子供の眼
それはイースター直前のこと。私の眼に少しものもらいらしきものができたので眼科に行った。そのとき、ついでと言ってはナンだが、一緒に来ていたぽぽちゃんも4歳の検診をしてもらった。
暗い部屋の中で、眼医者さんがライトを照らしながらぽぽちゃんの両目を見ること数秒。
「もう1回検査したいので、薬局で目薬を処方してもらって、2日間点眼してから来て下さい。眼を麻痺させる点眼薬です」
と言う。
えっ、眼を麻痺!?
その眼医者さんは残念ながらこちらが質問しないと多くを語らない人。旦那さまがすかさず
「何か問題でも?」
と聞くと、聞き慣れない単語を2、3言って、「子供の眼は強いから、点眼薬をしないとちゃんとした検査できないんですよ」と言って、そのまま帰されてしまった。
家に帰ってすぐに辞書を開き、旦那さまに
「ぽぽちゃん、近視の気があるの?それとも遠視?乱視?」
と聞いても、彼もお医者さんが言ったことが分からなかったと言う。それよか遠視という言葉すら知らなかった。
というか、私の今までの経験上、日本人は心配性だからか、健康に敏感だからか、オーストリア人よりも色々な医学単語(というほどではないけれども)知っているように思う。あの有名なマンガ「ダーリンは外国人」にも書いてあったけれど、日本語は、例えば「帯状疱疹」などの単語一つとっても、漢字から意味を想像しやすいらしい。外国語は全く想像もつかない単語なので、覚えにくいのかもしれない。
・・・話は逸れてしまったが、実はちょうどママ友さんと子供の眼について話していたところだったのだ。
「近頃の幼児って、メガネかけている子多くない?レンズがすっごく分厚いやつ。テレビとかDVDの見過ぎなのかなぁ・・・」
なんて言い合っていたのが頭から離れず、でもぽぽちゃんをこんなにも毎日観察していても気がつかなかったなんて・・・とドキドキしながら、ネットで色々と調べてみた。
薬局でもらったお薬の名は「アトロピン」。薬剤師さんに
「これは劇薬ですから」
とドクロマークのシール(!)を点眼薬にペタンと貼られたその薬品名で検索すると、でるわでるわ色々な情報が!!さすがネットである。こういうときに日本語で色々と調べられるのは本当に有り難い。
注)参考になったサイトのリンクをはりたいのだけれど、時間の経過と共にリンク切れとなることもあるので、気になる方は「幼児」「視力」「遠視」「アトロピン」などで検索してみて下さい。以下の文も私が理解した範囲内で書きますので、詳しくは専門医などのサイトを参考にして下さい。
つまり産まれたばかりの赤ちゃんはほぼ遠視のため、物を近くで見せても焦点があわない。
そこから3歳ぐらいまでに眼が見えるようになる仕組みが成長するのだが、3歳になっても遠視がある場合、近くが見えにくいばかりでなく、脳が近くを見る時ピントのあった像を受けていない為、見る機能を脳が学習しないのだ。つまり放っておくと、弱視になったり(コンタクトやメガネで視力を回復させることができない)、片目だけ視力が悪い場合も、良い方の眼で見る習慣がついてしまい、悪い方の眼は見ることを放棄した結果、斜視になったりすることもあるという。
そしてそれに関して、早期発見(特に小学校まで)と視力回復用のメガネが重要な鍵になると言うのだ。
だから、よく分厚いメガネをかけた幼児などは、大抵の場合近視でなく、遠視から眼を矯正しているのだそう。
そして、子供(特に幼児)の眼は調節力がとても強く、かつ不安定なので、通常の状態では視力の正確な検査がしにくい。よって麻酔点眼薬を処方されたのだ。
しかしこのアトロピンというお薬、いわゆる瞳孔がひらき「夜暗いところにいる時の眼」になるのだが、ぽぽちゃんの眼も昼間もなんとまぁ真っ黒なことよ!でも日中、特にお天気の良いときはまぶし過ぎるようで、点眼中も幼稚園に普通に通ったものの、サングラスを忘れて可愛そうな思いをさせてしまって猛反省した私であった。
そして二日点眼した後に、再検査に行ったところ
「僅かに気になるけれど、一年後要検査、ということにしておきましょう」
と、先生の言葉。
「遠視が早期発見できただけでも有り難いと思うことにしよう(メガネももちろん覚悟の上)」と思っていたから肩すかしをくらったような・・・でもずっと気がかりであったからホッとしたような、それでもネットには「少しの遠視も後々大変なことに!!」(←こういうとき、ネットの情報はかえって心配を煽るので注意です)と書いてあるので、これでいいのかなという不安と、気持ちは複雑である。
子供を持つって・・・、いや子供だけじゃない、夫もそう、家族が増えるということは楽しいこともあるのだけれど、それだけ運命共同体が増えるということで、ホントに色々なことがあるんだな~と実感した1週間でした。ドっと気疲れが・・・。
だからこそ、なおさらみんなが元気でいてくれる今日一日が大切に思えた日でもありました!
