悪阻(つわり)
つわりの酷さ、症状は人によってさまざまだと言う。
私の場合は、1回目の検診から3日後ぐらいに始まった。
初診の時に「つわりはまだないんですけど」と言ったら、「今ない人は、それからも来ないことが多いですよ」と言われていただけに、すっかり喜んでいたけれど、実はそうでもなかったらしい。
つわり、というほどはっきりした症状が出てくるまでに、なんとなくスッキリしない感じや、台所に入った時に「いつもより臭いが気になるなぁ」と思ったり、食欲があまりなくなったり・・・ということから始まり、そのうちにそれらの症状が重くなっていった感じだった。母に聞いたら、全く同じようだったというので、つわりの酷さというのも遺伝するのかもしれない。
幸い吐いたのも1回きり。それもリンゴを食べた後に処方されたビタミン剤を飲んだ直後だったので、「胃に酸っぱいものが入ると吐き気をもよおす」という、本に書いてあったことを証明した結果となった。
ところで、お医者さんは「気持ちの持ちようでもある」と言っていたが、その時は「まさか~!」と信じていなかった私。だって、つわりが酷い人が「あなたの気分が甘ったれているから酷くなるのです」なんて他人に言われたらたまったもんじゃないではないか。
ただ、用事や学校でウィーンに行かなければならない日は、気が張っているのか、つわりの症状が全く出なかったことは確か。それどころかスッキリ、気分も爽快で「こんな妊婦生活が続けばいいのになぁ」と思ったくらいだから、やはり気の持ちようなのかもしれない。
そんなところでいくら頑張っても、家に帰れば同居人(旦那)がいるし、住み慣れた家の臭いにはやはり反応してしまう。知らず知らずのうちに気分も食欲も萎えてしまう私であった。
10月~11月末にかけて、台所にはマスク持参で入り、食事も極力匂いが強くないものにした。旦那にはできる限り、社員食堂で食べてもらうようにして協力してもらった。
12月に入り、症状がだんだん軽くなるが、それでもふとした日に気分が悪いこともあり、12月いっぱいをかけて調子が戻っていった感じだ。面白いことに、妊婦の症状というのは程度の差こそあれ、経験することすべてが本や情報源に載っていることなので、「自分だけが」という不安にならない。
そんなこんなで乗り切ったにもかかわらず、つわりの症状が出た初日に作ったピザが、今でもトラウマのせいで食べられないのは残念である。
追記:
「もらいつ(づ)わり」という言葉があるように、本人だけでなく、周りの人もつわりの影響を受けることがあるらしい。
私が吐いた日は、旦那も一緒になって気分が悪くなっていった。
実は妊婦でない人につわりの話をしたときに、「私もなんか聞いていて気分が悪くなってきた・・・」というのを何回も聞いたのである。
これは、つわりが起こる仕組みが本能的なものに起因するからだと、勝手に思っている(実際にはつわりの起こる仕組みは解明されていないらしい)。
お医者さんは「昔は冷蔵庫のようなものがなかったから、お肉やお魚など、腐ったものを食べて胎児に影響を出さないために(妊娠初期は特に身体の組織を作る大事な期間なので)、本能的に臭いに敏感になるようにできてるんじゃないかなぁ」と言っていたけれど、なんとなく分かるような気がする。
だから、野菜や果物、さっぱりしたものはよくて、マクドナルドやお肉などの臭いに駄目になるのは、妊婦でなくても本能的に何となくなく分かるんじゃないだろうか。で、話を聞いて気分が影響されるのではないかと思う。
私の場合は、1回目の検診から3日後ぐらいに始まった。
初診の時に「つわりはまだないんですけど」と言ったら、「今ない人は、それからも来ないことが多いですよ」と言われていただけに、すっかり喜んでいたけれど、実はそうでもなかったらしい。
つわり、というほどはっきりした症状が出てくるまでに、なんとなくスッキリしない感じや、台所に入った時に「いつもより臭いが気になるなぁ」と思ったり、食欲があまりなくなったり・・・ということから始まり、そのうちにそれらの症状が重くなっていった感じだった。母に聞いたら、全く同じようだったというので、つわりの酷さというのも遺伝するのかもしれない。
幸い吐いたのも1回きり。それもリンゴを食べた後に処方されたビタミン剤を飲んだ直後だったので、「胃に酸っぱいものが入ると吐き気をもよおす」という、本に書いてあったことを証明した結果となった。
ところで、お医者さんは「気持ちの持ちようでもある」と言っていたが、その時は「まさか~!」と信じていなかった私。だって、つわりが酷い人が「あなたの気分が甘ったれているから酷くなるのです」なんて他人に言われたらたまったもんじゃないではないか。
