをしているかのように

毎日の生活の中で回復していったんですね


気づいたら 右まぶたの腫れも 気にならなくなって

やっと 自分の顔になったかなぁ~ と思えるまで

約10年間の時間がかかりました


麻痺になってから

私は人前で 笑う事 が出来ませんでした

それは 笑うと 右顔と左顔の違いが すごく目立つからでした

その曲がった顔が とても嫌だったんです


でも 今 私は自分の笑った顔が好きです

やっと 自分の笑顔が好きだなぁ~って 思えるようになりました


長かった とっても 長かった

今の私の笑顔には そんな 笑えなかった時期のいろいろな想いがある

そして やっと 自分らしい生き方 自分の居場所を見つけたと言う想いも


麻痺は まだ 私の顔に残っています

もう さすがに これ以上回復する事も無いと思います

それでも これが私の顔です

私はこの顔でこれからも生きていくんですから。。。


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