暗い部屋の中で、眼医者さんがライトを照らしながらぽぽちゃんの両目を見ること数秒。
「もう1回検査したいので、薬局で目薬を処方してもらって、2日間点眼してから来て下さい。眼を麻痺させる点眼薬です」
と言う。
えっ、眼を麻痺!?
その眼医者さんは残念ながらこちらが質問しないと多くを語らない人。旦那さまがすかさず
「何か問題でも?」
と聞くと、聞き慣れない単語を2、3言って、「子供の眼は強いから、点眼薬をしないとちゃんとした検査できないんですよ」と言って、そのまま帰されてしまった。
家に帰ってすぐに辞書を開き、旦那さまに
「ぽぽちゃん、近視の気があるの?それとも遠視?乱視?」
と聞いても、彼もお医者さんが言ったことが分からなかったと言う。それよか遠視という言葉すら知らなかった。
というか、私の今までの経験上、日本人は心配性だからか、健康に敏感だからか、オーストリア人よりも色々な医学単語(というほどではないけれども)知っているように思う。あの有名なマンガ「ダーリンは外国人」にも書いてあったけれど、日本語は、例えば「帯状疱疹」などの単語一つとっても、漢字から意味を想像しやすいらしい。外国語は全く想像もつかない単語なので、覚えにくいのかもしれない。
・・・話は逸れてしまったが、実はちょうどママ友さんと子供の眼について話していたところだったのだ。
「近頃の幼児って、メガネかけている子多くない?レンズがすっごく分厚いやつ。テレビとかDVDの見過ぎなのかなぁ・・・」
なんて言い合っていたのが頭から離れず、でもぽぽちゃんをこんなにも毎日観察していても気がつかなかったなんて・・・とドキドキしながら、ネットで色々と調べてみた。
薬局でもらったお薬の名は「アトロピン」。薬剤師さんに
「これは劇薬ですから」
とドクロマークのシール(!)を点眼薬にペタンと貼られたその薬品名で検索すると、でるわでるわ色々な情報が!!さすがネットである。こういうときに日本語で色々と調べられるのは本当に有り難い。
注)参考になったサイトのリンクをはりたいのだけれど、時間の経過と共にリンク切れとなることもあるので、気になる方は「幼児」「視力」「遠視」「アトロピン」などで検索してみて下さい。以下の文も私が理解した範囲内で書きますので、詳しくは専門医などのサイトを参考にして下さい。
つまり産まれたばかりの赤ちゃんはほぼ遠視のため、物を近くで見せても焦点があわない。
そこから3歳ぐらいまでに眼が見えるようになる仕組みが成長するのだが、3歳になっても遠視がある場合、近くが見えにくいばかりでなく、脳が近くを見る時ピントのあった像を受けていない為、見る機能を脳が学習しないのだ。つまり放っておくと、弱視になったり(コンタクトやメガネで視力を回復させることができない)、片目だけ視力が悪い場合も、良い方の眼で見る習慣がついてしまい、悪い方の眼は見ることを放棄した結果、斜視になったりすることもあるという。