ただ、用事や学校でウィーンに行かなければならない日は、気が張っているのか、つわりの症状が全く出なかったことは確か。それどころかスッキリ、気分も爽快で「こんな妊婦生活が続けばいいのになぁ」と思ったくらいだから、やはり気の持ちようなのかもしれない。
そんなところでいくら頑張っても、家に帰れば同居人(旦那)がいるし、住み慣れた家の臭いにはやはり反応してしまう。知らず知らずのうちに気分も食欲も萎えてしまう私であった。
10月~11月末にかけて、台所にはマスク持参で入り、食事も極力匂いが強くないものにした。旦那にはできる限り、社員食堂で食べてもらうようにして協力してもらった。
12月に入り、症状がだんだん軽くなるが、それでもふとした日に気分が悪いこともあり、12月いっぱいをかけて調子が戻っていった感じだ。面白いことに、妊婦の症状というのは程度の差こそあれ、経験することすべてが本や情報源に載っていることなので、「自分だけが」という不安にならない。
そんなこんなで乗り切ったにもかかわらず、つわりの症状が出た初日に作ったピザが、今でもトラウマのせいで食べられないのは残念である。
追記:
「もらいつ(づ)わり」という言葉があるように、本人だけでなく、周りの人もつわりの影響を受けることがあるらしい。
私が吐いた日は、旦那も一緒になって気分が悪くなっていった。
実は妊婦でない人につわりの話をしたときに、「私もなんか聞いていて気分が悪くなってきた・・・」というのを何回も聞いたのである。
これは、つわりが起こる仕組みが本能的なものに起因するからだと、勝手に思っている(実際にはつわりの起こる仕組みは解明されていないらしい)。
お医者さんは「昔は冷蔵庫のようなものがなかったから、お肉やお魚など、腐ったものを食べて胎児に影響を出さないために(妊娠初期は特に身体の組織を作る大事な期間なので)、本能的に臭いに敏感になるようにできてるんじゃないかなぁ」と言っていたけれど、なんとなく分かるような気がする。
だから、野菜や果物、さっぱりしたものはよくて、マクドナルドやお肉などの臭いに駄目になるのは、妊婦でなくても本能的に何となくなく分かるんじゃないだろうか。で、話を聞いて気分が影響されるのではないかと思う。
第1回診察(12.10.2004 / 5SSW*)
そして午後。緊張してお医者さんに向かう。徒歩で15分弱だから短い散歩にもなって距離的にもちょうどいい感じだ。
まずは受け付けの人が簡単な質問をする。
・最初に生理がきた年
・生理は規則的に来るか
・特に大きな病気・手術をしたことがあるか
・持病、アレルギーの有無
・家族で心臓系、ガン系の病気で亡くなった人はいるか
・流産、中絶などしたことあるか、ピルを使用したことはあるか
かなりプライベート的な質問だが、これをあっさり旦那の前で質問された。しかも、そこは待ち合い室の一角に机を置いたようなところが受け付けになっているので、他の患者さんが待っていたら、明らかにすべて聞かれていたであろう。なんかオープンなんだな~。
お医者サマ(サマ!?)は、ホームページの写真よりもずっと男前で、とってもユーモア溢れるやさしい方だった。一目みて「ここにしてよかった!」と思った。もちろん、肝心な診察や、もしものことがあった時の対応は見てみないとわからないが、何となく、気があう感じ。これだったら内診も緊張しなくてすみそう・・・とちょっとホッとした。
今思うと、私より、同居人のほうが緊張していたらしい。内診も「ついていっていいの?」という感じだったが、彼もお医者さんを見てホッとしたようで、一緒に内診室に入ってくれた。私が着替えている間、カーテン越しに彼の声が聞こえる。
「歯医者に行かなきゃいけないんですけど、引っ越ししたばかりでこの辺のことがよくわからなくて・・・」
「それだったらね~、○○の○さんがいいよ!」
あーた、緊張してるんじゃなかったの!と、ちゃっかり自分の質問をしている彼に笑えた。
そして内診台にのぼる。
超音波で子宮を見たお医者さん、「はい、妊娠してますね!」と一言。
多分そうじゃないかと思っていたとはいえ、「え~!」と私たちは大喜び。
ただ、今日は初回なので、もろもろの検査をして、次回に出産予定日含め、大事なことがすべてわかるという。私たちは猫ちゃんを飼っているので、そこから媒体してうつるというトクソプラズマの病気が心配だったが、お医者さんが「すぐに猫を隔離して!」のような旨を言わなかったので、「そんなもんなのかな~」と思った。
ところが、そのお医者さんの説明の最中に、ペンと紙を探す同居人。紙がなくって財布をゴソゴソ探して、何かの駐車券をおもむろに取り出す。
何か込み入った質問でもあるのかと、身を乗り出したお医者さんと私。
「それで、さっきの歯医者さんの名前、もう一度教えてくれませんかね?」
って・・オイッ!私の説明と何も関係ないやんけっ!
