Adios Noninoに歌詞がついたものがあるのを発見してびっくり。おっさんの巻き舌と声がいいね!

 

 

 

 

 

 

長々と続けたけれど、これが最終章です。

 

 

 

 

あとがきとして加えるなら、当時この旅行記を書き始めた時、21回の長さになるとは思ってなくて「下を向いて歩こう」という題名にして番号をふっていくだけのつもりでいました。

 

でも、直ぐにこれは長くなりそうだと気づき、見出しで内容が分かるようにしなければならず何回かの投稿後にそのタイトルを変え、最終章でその題名の種明かしをしたというわけです。

 

 

 

 

ちょうど11年前の3月に書いたこれらの記事を読むと、当時の旅の仕方と今現在の旅の仕方も随分変わったな、と気づきます。

 

あの当時は外国でスマホを使うのに、携帯会社の国外ローミングを利用してめちゃお金使いましたよね。今では現地でSIMカード買えば安く済むようになったけど。

 

そして、解らないスペイン語で苦労しあくせくした当時だけれど、今はGoogleの翻訳で全部理解できるし、音声で伝えることもできるから異国の旅のハードルは随分低くなったと思います。

 

 

 

 

結婚生活ですっかり昔の魂を失っていた私は、この8日間のブエノスアイレスの旅の間に1987年に3ヶ月のスペインの旅をした昔の自身を思い出してはいましたが、まだ後に自身が離婚をすることなど、そしてノマドライフで数年も連続して世界を旅することなどこれっぽっちも想像できませんでした。

 

いわば、夫に甘やかされてすっかり自由に飛ぶ羽根を失っていた私が、この旅によって再び精神的自立や自分自身の勇気や行動力の再確認ができたのだと思います。文章を読むと、それを如実に感じさせられますね。

 

「奇跡はコンフォートゾーンの外で起こる」

 

これはスピリチュアルや自己啓発を学びながら、このブログを描き始めた当時幾度となくも呟いていた言葉でしたが、本当に私の人生には奇跡は次々と起こりました。欲しいものは確実に手に入るのです。

 

感情の浮き沈みはあっても、その度に必要とされるものが浮かび上がり、それを自身に与えるための道が開け、そして人生は更に進化する。それは時に物理的なものであり精神的なものであり環境であり。

 

「経験」という思い出は素晴らしいものです。

 

今、こうして還暦を過ぎ、若さこそは失っているけれど何かをするたびに、その味わいにレイヤーという深みがあるのを実感します。

 

「今この経験」が過去の経験と結びつき、人生に奥行きができる。それを時にRich、人生の豊さと呼ぶのだ思われます。

 

 

 

 

全編に目を通して下さった読者の方々には、深くお礼を申し上げます。お付き合いくださいましてありがとうございました。