そしてそれに関して、早期発見(特に小学校まで)と視力回復用のメガネが重要な鍵になると言うのだ。
だから、よく分厚いメガネをかけた幼児などは、大抵の場合近視でなく、遠視から眼を矯正しているのだそう。
そして、子供(特に幼児)の眼は調節力がとても強く、かつ不安定なので、通常の状態では視力の正確な検査がしにくい。よって麻酔点眼薬を処方されたのだ。
しかしこのアトロピンというお薬、いわゆる瞳孔がひらき「夜暗いところにいる時の眼」になるのだが、ぽぽちゃんの眼も昼間もなんとまぁ真っ黒なことよ!でも日中、特にお天気の良いときはまぶし過ぎるようで、点眼中も幼稚園に普通に通ったものの、サングラスを忘れて可愛そうな思いをさせてしまって猛反省した私であった。
そして二日点眼した後に、再検査に行ったところ
「僅かに気になるけれど、一年後要検査、ということにしておきましょう」
と、先生の言葉。
「遠視が早期発見できただけでも有り難いと思うことにしよう(メガネももちろん覚悟の上)」と思っていたから肩すかしをくらったような・・・でもずっと気がかりであったからホッとしたような、それでもネットには「少しの遠視も後々大変なことに!!」(←こういうとき、ネットの情報はかえって心配を煽るので注意です)と書いてあるので、これでいいのかなという不安と、気持ちは複雑である。
子供を持つって・・・、いや子供だけじゃない、夫もそう、家族が増えるということは楽しいこともあるのだけれど、それだけ運命共同体が増えるということで、ホントに色々なことがあるんだな~と実感した1週間でした。ドっと気疲れが・・・。
だからこそ、なおさらみんなが元気でいてくれる今日一日が大切に思えた日でもありました!
焼きそば
日本に住んでいないので、どうしても手に入る日本食材が限られてしまうのですが、麺類もそのひとつ。
でも、焼きそばとかラーメンとか、数ヶ月一度はどうしても食べたくなるのよね☆

焼きそばは去年アジアショップで日本の蒸し麺が買えることを発見!でも1袋4,6ユーロ(580円)
高い・・・しかしながらここはオーストリア!焼きそばが買えるだけでも有り難いと思わなければ。
でも最近、その蒸し麺が常温保存で数ヶ月OKと知ってから(って今頃なんですが)、入っている添加物の数々を思うとゾォ~~~~ッ(^^;。「数ヶ月に一度だから」といういい訳をしながら食べてます(笑)
でもね、実はついているソースがどうしても子供達が受け入れなくて、私は食べたいのに子供達は食べてくれないなんてことが1、2回続きました。どうやら辛いスパイスが少々効いているらしいんです。
どうしたもんかと、市販の「やきそばソース」を買って使ってみたりしたけれど、今イチ反応はよくなく・・・
そんなとき「haru_mi」のレシピでオイスターソースととんかつソースをブレンドしたものを焼きそばソース代わりに使っていると載っていて、これが試したら大ヒット!!
