Truly Essentially ガラス工芸教室 in ARTIST LABブログ・アーカイブス -32ページ目

Truly Essentially ガラス工芸教室 in ARTIST LABブログ・アーカイブス

ガラス工芸教室(体験レッスン・本科レッスン)を通じてアトリエで出会う方、パート・ド・ヴェール、フュージング作品制作で感じることをモチーフに掲載しています。

今年も早いもので2月下旬に差し掛かろうとしています。そろそろ年号を”2009年”と


書き間違えなくなる頃でしょうか。


当アトリエには、学んでいただける技法の特性も理由の一つかと思いますが、


比較的ゆっくりとしたペースで受講される方が多くいらっしゃいます。


本来物を作ることは、樹木の成長のようにとてもゆっくりとしたペースで展開してゆき、


進展の自覚症状があまりなく”いつの間にかできていた”


と感じるものなのかもしれません。普段数字で刻まれた時間を過ごしている日常から


ほんの少し離れ、ご自身に戻れるひと時をお過ごしいただけているのであれば、


私にとってこれほど幸せなことはありません。


通常のパート・ド・ヴェール作品は、完成まで数回のレッスンを要します。


期間にすると数週間・・・でしょうか。



いえ、正確に言うと制作と向き合っている期間が数週間と言えるでしょう。


受講生の方が歩まれてきた時間がその期間に凝縮され一つのかけがえのない作品として


視覚化されてくる・・・。ご自身のペースで歩まれ・・・ガラスと触れあい・・・形になってくる・・・。



そう考えてみると、アトリエのカレンダーでは ”まだ” 2月・・・といったところでしょうか。


少しのんびりし過ぎてしまいそうですが、ものづくりを長く続けてゆく秘訣は、


きっとそんなところにあるのかもしれません。



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※ CIGDが著作権・肖像権を有する添付画像はブログへは載せておりません。


CIGDガラス工芸教室 in ARTIST'S LABOのウエブサイト又は、


馬場淳一郎講師のウエブサイトに掲載しております。




CIGDガラス工芸教室 in ARTIST'S LABO : http://www.cigd.net

馬場淳一郎講師 OFFICIAL WEBSITE : http://www.junichirobaba.com

私が関わっている学校の卒業制作もほぼ最終調整に入り、いよいよ社会に向けて学生自身が


作品の背中を押してあげる時期に近づいてきました春を前にし、昨年の夏に産声をあげ


真冬の工房で成長してきた作品たちが、世に出てゆく瞬間です。作り手はきっと送りだすことで


精一杯のこの時期、私ができることはそんなにありません。唯一できることがあるとすると・・・


学生の質問に対して答えないことぐらいでしょうか・・・。


大学院生時代の恩師の一人に、リックという教授がいました。彼は私の修了制作の


副査の一人でしたが私が影響を強く受けた数少ないアーティスト兼教授の一人でもありました。


彼は毎月1回私の研究室を訪れ、作品の前でポツリと一言言い残して去ってゆきます


。毎回ほんの数十秒の会話でしたが、とても多くの事に気づかされました。


そう・・・私もあんな教え方ができたら・・・と思い十数年が経ちました。


卒業・修了制作展・・・・そう、私にとっても人生を変えた一生の財産。


自身の言語をピュアーに信じ・考え・苦しみ・壁を打破してゆく・・・その先には歓びがあることを


実感させてくれた展覧会・・・


まだまだリックのようにはなれませんが、あの頃の想いを大切に、残された学生との時間を


過ごしてゆきたいと考えています。


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今年のレッスンも全て終わり、教室は焼成を待つ受講生の方の作品達で賑わっています。


年末年始にかけて焼成が終わり、きっと1月に沢山の驚きと喜びを受講生の方に与えてくれる


作品たちです。


私は受講生の方が帰られた後に、静かに机に上におかれた焼成前の作品を見るひと時が


好きです。


それぞれの想いが熱で形造られてゆく前のひと時・・・。


とても神聖な時間に浸れる機会でもあります。


パート・ド・ヴェールの作品はガラスを型に詰めた後、人の手で触れることのできない


温度での焼成に入るためガラスを詰めるまでに作者が込めた想いが正直に


作品の中に出てきます。


”焼成時間”の中でガラスの意思が作者の想いと会話をする・・・。その会話から生まれた


新たな発見とどう向き合えるか・・・そこにこの技法の大切な魅力の一つがあります。



今年も多くの方の作品に巡り合うことができました。少人数制の小振りな教室ですが


様々なバックグラウンドから来られる受講生の方の作品が発する ”気” に触れることが


できたことに今後の教室の可能性を感じています。


ほんの少しの驚きと発見をゆっくりとした時間の中で楽しめる教室・・・そんな空間を大切に


来年も開講して行けたら・・・と考えています。



来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


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とても大切な友人の一人に、中学から付き合いのある方がいます。


彼はITの技術畑で仕事をしていましたが、今はご自身の道を模索中です。そんな彼のアドバイスもあり


この度ブログを始めました。ホームページに載せている新着小話のスタイルはそのままに


今まで通り気ままに日常で気づいたことを書いてゆきたいと思っています。


http://ameblo.jp/cigd/


少し話がそれましたが、その彼は私にはとても真似のできない素晴らしい能力を持っています。


そう・・・並はずれた追求力とそこから感性で発展させてゆく開拓力。そこまででしたら


きっと普通にできる方もいらっしゃることと思いますが、彼の素晴らしいところは


その力から生み出されるもので、多種多様な人を感動させてしまうところです。


単なる発想+技術+造形化の連鎖ではなく、それを社会に向けて意図的にではなく発信してゆく能力に


私は完全なる彼独自のオリジナリティーを感じます。技術畑一筋に関わってきた彼が


その器から抜け出し一歩前へ歩みだそうとしていることに、私は共感を覚えます。


長く関わってきた道と決別することはとても勇気のいることです。でももしそこにやるべき大切なものを


見出せるとしたら・・・。


私はそんな彼の今の心境をこれからも大切に見つめ続けてゆこうと思っています。



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今日体験レッスンにご参加いただいた方からこんなご質問を受けました。


"美術のバックグラウンドがない。いつも作品の詰めがあまくなるんです・・・"。


きっと作品を作ることを意識し過ぎてのことだと思いますが、とても正直なご意見だと思いました。


私たちは知識や情報という見て理解できる物差しを一つの手段として正解を目指す


日常を過ごしています。そんな日常の中で様々な理解できない疑問も同時にわいてきます。


一人の人間として見えるものを素直に形に置き換えてゆくことは、そんな日常を過ごしている


我々現代人が最も苦手とし、最も必要としていることのひとつなのかもしれません。


当アトリエに通われている方には、なるべくご自身と向き合う時間の中で出てきたものを


忠実に形にしてゆくことを意識していただきたいと考えています。


いつ終わるか解らないかもしれません。どんな形になるかとても不安になることも


あるでしょう。ちょうど数字のない物差しで好きな長さの線を一本描くような


感覚に近いかもしれません。でもきっとその一本の線の中にその人にしか


感じることのできない大切な ”バックグラウンド”が存在しているはずです。


そう・・・みなさんバックグラウンドを既にお持ちになっている・・・


そこに気づかせてくれる行為・・・・そんなひと時を、ガラス工芸を通して


過ごしていただけたらといつも思っています。



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