2日かけてNHK大河ドラマ「翔が如く」の総集編を観ました。
戦国武将や幕末の志士など、誰が好きとか
いろいろあると思いますが、いつも心に引っかかるのが
「西郷隆盛」先生です。
大きな大自然のように、厳しくもあり、優しくもある西郷さん。
月照さんを見捨てないで、一緒に川に身を投げる、ピュアな
ところもあれば、幕末の動乱を裏で糸を引くような説もあり
不思議な魅力があります。
そこで、昔の大河ドラマ「翔ぶが如く」をまた観てみたく
なったのです。
いやあ~。昔の大河のセットは笑っちゃうくらいちゃっちいけど
内容は濃いです!
やはり私の一番好きなのは「寺田屋」の事件のシーンです。
自藩の尊王浪士を鎮撫するために寺田屋に押し入った
大山格太郎役の蟹江敬三が、鎮圧のため浴びたかえり血に
まみれた全身で、両手を広げて丸腰になって制止するところが
物凄いです。
その直前の、有名な芋刺しシーン
「橋口!刺せ、オイごと突け、オイごと突けーーー!」と
一人を抑え込んだ有馬新七役の内藤剛志を橋口が
2人まとめて串刺しにしたり
同郷の仲間同士で切っては慌てて助けようとしたり
血まみれの地獄絵図のようななか
蟹江さん演じる大山さんが満面血に染まった
鬼の形相で
「同士家はじゃー」と言いながら、手を広げみんなを制止する
シーンは圧巻でした。
中津藩(私の父の田舎なんです)の増田宗太郎さんの
言葉が大好きです。
西郷さん最後の地、鹿児島県の城山で、戻れる人は
最後まで一緒にいないよう声をかける西郷さんに
「私は城山に来てはじめて西郷先生に接し、それ以来
景慕の情を禁じ得ないのだ。
1日先生に接すれば1日の愛があり、
3日接すれば3日の愛がある。
だから先生の許しを去るに忍びない。
先生と死生を同じゅうするほかないのだ」
こういい終わった増田が滂沱たる涙を拭こうともしないのを見て
同志の者たちも皆嗚咽し、言葉を失ったといいます。
享年28歳だそうです。
新しい世の中を迎えるために、犠牲になったいった
崇高な魂の数々。
到底今の価値観では計り知れないことばかりですが
歴史ってあまりにも不条理で、私は出会うたび泣くだけで。
それにしても、昔の大河は面白かったですね。