オイスターソース:とんかつソースが1:4くらいの割合ですが、好みで変えてもいいかも。
・・・なんだか食べ物ばっかりの話題ですいませんねぇ(^^;。写真がまだ溜まっているので、時間があったらまた更新しま~す☆
でも、焼きそばとかラーメンとか、数ヶ月一度はどうしても食べたくなるのよね☆

焼きそばは去年アジアショップで日本の蒸し麺が買えることを発見!でも1袋4,6ユーロ(580円)
高い・・・しかしながらここはオーストリア!焼きそばが買えるだけでも有り難いと思わなければ。でも最近、その蒸し麺が常温保存で数ヶ月OKと知ってから(って今頃なんですが)、入っている添加物の数々を思うとゾォ~~~~ッ(^^;。「数ヶ月に一度だから」といういい訳をしながら食べてます(笑)
でもね、実はついているソースがどうしても子供達が受け入れなくて、私は食べたいのに子供達は食べてくれないなんてことが1、2回続きました。どうやら辛いスパイスが少々効いているらしいんです。
どうしたもんかと、市販の「やきそばソース」を買って使ってみたりしたけれど、今イチ反応はよくなく・・・
そんなとき「haru_mi」のレシピでオイスターソースととんかつソースをブレンドしたものを焼きそばソース代わりに使っていると載っていて、これが試したら大ヒット!!
オイスターソース:とんかつソースが1:4くらいの割合ですが、好みで変えてもいいかも。
・・・なんだか食べ物ばっかりの話題ですいませんねぇ(^^;。写真がまだ溜まっているので、時間があったらまた更新しま~す☆
食堂
「今日のお昼、何作ろうっかな~、アレはこの間作ったばっかりだし、アレはタンタンが食わず嫌いで食べないし・・・」
なんてメニューが決まらないのは、私の場合毎日のこと(^^;
でもこの冬、ちょっとだけテンションがあがる方法を思いつきました!!
その名も
「ザ・定食」
って今、勝手に思いつきでネーミングしたんですが←オイオイ
メインを決めた後に「○○定食」と定食セット風に考えると・・・
あれよあれよという間に、副菜が思い浮かぶじゃあ~りませんかっ!!

多分、自分が一番「定食」っぽいもの、雰囲気に飢えてるのかな~。
「定食って言えばポテトサラダよね♪」
とか
「定食って言えば、白菜のお漬け物♪」
なーんてルンルンしているうちに出来上がり~~
多分、お皿に盛りつけて喜んでいるのは私だけかも(笑)
ありきたりですが、「唐揚げ定食」「生姜焼き定食」などもどれも楽しく作れました。今度は丼ものも定食風にやってみようかな♪
・・・しかし、どんどんどんどん食の方向は日本へ。自分はオーストリアに適応できるのか、今更ながら不安になってきたワ
<
なんてメニューが決まらないのは、私の場合毎日のこと(^^;
でもこの冬、ちょっとだけテンションがあがる方法を思いつきました!!
その名も
「ザ・定食」
って今、勝手に思いつきでネーミングしたんですが←オイオイ
メインを決めた後に「○○定食」と定食セット風に考えると・・・
あれよあれよという間に、副菜が思い浮かぶじゃあ~りませんかっ!!

多分、自分が一番「定食」っぽいもの、雰囲気に飢えてるのかな~。
「定食って言えばポテトサラダよね♪」
とか
「定食って言えば、白菜のお漬け物♪」
なーんてルンルンしているうちに出来上がり~~

多分、お皿に盛りつけて喜んでいるのは私だけかも(笑)
ありきたりですが、「唐揚げ定食」「生姜焼き定食」などもどれも楽しく作れました。今度は丼ものも定食風にやってみようかな♪
・・・しかし、どんどんどんどん食の方向は日本へ。自分はオーストリアに適応できるのか、今更ながら不安になってきたワ

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病み上がりは
病み上がりの後は、結局こんなものが一番食べたかったりする。それもたくさんではなくて。

ひとくち、美味しい(質はもとより、丁寧に研いで炊いた)ご飯
ひとくち、ほうれん草のお味噌汁
ひとくち、お漬け物(すんごい色してますが・・・(汗))
ひとくち、緑茶
ホッ
実は、いつか書いたけれど、最近はほとんどご飯が主流な我が家です。昔あれほど作っていたパスタは、今やご飯の頻度の3分の1以下(^^;
夜は特に体がホッとするものを欲するみたいで、やっぱり黒パンよりもご飯。
もちろんこちらの黒パン、嫌いなわけじゃないですよ!
