「Summer Beach」12インチシングル盤 発売へ | 岡田有希子さんのファンブログ「有希子抄」

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ユッコフレンズの皆さま、お久しぶりです。

忌中のために長らく活動をを休止していましたが、本日よりブログを再開します。

 

まだ本格的ではありませんが、これからまた少しずつ有希子さんの話題について綴る事にします。

 

 

 

「Summer Beach」12インチシングル盤 発売へ

 

 



すでに皆さんもご承知かと思いますが、先月29日に岡田有希子さんの5thシングル「Summer Beach」の12インチシングル盤が4月20日に発売される事がポニーキャニオンの公式サイトから正式に発表されました。

 

これに合わせて各ネットショップでも予約注文が一斉に開始され、ファンの間でもこの事が大きな話題になっています。

 

 

 

 

 

海外で人気の動き

 

その中で Summer Beach をはじめとする有希子さんの楽曲が海外で特に高い人気があるというので、その状況と理由を探って見ることにしました。

 

 

 


この記事によるとSpotifyにおける有希子さんの月間リスナー約13万人のうちおよそ7割が海外リスナーである事がわかっています。

なかでもアメリカでの人気が突出していて、それ以外でもアジア、北中南米、ヨーロッパなどでも人気が広がっています。



海外での人気は10年以上前から

実は有希子さんの海外での人気はかなり前から少しずつ始まっていました。

私が10年ほど前に彼女の動画をYouTubeで公開していた頃、日本の動画視聴者が全体のほとんどを占めていた中で海外の動画視聴者も1割程度いました。

その内訳は主に韓国とブラジルなどの南米諸国がほとんどで、アメリカなどはとても少なくヨーロッパにいたっては再生回数がわずか数回程度と人気にかなりの偏りがありました。

 

海外での再生回数もそれほど多くなく全体でも1000回未満に留まっていました。

 

それが10年の間に大きく変わり、今では彼女の人気が世界の国々に広がり始めています。

 

 

 

「シティポップ ブーム」の影響

 

有希子さんの楽曲が国内外で人気が高まっている理由には近年の「シティポップ」ブームの影響があります。

 

 

 

 

国内では昭和ブームの影響から1970年~80年代の音楽が注目され、中でも山下達郎、竹内まりや、大瀧詠一など昭和の終わりに活躍したアーティストたちの楽曲が近年「シティポップ」と呼ばれるようになり、彼らが手掛けたアイドルソングもこれに含まれるようになりました。

そして海外、特にアメリカでは日本の昭和歌謡全般を「シティポップ」と呼んでいて、日本とは違うカテゴライズで広く認識をされています。

 

いずれも「都会らしさ」や「エモさ」といった音楽感が共通しているようです。

 

その中で有希子さんの Summer Beach や くちびるNetwork などの楽曲が昭和アイドルブームとあいまって人気が上がり始めています。

 

さらに昨年の1月に公開されたNight Tempo のリミックス「岡田有希子 - Night Tempo presents ザ・昭和グルーヴ」で Summer Beach が紹介された事でこの曲の国内外で人気と関心ががさらに高まりました。

 

 

 

 

今回のSummre Beach の12インチシングル盤の発売はこうした国内外からのニーズによるものと思われます。

 

 

 

 

 

アメリカでの人気の実情

 

有希子さんの5thシングル「Summer Beach」は当時のシングル売上げ枚数が約 136,350枚でオリコン週間シングル売上ランキング最高順位が5位といずれも前作の「二人だけのセレモニー」を下回っていて、必ずしも大ヒットをしたという訳ではありませんでした。
 

それがアメリカでこれ程の人気になった理由が当初は私にも良くわかりませんでしたが、これを調べて行くうちにその実情が次第に見えてきました。

 

 

 

こちらの動画ではアメリカのDJで音楽プロデューサーのモルディさんとその友人のジャエルさんが有希子さんの音楽談義で非常に盛り上がっています。

 

これを見ると彼女のルックス以上に彼女の楽曲を純粋に楽しみこれを評価している事がよくわかります。

特にSummer Beach のイントロの「キャッチー」さに強い関心がある事がうかがえます。

 

 

 

 

日本語をよく知らないアメリカのリスナーには彼女の曲のキャッチーなメロディーやアレンジなどに魅せられている人が多いようです。

こうした動きは坂本九さんの「上を向いて歩こう」がアメリカで「SUKIYAKI」のタイトルで大ヒットをした時の状況にどこかよく似ています。

 

 

 

評価の理由

このように「Summer Beach」を始めとする有希子さんの楽曲が海外で評価されている理由には次の2つの事が考えられます。

まず1つは彼女の楽曲の持つクオリティと先進性の高さです。

有希子さんの作曲陣には「Summer Beach」の作曲をした尾崎亜美をはじめ、竹内まりや、財津和夫、大貫妙子といった現在のシティポップブームの火付け役となったアーティストたちが多数起用されています。

 

編曲も松任谷正隆を中心に萩田光雄、大村雅朗、かしぶち哲郎といった当時の音楽業界の最前線で活躍したアレンジャーを起用して、名立たる作曲者たちが書いた曲のクオリティーを高めています。


またTM Networkで活動を始めて間もなかった小室哲哉や、YMOなどの活動ですでに著名だった坂本龍一など当時の先進的だったアーティストたちの楽曲も意欲的に使用されました。

 

中でも「My Revolution」で作曲家としてブレイクする前の小室哲哉氏を一番最初に起用した事は、彼女の音楽プロデュースを務めた渡辺有三氏の先見性の高さを示すものと言えるでしょう。


このように当時の優れたアーティストやスタッフたちに支えられた彼女の音楽は時代が変わっても人々の心に今もなお広がり続けています。
 

 

そしてもう1つの理由は、彼女の音楽を客観的に評価できる人たちが増えて来た事です。

 

今までは有希子さんが早世したことによる先入観や偏見などが強かったために彼女の業績はタブー視され、その楽曲への注目は中々集まりませんでした。

しかし時代の流れとともにその風潮も薄れ、近年では彼女を知らない若い世代の人や海外の人たちがサブスクリプションの発達により彼女の音楽に触れる機会が次第に増えるようになりました。

そして彼女の楽曲を純粋に楽しみそれを客観的に評価をする人が増えて今の人気に繋がったものと考えられます。

彼女への先入観が無い海外から楽曲への関心が高まって来た事は、アーティストとしての「岡田有希子」の再評価が日本以上に海外で進んでいる事を示しています。

 

言い換えれば有希子さんの楽曲が国内でより高い評価を得るためには彼女に対する先入観や偏見を無くして行く必要があると言えるでしょう。

 

 

 

今回のシングル盤の発売で有希子さんの評価がさらに向上する事を私は願っています。


ユッコ初の12インチシングル盤の発売まであと2ヶ月半あまり。
どのような作品に仕上がるか今からとても楽しみです。

♪~(^o^*)

 

 

 

 

 

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