人間のモノサシで測るから難しいのよ
早速ですが、
こちらをご覧下さいませ
目の前で美味そうな弁当を食われ、
おこぼれを貰えず、
残骸をペロリすることも許されず、
拗ね散らかし諦めのグ様でございます
出会った当初は、
マスクやら髪留めやら、
とにかく人の物で遊ぼうとしていた、
あのグ様でございます
犬の、
『欲しい』
『やりたい』
という欲求を、
我慢させたい辞めさせたい。
そんな場面て、
共に暮らしていたら沢山ある。
(そら様の躾で一番苦労した所でもある)
そんな時は
犬が
諦めるまで
ずっと言う
これが非常に大切
グ様の場合、
私の弁当を『食べたい』
たまたま朝食をセルフ断食してたグ様は、
非常に腹ペコである。
(夏は短距離散歩ばかりでご機嫌ナナメなのである)
喉から手が出るほど食べたいが、
相手は私である。
コイツは一筋縄ではいかないと、
グ様も理解している。
なんたって、
初めて『負ける』経験をさせられた奴なのだ。
まずは、
あの手この手で、
私のご機嫌を取ってみる。
可愛い顔で見つめてみたり、
ちょいちょいしたり、
座ったり伏せたり。
無論、
効果はナイ
なんたって私、
アメリカ行ってた間は、
ずっとこの距離感で飲み食いしてたもんで
犬に食べ物を横取りされる、
なんて前提がナイ
「いやいや私の弁当なんで」 という、
至極真っ当な塩対応ワイ。
幾度かの攻防の後、
美味そうに飲み食いする私を、
遠巻きに眺め始めるグ様。
自ら距離を取る
これ、
『もう諦めようかなぁ』
の
ファーストステップ
だけれども、
こちらを見ているということは、
完全には諦めていない。
犬ってやつはね、
ここからの、
「粘ったらワンチャンあるんじゃね???」
のターンが、
とても
とても
長い
視界に入れない
これが、
完全に諦めたということ
(お前がいるとマジでさぁって顔で私に一瞥くれてるのは置いといてw)
こうなったらもう、
放っといても近付かない
こうやって、
「欲しがっても無駄なんですね」
「抵抗しても無駄なんですね」
という、
『諦める』心理になるまで、
人間が諦めず対応することが、
非常に大切。
完全に諦めるまでは、
『諦める』の心理には
なってない。
心の中で
ずっと
ワンチャン狙ってる
ワンチャン狙ってる時間が、
とてもとても長い。
それが犬という動物です
我々が見るべきは、
行動そのものではなく、
何を思って
その行動をしているのかという、
心理状態なのです
ちなみにグ様、
一筋縄ではいかない相手を、
どうやってやり込めようかって、
まぁまぁ頭使ったんでしょうね。
この後、
私が帰るまで爆睡されてましたよ
夏は外で体力発散し辛いけどさ、
こうやって頭使わせると、
それなりにエネルギー消費するのよ
夏こそコマンド練習したり、
『諦める』を教えたり、
家の中で出来るエネルギー発散方法は、
たっっっっっくさんありますよっと
皆の者、
彼らの言動に、
欺かれることなかれよ