でも黒パンは、私の中では「あるから食べる」ではなく、ちゃんと美味しい状況を作って食べたいもの。美味しいハム、美味しい付け合わせ、美味しいワイン、などなど・・・。ホイリゲとか夏の野外だったらもっと最高♪
「めんどくさいから黒パンでいいや」という風にならないからややこしいことになるのですが(汗)、それでも夜は子供達にもご飯です。ちなみにお昼が日本の晩ご飯並みに重いので、夜は軽め。
話が逸れちゃったけれど、もともとお料理(=食べること?)好きではなかった私
結婚するまで学食、パン、家でパスタで適当にやっていたからスタートは遅いけれど、でももっともっとご飯作りが楽しく身近になればな~という思いは変わりません☆
ご飯一膳の為に、美味しくって楽しくて簡単な(←これ一番重要(笑))おかずが一品ササッとできるように、頑張らなきゃね♪

ひとくち、美味しい(質はもとより、丁寧に研いで炊いた)ご飯
ひとくち、ほうれん草のお味噌汁
ひとくち、お漬け物(すんごい色してますが・・・(汗))
ひとくち、緑茶
ホッ

実は、いつか書いたけれど、最近はほとんどご飯が主流な我が家です。昔あれほど作っていたパスタは、今やご飯の頻度の3分の1以下(^^;
夜は特に体がホッとするものを欲するみたいで、やっぱり黒パンよりもご飯。
もちろんこちらの黒パン、嫌いなわけじゃないですよ!
でも黒パンは、私の中では「あるから食べる」ではなく、ちゃんと美味しい状況を作って食べたいもの。美味しいハム、美味しい付け合わせ、美味しいワイン、などなど・・・。ホイリゲとか夏の野外だったらもっと最高♪
「めんどくさいから黒パンでいいや」という風にならないからややこしいことになるのですが(汗)、それでも夜は子供達にもご飯です。ちなみにお昼が日本の晩ご飯並みに重いので、夜は軽め。
話が逸れちゃったけれど、もともとお料理(=食べること?)好きではなかった私
結婚するまで学食、パン、家でパスタで適当にやっていたからスタートは遅いけれど、でももっともっとご飯作りが楽しく身近になればな~という思いは変わりません☆ご飯一膳の為に、美味しくって楽しくて簡単な(←これ一番重要(笑))おかずが一品ササッとできるように、頑張らなきゃね♪
春になりました!!
みなさま、どうもご無沙汰しておりますぅ・・・(ペコペコペコペコ)
忘れ去られてないかと不安になる今日この頃
でも書かない時期が少し続いてしまうと、なかなか思うように筆が進まないものですねぇ・・・(反省)。今日はそんな中、えいやっ!!と腰をあげた次第。本当に長い間更新できなくてすみませんでした。
そして唐突ですが、
「春になりましたねぇ~~
」
って「もうとっくだよ!」と言われそうですが、いえいえ、私にや~~っと春を感じられる余裕ができたってことなんです
詳細は追々書くとして、オーストリアに住み始めて早9年(いや、10年か。よく分からないけどまーいいやこの際←オイオイ)。もういい加減に学習したい。そして来年の私に今から言いたい!
「3月は気を抜いちゃダメ!!!」と
8月には既に秋の気配を感じるオーストリア。冬も長く、10月以降は曇りばかりの日々が続きます。12月まではクリスマスの華やかさもあって普通に乗り切れるんですが、新年明けてからが何となく中だるみ状態・・・自分を騙し騙しなんとか1月2月を乗り切った!とぬか喜びしてついつい3月で気が緩むんですかねぇ。
他の方はどうか分かりませんが、私はオーストリアに来ると、日本にいるときよりすこーし緊張します。日本から帰って来たときに、特にそう気づくことが多いです。
一つは多分、言葉の問題。「長く住んでいる=どんどんドイツ語が上達する」のは全くの誤解で、特に子供を持ってからは日本語に集中することも多々あり、なかなか初級を抜け出せない自分のドイツ語力に苛立ちを感じる今日この頃・・・。
ま、それはさておき、もう一つはサービスの問題。
これはいいとか悪いとか言っているのではなく、日本はお客様天国、サービス天国のところですので、こちらに来ると不自由を感じます。お店で店員さんの態度が悪いなんてことはよくあることだし、逆にこちらが気を遣ってしまうことも多々あるほど。
実はサービスの問題と書いておきながら、問題はその先。
「脳と口が直結しているか」
これが実に求められる!
