オレンジフェリー乗車記:松山~今治へ、そして無料接続バスがすばらしいので全力でおすすめする! | 未来色スケッチ
2013-03-25 14:59:13

オレンジフェリー乗車記:松山~今治へ、そして無料接続バスがすばらしいので全力でおすすめする!

テーマ:☆旅と鉄道☆
さて、いよいよフェリー乗車記に突入しますよー。

今回利用したオレンジフェリーは愛媛県の東予港を出発し
大阪南港まで向かう航路になっています。

愛媛から大阪まで移動するにはJR(乗り換え)や
高速バス(いしづちライナー)などもありますが、
フェリーは東予を22:30に出発する便のため、
夕飯をしっかり食べて、ゆっくり出発できるから…というのも選んだ理由のひとつ。

乗り物に乗りながらの食事は苦手だし、
何よりも「フェリーでお風呂に入れるし横になれる上に、
寝て起きたら大阪に着いてる!」というメリットがとても大きいのです。

夜行バス明けでたいして眠れなかったわりに
とべ動物園を全力で楽しんだ後(確実にハイだったよね…)、
松山駅へ戻ってきました。

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松山といえば、駅そばのお店、「かけはし」のじゃこ天うどん!

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これは欠かせません。
昔はじゃこ天が苦手で、初めて食べた時は誠に失礼な話ですが
「コンクリート食べてる…」って思ったんです。昔の話だよ!
今はじゃこ天の味もわかるようになったし、おいしくいただけるようになりました。
じゃこ天そばもあるけど、コシのないへろへろのうどんもたまにはいいもんですよ。

さて、とべ動物園から駅まではバスで戻ってきたのですが、
松山インター付近の大渋滞にはまり、バスが定刻より30分ほど遅れてしまいました。
予定していた列車に乗るとなるとかけはしでの一杯が食べられない!
…いや、これは、列車遅らせるしかないよね…
後で泣くことになるのですが、このじゃこ天うどんのために
乗る列車を一本遅らせましたからねー。

じゃこ天うどんを食べた後は、じわじわと東予港へと向かうことになります。
松山駅から東予港までは有料連絡バスもあるのですが、
有料な上にこのバス、所要1時間半ほどかかります。
夜行バスでさんざん揺られ、とべ動物園への往復でもバスに揺られ、
しかもバスが遅れて…と極力バスは乗りたくない気分でもあったので、
ここは迷わずJR予讃線で今治駅へ移動します。

東予港の最寄駅は壬生川駅になりますが、ここからフェリー乗り場までも
微妙に離れているので、無料接続バスを使わないと時間的に厳しい。
というか、私は今治駅に寄りたいんだよう!!

ゴトンゴトンとローカル線に揺られ、松山から今治駅まで1時間半ほどの旅。
特急に乗れば30分ほどの区間ですが、ここはローカル線大好きっ子ですので
あえて鈍行列車のボックスシートに揺られることにします。
松山~今治までは920円。特急料金追加しても1430円です。

残念ながら私が乗った区間は海からはちょっと離れるので
(松山から南側は海沿い走る絶景区間なのでとってもおすすめ!)
絶景を楽しむというわけではありませんが、幾度となく乗っている路線なので
懐かしい風景が流れていくだけでも私の心はあがるのです。

そして、今治駅に到着!

 

すっかりキレイになった今治駅…。
今では駅併設でGIANTストア(自転車メーカーのショップ)も入りました。

なんでわざわざ今治駅に立ち寄ったかというと、単に寄りたかったから!
…というのは半分本気。私が数年前まで本籍を置いていたのがこの町です。
フェリーに乗れば両親の実家があるんですよ。寄りたかったー!
昨年、一昨年としまなみ縦走やら法事やらライブやらで毎年帰っていたので
「今年は来ないの?」と電話をくれる始末。ありがたやー!
私だって、時間があれば寄りたかったです。
でも、土日で四国関西遠征だったからさ…。


