1年3か月前に鼻孔縁挙上を受けられました。
最初から鼻孔縁挙上を希望されていました。
小鼻縮小は向いていないので、正しい選択です。
最近の傾向として、初めての小鼻の手術で鼻孔縁挙上を受けられる方が多いです。
日本人の場合、小鼻縮小よりも鼻孔縁挙上が向いている方のほうが多いので、
この手術がメジャーになっていくのがベストだと思います。
当院では10年以上前から鼻孔縁挙上術を行っていますが、
納得のいく結果が得られるようになるまでには7~8年かかりました。
鼻孔縁挙上術は、基本的には小鼻のフチを切除して縫合するだけの単純な手術ですが、
組織を薄く削ぐように切開するので、メスを入れる角度が非常にシビアです。
また、薄くなった組織同士を縫合するため、縫合の強さや間隔にも細心の注意が必要です。
数多い美容外科手術の中でも、これほど切開する角度と、縫合の強さ加減が難しい手術は他にありません。
メスを入れる角度が少し違っただけでも、大きく結果が左右されますので、毎回が真剣勝負です。
あまり普及しないのは、この難しさのためだと思います。
では、症例を見てみます。
術後1年3か月経過しています。
ハの字に下がった小鼻が上に持ち上がりました。
小鼻の厚みも薄くなりました。
鼻の穴の見え方も変わりました。
中でも術後、小鼻が自然な形に見える一番の要因は、鼻孔底堤という
鼻翼基部のふくらみができたことによります。
鼻孔底堤とは、下の写真の黄色〇の部分です。
こちらのモニター様は元々鼻孔底堤のふくらみが少ないタイプでした。
鼻孔縁挙上術を受けることで、このふくらみが増えるため自然な小鼻になります。
一方、元々鼻孔底堤がしっかりあった方も、小鼻縮小術を受けると鼻孔底堤がなってしまうことが多いです。
この場合も、鼻孔縁挙上術で鼻孔底堤が復活します。
小鼻縮小を受けられている方には、ほぼ100%の方が鼻孔縁挙上術の適応があります。
小鼻の手術が初めての方でも、7~8割の方に鼻孔縁挙上術の適応があります。
鼻孔縁挙上術は単に小鼻の長さを短くするだけでなく、様々なメリットを持った不思議な手術です。
こちらの施術費用は407,000円(税込み)です。
鼻孔縁挙上術のリスクは、傷跡、左右非対称、鼻孔縁の不整、皮膚壊死などです。
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シエルクリニック
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