語学力云々より、この瞬発力がないと、後々もっと面倒なことになったり、ストレスが溜まったりすることは避けられません。
最近経験した些細な例で言うと
・卵を買ってレジで会計するときに「もしや」と思って開けて見たら1個が割れていた。
・バスで「降ります」というボタンを押したのに停留所を通り過ぎ去られた。
こういう場合、なんと文句を言われるのはこっちの方!
「新しい卵が欲しいの、欲しくないの!?」
「なんでちゃんとボタンを押さないんだ!」
もうモジモジしている暇はありません!(笑)
そういや一昨日も、幼稚園で先生に「さ来週、親御さんと一緒にちょっとお話ししたいことがあるので、日程決めましょうね」って言われて、
「えっ,何?ぽぽちゃんに問題が?それともすべての親子と面談でもしてるの?」
と思ったのにとっさに聞けなかった私。「はい」と返事したものの「理由を聞こう!」と思ったときには先生はいずこ。か====ッ!気になるぅ!ハイ、こんなことばっかりです。ってか、お知らせくらい文書で欲しい・・・。
それから子供を持ってから変わったこと。子供に気を取られていて貴重品をなくしたりなんてことは2度としたくないから気は抜けないし、公園などの公共の場でとんでもないお母様もいらっしゃる。1回室内ですが、土足禁止のところを靴で平気で入っている親子がいたので、目の前にいて耐えられなくなった私が言ったならば、もの凄い、いやここでは書けないほどの怒濤の反撃を食らいました(涙)
もちろんね、日常生活を通してこういうことはホントに稀!!基本的にはいい人達に恵まれているのだから私は感謝しなきゃいけません。
でも自分の中の余裕がなくなっているときって、許容量も減るし、その分緊張度も増す。柔軟性にも欠けていくんですよねぇ。優しく話しかけてくれる方にはオープンに、そうでないときはその場に合わせて自分の壁を厚くして、などの微調整ができない。私の語彙力には限界があるのだけれど、そう、「しなやか」に生きられないのだ。
棒のようにカッチンコッチンになっていた3月初め、お義母さんといざこざがあり、本当に珍しく、私の中で
「ポッキン」
と何かが折れる音が聞こえました(爆)
と同時に涙がとめどめもなく溢れ出て止まらない(でも今回はホルモンじゃないみたい(笑))。
旦那さまに、「これこれこういう理由で、色んな人がいてしんどい」と言うと
「それはどの職業でも一緒だから」とまっとうなお答え。
本当にそうだと思いながらも、気づいたら熱を出して寝込んでいました(笑)
しかしね~!子供産んでから熱を出すのは2回目ですが、オーストリアで母親は倒れるものじゃないと実感。
ま、我が旦那さまはキッチンに入らないので大変なことになるのですが、家族一同食べるものがなく、仕方なく旦那さまに負担にならないように、一番近くの食べられそうと思うアジア系のレストランでお持ち帰りしてもらいました。
「はい、42ユーロ~(約5200円)
」←イヤミかい!