今治駅のお土産屋(たしか20:00までだったと思う)で買い物をしてから、
キャリーをごろごろひいて今治港方面へむかいます。


本当は、ここで鉄板焼き鳥を食べるつもりでいました。
しかしながら…(以前からわかっていたことだけど)土日は休業のお店が多く、
焼き鳥屋が密集しているエリアが駅や桟橋から少し離れていることもあり、
加えて今治駅の到着が遅れてしまったため、焼き鳥屋に入るのを断念しました。
そもそも営業しているお店が少ないので、開いているお店にお客さんが集中して、
ちょこちょことのぞいたお店はすでにいっぱいだったんですよ…。
焼き鳥って混んでると時間かかるし、バスの時間まで1時間を切っているしで、
ばたばたハラハラしながら食べるのもいやだなーと思ったので。
帰省した時は焼き鳥食べに来ることなんてまずないので、
いい機会だったんですけど…まあ焼き豚玉子飯とか今治ラーメンとか
いろいろあるので、それは折りを見てまた来ることにしましょう。

桟橋で対岸に思いを馳せる。おお、向こうの島にあたたかい家が…(ホームシック)


今治港に着いたのは20時過ぎ。
時間が時間なので、ほとんどお客さんの姿はなく、
フェリーターミナル(というのだろうか。昔は港務所と呼んでいたけど)の
お土産屋さんはとうに閉まっていました。

このへんのお土産屋さん閉まるの早いんだよなぁと思っていたら、
ロータリー向かい(今治銀座入口)のところにある
大和みやげものセンターがまだ営業していました。
すでにお土産を買った後だったのだけど、ここも数えきれないくらい
利用しているなじみの店なので、ついつい足をとめて、
実家へのお土産を買い足してしまいました。
店内にはバリィさんグッズが溢れていたけど、お店のご主人は
「グッズが売れるのはうれしいけど、管理が大変で…」と泣いておられました。
また今後もここのお店でお土産買うから、ご主人がんばって!

そうそう、今治に立ち寄ったのは思い出の地というのはもちろんですが、
理由はそれだけではありません。
ここから東予港まで、なんと無料接続バスが出ているのです。

松山港から乗ると有料。でも今治から乗れば無料!
他にも東予港への接続バスは新居浜、壬生川からも出ているのですが、
今治が一番距離が長くてお得なんです。(←貧乏性…)

松山から今治まで連絡バスに乗ると1200円。
鈍行列車に乗って、今治で焼き鳥食べたり飲んだりして乗っても920円。
ね、お得でしょー?(←しつこい)

乗り換え面倒だしさっさと移動したいし、という人もいると思いますが、
のんびり旅としては私の行ったコースがゴールデンコースだと思います。
とってもおすすめです。鉄板焼き鳥も本当においしいので!

2010春の帰省旅16・夜の今治あーんどグルメ探索

バスは21:00今治桟橋発。
今治界隈のバス乗り場は桟橋、今治駅前、国際ホテルあたりがわかりやすいかな。
一杯ひっかけて乗るのにちょうどいい時間なので、
国際ホテルあたりに密集した焼き鳥屋さんに寄って行くといいかも。
ま、私には今回その時間がなかったわけですが…。。。


このあたりが競合路線ですかね。ふむふむ。


東予港行きのバスがやってきました。
せとうちバス運行の、オレンジフェリー行きです!おお!!

このバスは予約なしで乗れるので、乗る時に整理券を取って、
降りる時に整理券を回収箱に入れるだけでOK。
基本的にはオレンジフェリーに接続しているバスなので、
お客さんのほとんどはオレンジフェリーの利用者ですが、
ふつうの路線バスとして利用する地元のお客さんもいました。
今治駅を出発した時は3人くらいしかいなかったのだけど、
壬生川でどどっと乗ってきてびっくり。

東予港までは所要50分ぐらいです。
この距離を無料で乗せてくれるって、なんて太っ腹なんだろう…。
ちょっと感動してしまったので、これはしっかりブログに書かねばと思って
がっつり書かせていただきました(笑)。
夜だったので写真が少なくてごめんなさい。テキストだらけになってしまった。
このコース、本当に使いやすいので、また利用しようと思います!

バスが東予港に到着します。
さあ、いよいよオレンジフェリー乗車記のはじまりですよー!