エロイカ・ジャパン 2024に参加しました。Part 2 | CICLI LA BELLEZZAのブログ

CICLI LA BELLEZZAのブログ

愛するヴィンテージ自転車たちとの生活

エロイカ・ジャパン 2024のレポート、Part 2は、日曜日に行われたヴィンテージ自転車ライド激闘編です。

コースは180Km、145Km、80Km、30Kmがあり、私と息子は80Kmのコースに出場しました。それでも伊豆の山岳コースを堪能するには十分な距離です。

 

私と息子は第一回大会から10回連続出場になります。

息子には、私を待たずに自分のペースで走れと言っていたので、スタートして間もなく、引き離されてしまいました。

 

いつもデローザライドでご一緒しているMMさん、今回は新しく入手したコルナゴで参加です。黒のフレームに金メッキのラグやフォーク、チェンステーが鮮烈な印象でした。

 

朝9時、いよいよ80Kmコースのスタートです。

スタートゲートに約100名の参加者が集まりました。

 

スタートしてしばらくは、集団での走行が続きます。

 

天気は曇りでしたが、コースからは大きな富士山が見えました。

 

一緒に走っていたMMさんがスタート後まもなくパンク。

MMさんは後半にも二度目のパンクという不運に見舞われてしまいました。

 

最初のチェックポイントに到着。

ここでカードにスタンプを押してもらいます。そして、この後の本格的な山岳に向けて、コーラやジェルでエネルギー補給をしました。

 

今年のゼッケンは、裏面が豪華です。

 

ヘルメット着用....してますね。

よく見ると、エロイカマークの紋章が入っています。

 

エロイカの創始者、ジャンカルロ・ブロッチ氏も80Kmに出走しました。メカトラを起こしてしまったようですが、イタリア語が堪能なMMさんが通訳をして助けてくれました。

 

チェックポイントを出ると、いよいよ本格的な山岳コースが始まります。エロイカでは、急坂を押して歩くのも立派な戦略です。

 

風早峠に向かう峠道、急勾配の登りが続きます。

 

峠道の中腹で一休み。

森の木々の間から雄大な風景が眺められます。

 

前半のピーク、標高770mの風早峠に到着しました。

その名の通り、強い風が吹いていて、かなり寒かったです。

前日に走った人から、寒いという情報は聞いていたので、ウィンドブレーカー兼レインコートを携行していって正解でした。

 

峠のチェックポイントで栄養補給。コーラやジェル、甘いお菓子など、エネルギーになりやすい物を食べます。

水をもらってボトルに補給しました。

 

風早峠からは、山の向こうに西伊豆の海も見渡せます。

この日は曇っていて、残念ながら海はよく見えませんでした。

 

風早峠を越えると、アップダウンのある尾根道が続きます。

 

このあたりは標高が高く、霧が発生していました。

 

二つ目の峠、戸田峠に到着。

 

戸田峠にもエイドステーションが設置されています。

ちょっとハンガーノックを起こしそうになっていたので、助かりました。

 

風早峠に比べると、寒さはちょっと緩んだ感じですが、ここから海岸まで激坂の下りが続くということだったので、長袖のレインコートを着たまま走ることにします。

 

噂通りの急な下り坂が続きます。

このまま、海岸まで一気に下りだと思っていたのですが....。

 

なんと、ここでサプライズの上り坂が登場!しかも今日イチの激坂です。

心も体もダウンヒル体制になっていたので、余計キツく感じました。思わず、『聞いてないよ〜』と言いたくなりますね。

 

悪戦苦闘しながら山を越えると、いきなり視界が開け、今度は本当に海岸まで豪快なダウンヒルが続いています。

 

最後のチェックポイント、らららサンビーチに到着しました。

ここで昼食です。

 

先行していたデローザ仲間たちと、ここで再会。

息子はどうしただろうと思っていたら、『今、ゴールした。』というラインが入って来ました。先に行かせてよかったです。

 

ランチは、沼津名物のシーフードがたっぷりのお弁当でした。

あら汁が特に美味しかったです。

 

180Km(サムライ)コース、145Km(オドリコ)コースの参加者とも、ここで合流します。彼らは、もっと前の地点で昼食を食べているので、ここではうどんが提供されていました。これも美味しそうですね。

 

らららサンビーチから韮山のゴールまでは、海岸線沿いを走る15Kmの平坦コースです。

晴れていれば雄大な富士山が見える絶景コースですが、残念ながらこの日は雲りで見えませんでした。

 

午後4時過ぎに無事ゴール。

 

カードにスタンプを押してもらい、完走の記念品としてエロイカのロゴ入りカード入れをもらいました。

これはなかなかカッコいいですね。

 

ペニーファージング(ダルマ自転車)で参加されていた方、なんと80Km完走です!!

この自転車でどうやってあの山道を走れたのか??

驚き以外の何モノでもありません。

 

ゴール後にステージ上で記念撮影。

 

タフなコースでしたが、チネリはトラブルもなく、よく走ってくれました。そして今回も、28Tのフリーにはずいぶん助けられました。

 

1958年型のオースチンと、70年代半ばのラーレー・コンペティション。どちらも、すばらしいブリティッシュ・ヴィンテージの世界観ですね。

 

 

二日間に渡って開催された第10回エロイカ・ジャパン。

ライドとしても、お祭りとしても、素晴らしいイベントでした。

ライドのコースは、エロイカらしいタフなコースでしたが、無理なグラベルのような設定がなく、楽しく(苦しく?)走ることができました。

また、韮山時代劇場という素晴らしい空間で、美味しい食べ物を満喫し、さまざまな趣向のイベントを楽しめるお祭りとしても大成功だったと思います。特に地元の人たちもいっしょに参加して楽しんでくれていたのが、エロイカのあるべき姿でもあり、素晴らしかったと思います。

そして、一番よかったのは、雨が降らなかったことですね。こればっかりは運ですが。

 

この素晴らしいイベントを企画運営してくださった主催者の方、ご協力いただいた方のご尽力に感謝します。

また来年もよろしくお願いします。