と言われて紙袋を手渡された瞬間、
「今度は、どんなことがあっても這ってでも自分で作る!」
と決意したのは言うまでもありません(笑)
あ~コンビニで鍋焼きうどんが買える日本が恋しいワ
←これはラーメンだけど
あ、同時に旦那さまに甘いというか(?)家事にあまり立ち入って欲しくない私も、さすがに「ご飯の炊き方」だけは伝授しようと思いましたワ。彼もしぶしぶ承諾(笑)
今回、そんなわけで、リンツ在住の周りのお友達にはもちろんのこと、ブログを通しての方々にも温かい言葉をかけていただき、「持つべきものって友人達だなァ~」とつくづく実感ました。最後は「大丈夫?」のメールを頂いただけでもオイオイ嬉し涙を流すくらいだったから(爆)この場を借りてお礼を言わせて下さいね。本当にありがとうございました
ここまでお読み頂いて、「なにいち主婦が甘いこと言ってるんだよ!」って思われた方、本当にすいません(ペコペコ)。ホント、子供が小さい頃は特に家にいる時間が長くなるので(私は特に家が好きなので)、社会性が欠けてるかもって思うこと、よくあります。でも、私はやっぱり私のペースでしか学習することができない。今回、自分の未熟さをつくづく実感したのだけれど、それと同時にたくさんの人の暖かさにも触れることができて、得るものも多かったと思っています。いつか自分も、お返しできる機会があるといいなァと思いつつ・・・。
さぁ、これからオーストリアの素敵な時期の到来!!出遅れた分、楽しみたいと思います!!
忘れ去られてないかと不安になる今日この頃
でも書かない時期が少し続いてしまうと、なかなか思うように筆が進まないものですねぇ・・・(反省)。今日はそんな中、えいやっ!!と腰をあげた次第。本当に長い間更新できなくてすみませんでした。そして唐突ですが、
「春になりましたねぇ~~
」って「もうとっくだよ!」と言われそうですが、いえいえ、私にや~~っと春を感じられる余裕ができたってことなんです

詳細は追々書くとして、オーストリアに住み始めて早9年(いや、10年か。よく分からないけどまーいいやこの際←オイオイ)。もういい加減に学習したい。そして来年の私に今から言いたい!
「3月は気を抜いちゃダメ!!!」と

8月には既に秋の気配を感じるオーストリア。冬も長く、10月以降は曇りばかりの日々が続きます。12月まではクリスマスの華やかさもあって普通に乗り切れるんですが、新年明けてからが何となく中だるみ状態・・・自分を騙し騙しなんとか1月2月を乗り切った!とぬか喜びしてついつい3月で気が緩むんですかねぇ。
他の方はどうか分かりませんが、私はオーストリアに来ると、日本にいるときよりすこーし緊張します。日本から帰って来たときに、特にそう気づくことが多いです。
一つは多分、言葉の問題。「長く住んでいる=どんどんドイツ語が上達する」のは全くの誤解で、特に子供を持ってからは日本語に集中することも多々あり、なかなか初級を抜け出せない自分のドイツ語力に苛立ちを感じる今日この頃・・・。
ま、それはさておき、もう一つはサービスの問題。
これはいいとか悪いとか言っているのではなく、日本はお客様天国、サービス天国のところですので、こちらに来ると不自由を感じます。お店で店員さんの態度が悪いなんてことはよくあることだし、逆にこちらが気を遣ってしまうことも多々あるほど。
実はサービスの問題と書いておきながら、問題はその先。
「脳と口が直結しているか」
これが実に求められる!
語学力云々より、この瞬発力がないと、後々もっと面倒なことになったり、ストレスが溜まったりすることは避けられません。
最近経験した些細な例で言うと
・卵を買ってレジで会計するときに「もしや」と思って開けて見たら1個が割れていた。
・バスで「降ります」というボタンを押したのに停留所を通り過ぎ去られた。
こういう場合、なんと文句を言われるのはこっちの方!
