I 型シリコンのモニター様です。
前回の記事
は、既製品には出来ない、極端に高いシリコンを作製した例でしたが、
今回の記事は、やはり既製品には出来ない極端に短いシリコンを作製したモニター様の例です。
10ヶ月前にレディエッセ(0.6ml)を注入しましたが、また低くなってきたため、
I 型シリコンで鼻筋(主に鼻根部)を高くしました。
レディエッセも元々鼻根部(目と目の間)にしか注入していませんでしたので、
I 型シリコンも鼻根部のみ高くする形です。
I 型シリコンは、低く短いものほど手術の難易度は高くなります。
今回は高さ約3mmで太い鼻筋にならない様に通常よりも細く作りました。
6mmの高さのシリコン(右)に較べると幅や長さがかなり違います。左側が今回使用するシリコンです。
通常は上部の方が幅広くなっていまきますが、今回作製したシリコンは上方が幅が狭くなっています。
レントゲンに合わせて作られているので、ぴったりは合いませんがイメージはつかめます。
正面から見たところです。今回の様に鼻の中央にシリコンの端がくるタイプはシリコン作製に神経を使います。
鼻の中央で骨が高く出ている部分は皮膚も薄くなっているので、シリコンの端を極限まで薄く仕上げないと腫れが引いた時に鼻の中央に段差が出来てしまいます。
段差ができやすいという理由で今回の様な希望は病院にもよりますが断られる場合が多いです。
オーダーメイドシリコンは、
自由に削りだすので、どんな形に作る事もできますし、どの位置にも入れられます。
劇的に変える事もできますし、自然に変える事もできます。]
患者様の希望通りになるかどうかは、作ったシリコンの形と挿入する位置で決まります。
他の美容手術に較べて、術者の技術の違いで結果が大きく左右されます。
自分が作った人工物で人の顔を自由に変えられるのは、ある意味すごいことです。
これがシリコンの手術のシビアさであり、醍醐味です。
★次回は術中の様子です。
他の方の鼻の症例写真です。
鼻の症例写真を多数掲載しております。
この施術に関するご相談・お問い合わせは
シエル美容クリニックまでお願いします。