■チャックとお花見

チャック太郎とお花見に行った。
うつぼ公園は、若者のイモ洗い状態だった。

チャックと、高島屋で買った串カツと、おこわ弁当をたべて、雲ひとつない空をみあげる。

平和だ。

お隣のカップルは、妊婦さんと若い兄ちゃん。
若い兄ちゃんを、やたらと妊婦さんが、「かっこいいわ。ステキ」と黄色い声をあげて、写真を撮りまくっている。
不思議なカップルだった。
写真とられている彼氏は、無表情。

しばらくして、二人は帰って行ったが、妊婦さんは彼と手をつなごうとしたが、彼は振り払ったのが、印象的だった。

ちょっと薄気味悪いカップルだった。
彼女のおなかの子は一体誰の子?

■鍋

昨日は仲の良い友人薫子(独身35歳)と、チャック太郎(夫)と鍋を囲む。

鍋つついてると、本当に幸せ=鍋!といい気い分になる。

酒はうまいは、ピリ辛ラー油かけた鍋は絶品で自画自賛も恐れぬテンションとなる。あげあげである。


■友人薫子のこと

鍋が終わって、チャック太郎は寝室で就寝。

薫子に近況を聞く。

仕事が辛くて辛くてもう大変とのこと。

35歳独身、正社員。立派だと思う。

ただ、男見る目がないんだよなあ。

今回の男は水商売・×1・複数彼女持ちの最悪さ。

「わかってるのよ。私。」

というのだが、私は話聞きながらこけまくった。


第一に、その男、薫子に対して「つきあえない」とはっきり言っている。

第二に、その男、薫子と肉体関係あり。(セフレ状態?)

第三に、薫子、目が行ってしまってる。(やけくそ?)


友人としては、「最悪ですよ。あなた。」

としか言いようがない。

30歳までは「男サイテー」となったかもしれないけれど、35さいなんだから、もうだめです。


友人ですが、オメーが悪いとしか感じません。

どっちかというと、男のほうが可哀そうかも。

もうもうただただ、あほですか?と言ってしまいました。


そうするとですね。

彼女はこういうのです。

「チャックワイフだって、幸せな結婚だとはおもわないわ。セックスレスじゃない。私だって、あなたのこと大事に思っているから、(セックスレスという仕打ちをする)チャック太郎が嫌いよ」


あ。。。。そう。。。。

そういえば、セックスレスですが!!!!!

でも、そこそこ幸せですよ。うん。たぶん。

もう、何とも言えない気分でございます。

本当に。

チャック太郎は、私の親友で、ソウルメイトってやつだと思っている。

セックスは大事だけれども、私は彼と毎日おいしいものを食べて、いろいろ話を毎晩して、手をつないでハグしあっている毎日を愛し始めている。


でも、他人から見ると不幸に見えなくもない。


うがー!


普段賢い彼女なだけに、ざんねんではありますが、暫く距離を置くしかないかな。

でも、でも、私でよければ、いつでもお役に立てることがあれば行ってくださいな。

薫子とは友達でいたいのよね。

気づいてね。本当にわかってね。

その男は人生から抹消したほうがいいってことを。



■もっと一緒にいたかったね


もっと一緒にいたかったね。

あれから、5年がたとうとしているね。

あれからね、結婚したの。

さみしくてね。どうしようもなかったの。

家族がほしくなったの。

だからね。結婚したんだ。


結婚式にもよびたかったな。

結婚後の話もしたかったな。

SATCの話もしたかったな。

映画も一緒にみにいきたかったな。

旅行もまだまだ一緒にいきたかったな。

一緒にまた料理教室も続きいきたかったよ。

どうして気付かなかったんだろう。

もっとよく見れば、もっと口うるさくしておけばよかった。


どうしてあんなに痩せてしまっていたのに、なにも言えなかったんだろう。

病気だって、言えなかったんだろう。

あなたが看護婦だったから私よりも体の変調には詳しいと思っていたから。

ガンバリ屋さんだから、我慢してたんだよね。


後からきいたよ。

トイレに行ったら血だらけになっていたって。

最後に一緒に飲みに行った日は、大丈夫だったのかな?

そんなわけないよね。

つらかったよね。

あんなに痩せてしまって。

時間が戻るなら、10年前に戻って、病気を治してやりたいよ。

まだまだ必要なのよね。

あなたに会いたくて。


春が近づくとつらくなるわ。

大好きなあなたを失ったあの日が近づくのね。

あなたは28歳のまま。


でもあなたほど、賢くてかわいくて、男の子にモテテ、ガンバリ屋さんで、上品で、聡明な女性にはまだあったことがないよ。

あんなに若かったのにね。

すごいよね。

やっぱり神様に愛されすぎたのでしょうかね?

 

あー。あまり悲しんではいけないのよね。

でも悲しいの。すごく。

会いたいから。

また、夢にでてきてね。


そして笑って。ちょっと感じのいいカフェで、たばこ片手にコーヒーのもうよ。