「新しい卵が欲しいの、欲しくないの!?」
「なんでちゃんとボタンを押さないんだ!」
もうモジモジしている暇はありません!(笑)
そういや一昨日も、幼稚園で先生に「さ来週、親御さんと一緒にちょっとお話ししたいことがあるので、日程決めましょうね」って言われて、
「えっ,何?ぽぽちゃんに問題が?それともすべての親子と面談でもしてるの?」
と思ったのにとっさに聞けなかった私。「はい」と返事したものの「理由を聞こう!」と思ったときには先生はいずこ。か====ッ!気になるぅ!ハイ、こんなことばっかりです。ってか、お知らせくらい文書で欲しい・・・。
それから子供を持ってから変わったこと。子供に気を取られていて貴重品をなくしたりなんてことは2度としたくないから気は抜けないし、公園などの公共の場でとんでもないお母様もいらっしゃる。1回室内ですが、土足禁止のところを靴で平気で入っている親子がいたので、目の前にいて耐えられなくなった私が言ったならば、もの凄い、いやここでは書けないほどの怒濤の反撃を食らいました(涙)
もちろんね、日常生活を通してこういうことはホントに稀!!基本的にはいい人達に恵まれているのだから私は感謝しなきゃいけません。
でも自分の中の余裕がなくなっているときって、許容量も減るし、その分緊張度も増す。柔軟性にも欠けていくんですよねぇ。優しく話しかけてくれる方にはオープンに、そうでないときはその場に合わせて自分の壁を厚くして、などの微調整ができない。私の語彙力には限界があるのだけれど、そう、「しなやか」に生きられないのだ。
棒のようにカッチンコッチンになっていた3月初め、お義母さんといざこざがあり、本当に珍しく、私の中で
「ポッキン」
と何かが折れる音が聞こえました(爆)
と同時に涙がとめどめもなく溢れ出て止まらない(でも今回はホルモンじゃないみたい(笑))。
旦那さまに、「これこれこういう理由で、色んな人がいてしんどい」と言うと
「それはどの職業でも一緒だから」とまっとうなお答え。
本当にそうだと思いながらも、気づいたら熱を出して寝込んでいました(笑)
しかしね~!子供産んでから熱を出すのは2回目ですが、オーストリアで母親は倒れるものじゃないと実感。
ま、我が旦那さまはキッチンに入らないので大変なことになるのですが、家族一同食べるものがなく、仕方なく旦那さまに負担にならないように、一番近くの食べられそうと思うアジア系のレストランでお持ち帰りしてもらいました。
「はい、42ユーロ~(約5200円)
」←イヤミかい!と言われて紙袋を手渡された瞬間、
「今度は、どんなことがあっても這ってでも自分で作る!」
と決意したのは言うまでもありません(笑)
あ~コンビニで鍋焼きうどんが買える日本が恋しいワ
←これはラーメンだけどあ、同時に旦那さまに甘いというか(?)家事にあまり立ち入って欲しくない私も、さすがに「ご飯の炊き方」だけは伝授しようと思いましたワ。彼もしぶしぶ承諾(笑)
今回、そんなわけで、リンツ在住の周りのお友達にはもちろんのこと、ブログを通しての方々にも温かい言葉をかけていただき、「持つべきものって友人達だなァ~」とつくづく実感ました。最後は「大丈夫?」のメールを頂いただけでもオイオイ嬉し涙を流すくらいだったから(爆)この場を借りてお礼を言わせて下さいね。本当にありがとうございました

ここまでお読み頂いて、「なにいち主婦が甘いこと言ってるんだよ!」って思われた方、本当にすいません(ペコペコ)。ホント、子供が小さい頃は特に家にいる時間が長くなるので(私は特に家が好きなので)、社会性が欠けてるかもって思うこと、よくあります。でも、私はやっぱり私のペースでしか学習することができない。今回、自分の未熟さをつくづく実感したのだけれど、それと同時にたくさんの人の暖かさにも触れることができて、得るものも多かったと思っています。いつか自分も、お返しできる機会があるといいなァと思いつつ・・・。
さぁ、これからオーストリアの素敵な時期の到来!!出遅れた分、楽しみたいと思います!!