ココロとカラダはつながっています。
なので、カラダが変わると、ココロが変わるってことがあります。
今回は、「手の形ひとつで呼吸が変わる、声が変わる」というテクニックをご紹介します。
ヴォイスコンサルタント林重光氏の著書「声のデザイン」からのご紹介です。
実際にやってみて数十秒もかかりませんでしたので、皆さんもぜひご自分のカラダで体験してみてください。自然に胸式呼吸になったり、腹式呼吸になったりして、その違いが即座にわかるはずです。
“まずは、手をグーの形に握って深呼吸をしてみてください。息を吸ったときに、胸が大きく膨らむのを感じるはずです。
では次に、小指と薬指だけを折り曲げてください。中指、人差し指、親指の3本の指は力を抜いて、軽く曲がった状態にします。
そのまま深呼吸をしてみてください。
手をグーにしたときと違い、胸ではなく、腹部が膨らむのを感じませんか?
心なしか、呼吸もしやすいのではないでしょうか。
実は「握る」というグーの形では胸式呼吸になりやすく、
首・肩・胸・腕に力が入りやすい状態になるため、声帯のコントロールがしにくくなり、声が震えたり、うまく出せなくなったりします。
一方で、小指と薬指を折り曲げると自然と腹式呼吸になり、安定した声が出せるようになります。
手の形を変えることによって、呼吸するときに使う筋肉が変わります。
使う筋肉が変わることで、出てくる声も変わってくるのです。“
いかがでしたか? ちょっとしたことで、こんなに変わるなんて・・・。
その違いに驚かれるはずです。
この他にも、視線の使い方、顎関節の筋肉をほぐすエクササイズ、肩甲骨周辺の筋肉をほぐすエクササイズ、肩の力をほどよく抜くエクササイズ、体のバランスを整え、声を安定させるテクニックなどがいろいろ紹介されていました。
ただ、林氏はあとがきの中で
“ご紹介したテクニックは、過去のトラウマによって失なわれた心と体のバランスを一時的に整えてくれますが、あくまでも一時的なものです。
テクニックの力を借りてその場をしのげるようになったら、いつかは「緊張」「不安」「恐怖」などといった「声を不安定にさせる大元」と向き合っていく必要があるのです。…(中略)…
最初こそテクニックをお伝えして対症療法をお試しいただきますが、その後は根本原因へのアプローチへと進んでいきます。”
と書いておられることを書き添えておきます。
「呼吸のしかた」を変えることで「気持ち」が変わります。
胸式呼吸では交感神経が優位になるので、緊張が高まり、活動的になります。
運動するときやリフレッシュしたいときに効果的です。
いっぽう、腹式呼吸では副交感神経が優位になるので、心身をリラックスさせることができます。幸せホルモンの「セロトニン」の分泌が促進されて精神が安定します。
「呼吸のしかた」は、今回ご紹介したように、「カラダ」に働きかけること、
たとえば「手の形を変えるだけでも」簡単に変えることができます。
今回はカラダを使って秒でハッピーになれるコツをお伝えいたしました。
参考になれば幸いです。
