そこは潰れたライブハウスだった
見張りの2人を潰して中に入った。



「おっ!!早かったな」



ミンウが立ちあがると ドンへがズルズルと床に崩れ落ちる。



「何しやがった?」


「まだなんもしてねえって、咥えて貰っただけ。あんたを叩きのめして、あんたの目の前でドンへくんを可愛がってやるよ」



ミンウの言葉にゾロゾロと 男たちがオレを取り囲む

10…20人以上か…さすがにこの人数は始めてだ。しかも今日は道具もない。




「おい!こいつ邪魔だから裏に」



ミンウが声をかけると 一人がドンへを担ぎ上げ、奥のドアに消えた。

横から殴りかかってくる ヤツの顔にヒジをぶち込んみ、次々と倒して行く、けど8人目で息が切れてきた。

背中を殴られ前のめりに転倒すると、何人もの奴らに身体中蹴り上げられる
体を丸め顔を庇いながら反撃のチャンスを待っていると



「おいおい… 何人いるんだぁ?」



入り口の方から聞こえてくる声。
その声に全員が気を取られた隙に立ち上がり体制を整え、声の方を見ると



「えっ?」



イェソヒョン?



「ヒョクチェ、お前何人?」



倒した数を聞いてくる



「は、8人…くらい」


「ほおー♪んじゃ…あと?いーち、にーい、15人くらいか。んふふっ…じゃあ俺も8にーん!」



なんて歌う様に倒す人数を決めている。
てか 更に7人はいるんだけど…?



「じゃあ、俺は残りのヤツら…7人だな」



イェソヒョンの後ろにいた ヨンウンヒョンも 笑いながら言ってるし
って!えぇ~っ?!ヨンウンヒョン?


なんで?って思ってる間に2人はガンガン 殴り倒して行ってる



「何で学ラン?」



何故か2人とも学ランを着ていたから 俺も掴みかかってくるヤツを殴りながら聞いてみた



「ケンカといえば学ランじゃん?《東リベ》《今日俺》だって学ランだからってカンインがいうからぁさっ!と6人目ーっ!あと2人ーー!」



今、ヨンウンヒョンをカンインて呼んだ?!
やっぱり、この2人があの伝説の…



「そうそう♪雰囲気作りが大事だろ?何事もなっ!と、俺も6人目ーっあと1人ーー!」


「そんな事より!お前ドンへのトコ行ってやれ」



オレは頷いて ドンへが連れて行かれたドアを蹴破っり入ると、ぐったりしているドンヘに駆け寄った。



「ドンへっ!ドンへっ ゴメンなっ?ごめん…」



ドンへを抱きしめ身体をさすってやる 



「ひょ…く?」


「ん…」


「こあ…かった…オレ…すご…く こあかった」



薬と恐怖のためだろう 呂律の回らないドンへに心臓がぎゅうっと締め付けられる



「うん 怖かったな?ごめんな」



ごめん オレのせいで…こんな目にあわせて ごめん…ごめん ドンへ ごめん…



「れも…も…へーきら…よ。ひょくが 」


「ん…」


「ひょくが…いりゅ…から」


「ん… 」


「だかあ なかなーで ね…」



震える手を伸ばして オレの頬を流れる涙を拭いてくれる



「うっ…くっ…ごめん…っ…ごめんな…ごめ、、、んな?ドンへ…」



謝ることしか出来ないよ。



「ドンへ、おウチに帰ろうな…」


「ん…」



ドンへを抱き上げ、ヒョンたちのところに戻ると、全員倒れている中、ミンウだけがガタガタと震えて 床にしゃがみ込んでいた

ミンウの顔をみた瞬間、頭に血がのぼった。

ドンへをソファに座らせ、ミンウに掴みかかって首を絞めあげた



「ぐっ…」


「てめえっ!何であんなに酷いことが出来んだよっ 」


「こらこら…ヒョクチェ、それ以上やったら こいつマジで死んじまうぞ?」



ヨンウンヒョンが笑いながら言ってオレの肩を叩く



「いいんんだよ!こんなやつ…殺してやるよ」


「バカだなぁ…こういうな?人の痛みがわかんないようなヤツにはな?死ぬより辛~い お仕置きしてやるのが一番なんだよ」



ってイェソヒョンが言えば



「そうそう、だいたいな?こんな奴の為にお前の手を汚す事なんかないんだよ。」



ヨンウンヒョンもそんな事いって頷いてる



「ドンへを連れて先に帰ってな。こいつの事は俺らに任せとけ、お前が満足するくらいのキッツイお仕置きしといてやるから 」



オレは2人に頭を下げて ドンへを抱き上げると ライブハウスを出た。

















つづく