ホテルのお部屋の窓辺に立ち、この桜並木を上から見おろした。
息子と末娘のそれぞれの進学に伴う引っ越しの準備で、最近忙し過ぎて
今年の春は、桜を見る余裕がなかった。
息子を新天地に送り出した帰り道で
いつの間にか、桜が満開になっていたことに気づいた。
なんか、冬が終わったことにも、気づいていなかった。
ホテルの通りの向こうには、菜の花畑が一面に広がっていて、先月の2回のデートの後、帰りに一人で見た黄色い絨毯を、上から見渡すと、予想以上に広かった。
視点を変えたら、景色が変わる。
そこにあるものは変わらないのに。
なんていうことを、青空ではなく雲の広がる白い空の下のピンクと黄色を見ながら、スッポンポンで思った春。
晴れて青空だったら、もっと綺麗に写真に撮れるだろうけど
白い雲の広がるくもりぞらと満開の桜は、何となくやわらかく優しく感じる。
満開の桜を濡らすこの時期の雨を
桜が散ってしまうからイヤだなぁと、去年までは思ってたけど
年齢を重ねたせいなのか
雨が濡らす花も木肌も、地面の湿った匂いも、素敵だな、と感じるようになった。
自然な地球の営みにとっては、満開の桜を散らそうが、関係のないこと。
そういえば
We might meet tomorrow
とアールがLINEしてきたのは、4月1日のお昼だった。
あとになって気づいたけど
エイプリルフールの日。
私の居住地あたりでは、あまり浸透していないのか
小学生の頃、エイプリルフールにどんな嘘をついて驚かすか、流行した記憶は何となくあるけど
（我が子からも、友人からも、エイプリルフールをやられたことはない）
この20年以上、4月1日に嘘をつかれたり、ついたりしてなくて
ここ数年は、アメブロの記事で「エイプリルフール」だということに気づく。
3年前に会話を始めてから
Happy Varentine's Day
Merry Christmas
Happy New Year
そして Happy Birthday
これらを欠かさず言ってくるカレだけど
エイプリルフールに、嘘や冗談を言われたことはなく
カレの中でも、その風習は浸透していないらしい。
とりあえずエイプリルフールというより、私にとって4月1日は、入社式の日。
そして、ランチタイムは新卒入社の社員との会食があり、豪華で美味しいお弁当が会社経費で食べられる日。
そういう認識。
We might meet tomorrow
が、嘘や冗談でなくて、良かった。
さて、
新記録を樹立しました。
前回のデートから次のデートまでにかかった日数、
『最短の2週間』の記録。
その後に
更に最短を更新して、『12日』という日数で会えた。
去年、アールが恐れおののいているコロナが5類に移行した後も
2ヶ月会えなかったことが、2度もあったことを
まだ、じゃっかん根に持っていた私だったけど
今年は、月に2回というのが2度もあって、イイ感じ。
この調子で、月に2回ペースで会うというのが、続きますように。