ハグすると、ハッピーになります。

「ハグっていいわよ」。

94歳になる私の母は、デイケアのお仲間に、そんなふうに体験をシェアし、

お仲間たちも「ハグして」と母のそばに寄ってくるのだそうです。

 

コロナ禍のとき、不要不急の外出は控えるようにということになり、しばらくの間、他県に住んでいる母とは会えない時期がありました。車での往来が解除され、久しぶりに母に会えた時、思わず私たち親子はハグを交わしあいました。その時の、幸せ感!といったら・・・。

 

以来、毎回、母のもとに通うたびに、まずはハグすることが、私たち親子の習慣に

なっています。

母のような昔の世代の人は、日常的にハグする習慣はなかったと思うのですが、

いったん体験すると、そのよさを実感されるようです。

だから、お仲間たちも、「ハグして」と寄ってこられる。

私の世代もハグの習慣はあまりなかったです。

ハグが照れくさかったら、親しい人どうし、背中をなでるのでも、ちょっとマッサージするのでもいいと、私は思います。

触れることは、幸せ感を増大させます。

また、セルフハグ(自分自身をハグすること)も、自分を慰めて、安心させるのに

いい方法です。

 

さて、ハグの効果を少し解説してみます。

ハグをすると、幸せホルモンと呼ばれる物質が脳内で分泌されます。

分泌されるのは、主に下記の4種類です。

・オキシトシン

・セロトニン

・βエンドルフィン

・ドーパミン

 

オキシトシンは、「愛情ホルモン」「絆ホルモン」とも呼ばれます。

家族や心を許せる相手、ペットなどとのスキンシップのほか、リラクゼーション施術による肌の触覚刺激によっても分泌されることが分かっています。

オキシトシンが分泌されると、心身ともにリラックスします。

イライラや怒りなどネガティブ感情の緩和、不安感軽減、ストレス解消、

他者への信頼が増す

などの効果があります。

 

セロトニンは、「幸せホルモン」とも呼ばれます。

他の神経伝達物質であるドーパミン(喜び、快楽など)やノルアドレナリン(恐怖、驚きなど)などをコントロールし、精神を安定させる働きをしています。

セロトニンが少ないと、これらのコントロールが効かずバランスが崩れ、

攻撃性や不安感の増大、うつ・パニック障害などの精神疾患が引き起こされます。

 

βエンドルフィンは「脳内麻薬」とも呼ばれます。

鎮痛効果の他、気分の高揚・幸福感が得られるといった作用があります。

 

ドーパミンは「やる気ホルモン」とも呼ばれます。

脳を覚醒させ、生産性の向上や達成感をもたらすと言われています。

 

ハグすることによって、これらのホルモンが脳内で分泌され、様々なプラスの影響が心身にもたらされるのです。

 

みなさんも、ハグをもっと生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考になれば幸いです。