【名前は見るけど知らない街】プジョーで辰巳を訪ねる。 | CICLI LA BELLEZZAのブログ

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高速道路ではよく見る地名なのに、下の道では行ったことがない、どんな所なのか知らない。そういう街があります。

私にとって、江東区の辰巳(たつみ)はそんな街のひとつです。

そんなわけで、梅雨入り前の週末に、初めて辰巳の街を訪ねてみることにしました。

 

まず、Googleマップで、辰巳の位置を確認しておきましょう。

辰巳は東京都心の南東部にあるベイエリアの街です。

東京湾に沿って走る首都高・湾岸線と都心から来る首都高・深川線が交わる『辰巳ジャンクション』があるため、高速でディズニーランド方面に行く時には必ず目にする地名です。

赤線で囲んだ辰巳の西側には豊洲市場や東京ビッグサイトがあり、東側には新木場の夢の島公園があります。豊洲や新木場は何度も行ったことがあるのですが、なぜか、その間の辰巳には行ったことがなく、恥ずかしながら、今回地図で調べてみて、初めて辰巳の位置を正確に知りました。

いったい辰巳はどんな街で、そこには何があるのでしょうか?

 

今回はプジョーPR10Lに乗って行くことにします。

 

先月エロイカの会場で買ったプジョーロゴのボトルを付けてみました。

 

辰巳に向かう途中、ちょっと晴海フラッグに寄り道してみました。

晴海フラッグは、東京オリンピックの選手村だった所で、その後分譲用マンションに改築工事が施され、先月、新たな街としてオープンしたばかりです。海沿いの公園からはベイブリッジもきれいに見えます。

 

選手たちの宿舎に使われた中層マンションに加え、高層マンションも建設されていました。

 

マンションの合間には、オリンピックのモニュメントとして、選手村当時の標識が残されています。

 

東京都民の台所、豊洲市場に来ました。

右側にあるのが最近オープンした『千客万来』という商業施設で、この日も外国人旅行客がたくさん訪れていました。

 

豊洲は、タワーマンションやオフィス、ショッピングセンター『ららぽーと』などがあるオシャレな街です。ここから隣の東雲(しののめ)を通って、いよいよ辰巳に入ります。

 

辰巳エリアに入ると、まもなく正面に大きなアリーナが現れます。ここは辰巳アクアティクスセンターで、東京オリンピックの水泳競技の会場になったところです。

この日はアリーナ前のサッカーグラウンドで少年サッカーの大会をやっていて、ファミリーがたくさん集まっていました。

 

この辺りは辰巳の森海浜公園という公園になっていて、広大な敷地の中に、森や芝生の広場、いくつかのスポーツ施設が集まっています。写真の奥の方に見えるのが辰巳アクアティクスセンターです。

 

辰巳の森海浜公園の隣には、辰巳の森緑道公園があり、首都高・湾岸線に沿って、新木場駅までの間がずっと緑の公園になっています。

以前、横浜に行く時にも思いましたが、最近、東京のベイエリアでは、このような公園がすごくきれいに整備されているんですね。

 

緑道公園の名前の通り、この公園の中央には長い桜並木の道があり、その道の両側が緑豊かな公園になっています。桜の季節はきれいでしょうね。のんびりサイクリングするには最適の道です。

 

緑道公園の終わりは、運河を挟んで隣の夢の島公園とつながっていて、まもなく新木場駅です。このように、辰巳という街は、首都高・湾岸線の北側エリアの大部分が緑の公園になっていました。

 

では、新木場駅からまた豊洲まで戻ることにします。

帰りは首都高・湾岸線の南側エリアを走ってみましょう。

 

高速道路を挟んで、公園の反対側には、まったく違う風景がありました。

ここには東京湾に面した辰巳埠頭があり、海沿いの道には、大きな倉庫が並んでいて、コンテナを積んだ大型トラックが列を作っています。辰巳というのは、こういう港湾の物流拠点でもあったんですね。

 

初めて行ってみた辰巳の街は、緑豊かな公園と港湾の倉庫街という、まったく違う二つの顔を持っている街でした。

『名前は見るけど知らない街』ライド、機会があれば、またやってみたいと思います。