帰りは、二人で「おめでとう」のお茶をして帰った。
しかし20分の診療時間で80ユーロ・・・これって普通なのだろうか、なんか高いような気がするんだけど。

写真は「妊娠してる」と言われたときの超音波画像。まだ胎児ちゃんは小さすぎて写っていないが、この黒い穴のようなものの中にいるのだそうだ。臍の尾で繋がって、母体から直接栄養を貰えるようになるまでは、この穴から栄養を貰ってるんだそうだ。
まずは受け付けの人が簡単な質問をする。
・最初に生理がきた年
・生理は規則的に来るか
・特に大きな病気・手術をしたことがあるか
・持病、アレルギーの有無
・家族で心臓系、ガン系の病気で亡くなった人はいるか
・流産、中絶などしたことあるか、ピルを使用したことはあるか
かなりプライベート的な質問だが、これをあっさり旦那の前で質問された。しかも、そこは待ち合い室の一角に机を置いたようなところが受け付けになっているので、他の患者さんが待っていたら、明らかにすべて聞かれていたであろう。なんかオープンなんだな~。
お医者サマ(サマ!?)は、ホームページの写真よりもずっと男前で、とってもユーモア溢れるやさしい方だった。一目みて「ここにしてよかった!」と思った。もちろん、肝心な診察や、もしものことがあった時の対応は見てみないとわからないが、何となく、気があう感じ。これだったら内診も緊張しなくてすみそう・・・とちょっとホッとした。
今思うと、私より、同居人のほうが緊張していたらしい。内診も「ついていっていいの?」という感じだったが、彼もお医者さんを見てホッとしたようで、一緒に内診室に入ってくれた。私が着替えている間、カーテン越しに彼の声が聞こえる。
「歯医者に行かなきゃいけないんですけど、引っ越ししたばかりでこの辺のことがよくわからなくて・・・」
「それだったらね~、○○の○さんがいいよ!」
あーた、緊張してるんじゃなかったの!と、ちゃっかり自分の質問をしている彼に笑えた。
そして内診台にのぼる。
超音波で子宮を見たお医者さん、「はい、妊娠してますね!」と一言。
多分そうじゃないかと思っていたとはいえ、「え~!」と私たちは大喜び。
ただ、今日は初回なので、もろもろの検査をして、次回に出産予定日含め、大事なことがすべてわかるという。私たちは猫ちゃんを飼っているので、そこから媒体してうつるというトクソプラズマの病気が心配だったが、お医者さんが「すぐに猫を隔離して!」のような旨を言わなかったので、「そんなもんなのかな~」と思った。
ところが、そのお医者さんの説明の最中に、ペンと紙を探す同居人。紙がなくって財布をゴソゴソ探して、何かの駐車券をおもむろに取り出す。
何か込み入った質問でもあるのかと、身を乗り出したお医者さんと私。
「それで、さっきの歯医者さんの名前、もう一度教えてくれませんかね?」
って・・オイッ!私の説明と何も関係ないやんけっ!
帰りは、二人で「おめでとう」のお茶をして帰った。
しかし20分の診療時間で80ユーロ・・・これって普通なのだろうか、なんか高いような気がするんだけど。

写真は「妊娠してる」と言われたときの超音波画像。まだ胎児ちゃんは小さすぎて写っていないが、この黒い穴のようなものの中にいるのだそうだ。臍の尾で繋がって、母体から直接栄養を貰えるようになるまでは、この穴から栄養を貰ってるんだそうだ。