自由に恋し、愛と情熱に生きた女性🥀

新国立劇場オペラ「カルメン」


#備忘録 パート2


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カルメンの初演は

1875年3月3日

フランス・パリ コミック劇場にて




やばー!!!

ちょうど初演から150年!?

バッチリのタイミングで

憧れの女性「カルメン」に逢えたわけだ♡



試行錯誤の演出よりも

シンプルを好んでしまう大きな理由は

音楽の素晴らしさにあります


オペラ=ながい・ねむいイメージを

確実にふき飛ばす

珠玉の音楽が次々に繰り出され

物語の進行とうまく絡み合う

スペクタクルな作品なのです


スペインの民族音楽と

登場人物それぞれが歌うアリアも

キャッチーなものばかりで

ある意味では

ポップス的?ミュージカル的?

にも感じます


有名なアリアはカルメンの歌う

ハバネラ だと思いますが

個人的には

同じくカルメンがうたう

ホセを誘惑する セギディーリャ が好み♡

ぜひ聴いてみてくださいね


僭越ながら

キャストの方々のトピックにもふれてみましょう



お目当て「カルメン」の前に...


推しメンをみつけてしまった!!!

アタラ・アヤンさん(ホセ役)

見事でした!!!


どちらかと言うと暗めの低音系

オペラだとだいたいヒールの役割がまわってくるバリトンボイスが好きなのですが

アタラさん、すこぶる好きな声色で萌えた♡


自由奔放なジプシーの女性カルメンに惚れてしまったあげく、堕ちていく姿もよきかな


テノールは本来いいところどりの

かっこいい役が多いけど

カルメンのホセは味わい深いですなー



そしてアタラ・アヤンさんにならんで

素晴らしかったのが伊藤晴さん(ミカエラ役)


衣装がなんとも言い難いアレでしたが、、、

ホセを必死に引き留めようとする

第3幕第1場のミカエラの見せ場、泣いたわ、、、フランス語の歌唱ながら情感がバチバチ心に響く歌声でした!


最後はタイトルロール“カルメン”

長年の憧れの女性カルメンは

メトロポリタン歌劇場などで世界的な活躍をされているサマンサ・ハスキー。





広告のビジュアルのインパクトが半端なかったので、相当のプレッシャーありますよね、、、


なんと日本公演がサマンサさん初のカルメン役だったそうですが、とんでもなく雰囲気のある妖艶な魅力炸裂なカルメンでございました。


声の美しさは当たり前なのですが、

ぶっちゃけ私の好みとしては、もう少し場末感のカルメンがほしかった気持ちもあります

声の雑みというか...はい、言いたい放題言ってます。お客さまだもん♡笑 演技力の高さは半端なくいろんな意味で勉強にもなったし、

素晴らしいカルメンでした。


ひとつだけ言うとすれば、見せ場のアリア「ハバネラ 」「闘牛士」どちらもステージのうえに設営された“ステージ”での歌唱で、、、

響きがベストポジではなかったであろう無念。

2曲とも見せ場の代表曲ですからねー

世界的歌手さんたちの美声をもっと艶かしく堪能したかったなー(ぼやきw)



なにはともあれ

やっぱりたまにはゆっくり

オペラ鑑賞いいものですね!


最高の休日であり

結局のところお仕事のことばかり考えてしまう

よきインプット時間でもありました。