Dとお茶のあと | ★頑固で石頭*Black無糖のカレ vs そんなカレに恋したワタシ★

★頑固で石頭*Black無糖のカレ vs そんなカレに恋したワタシ★

あづきの日常★★独り言★★恋愛★★南米Blackアールとの恋の軌跡を主に綴ります。

前記事の続き。

 

お茶をしたあと、Dをガソリンスタンドへ連れて行った。

 

私が以前、購入を手伝った車がもうすぐ届く予定で、日本で車に乗るのは初めてなので、ガソリンの入れ方を教えておいて欲しいと頼まれたのだ。

 

セルフ給油をやりたがるので、私が横にいて教えながら、Dが給油した。

 

Dのクレジットカードで、私の車のガソリンタンクを満タンに…。

 

 

セカンドワイフになってほしいと言い出すくらいだから、大金持ちとまではいかないが、貧乏では決してない、アフリカのエリートであるD。

 

 

普段も、食事やお茶代は必ず出してくれ、絶対に私からお金を受け取ろうとはしない。(この日のコーヒー代は、クレジットカードが使えない店だったため、私がキャッシュで払ったが)

 

車を出すのは私なので、時々、ガソリン代も渡してくる。

 

そんなもの受け取れないよ、と断ろうとする私に

「自分の国の男は、こうするのが当たり前だから、受け取ってほしい」

と説得された。

 

アフリカって、そういう文化の国が多いのだろうか。

 

 

私は恋人とはワリカンにしたい人間で、友達とは当然ワリカンなのだが(みんな、そうか)、Dにはなぜか気持ちよくおごられるのに慣れてしまった。

 

よく考えたら年下の男性に毎回おごられるのはどうなのだろうか…。

 

 

お店にいけばドアを必ず開けてくれて、私に先に入るよう促し、テーブルでは椅子をひこうとしてくれるD。

(日本の庶民的なお店じゃ目立つからやめろと言って、あんまりさせていないけど)

 

 

コロナ陽性者が多い時は通勤以外で家から一歩も出ようとしない私の恋人(同じ地方の他県在住)より、地元にいるDと会う頻度の方がどうしても高い。

 

それでも、Dとの関係が友達以上に発展することは、絶対に、ないな、と思う。

 

 

プロポーズをされて断り、その後も何度か好きだと言われるたびに断っていた頃。

 

もしこれが〝セカンドワイフ〟などという現代の日本人には理解不能のプロポーズではなく、通常の1vs1のプロポーズだったら、どう感じたのだろうと、考えてみたことがある。

 

それでもやっぱり、私の答えは変わらない。

 

〝セカンドワイフ〟という立場が不満なのではなく

(いや、当然セカンドワイフなんて、もちろんイヤなんだけど)

 

そもそもDを男として好きになることは、ないだろうなと思うから。

  

 

しかしDは恐らく、〝セカンドワイフ〟だから私が断ったのだと思っている。

 

Dと私のコミュニケーション能力では限界があるので、まあ仕方ないのだけど。

 

 

私に恋人が出来たと報告した時、Dは

「 I feel jelous. 

 だけど、あづきが幸せになってほしいというのが、自分の一番の願い。

 だから、あなた達のrelationshipを、僕は邪魔しません」

と言ってきた。

 

そして本当にそれを守るべく、一定の距離を保って私に接してくれるようになり、好きだとかなんだとか言わなくなった。

(会うと必ず「彼氏とはどう?」と聞いてくるが、その真意はわからない)

 

そんなDにわざわざ

「あなたがもしもシングルで、私にプロポーズしてたとしても、答えは同じでNOだった。」

と今更敢えて言わなくてもいいかなぁ、というぐらい、危険もなく、本当にいい人なのである。

 

構ってチャンなのが少しめんどくさいが、それさえなければ、いい男友達であるのは、間違いない。