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中央園芸のブログ

(株)中央園芸の庭づくりの様子や、日々の出来事

こんにちは、押田です。夏の京都旅行の続きです。
北山都乾園のすぐ横があの龍安寺です。
みんなで寄ってみました。




モミジの美しい参道。
清々しい空気が流れます。



両脇の竹垣は、植木屋さんなら知っている、いわゆる「龍安寺垣」です。



有名な「龍安寺の石庭」。
世界遺産にも登録されていることから、外国の方がとても多いです。



ここも有名な「吾唯知足」のつくばい。
外国の女の子がつくばいで遊んでいました。
和やかな空気が流れます。


境内の景色。苔がいいですね。



紅葉の季節にまた訪れたくなる雰囲気です。




モミジのトンネル!
つい足を止めてしまいます。




境内に豆腐料理のお店があったので、早めの昼食をとることにしました。


店内からの景色も京都らしい風情を感じます。



湯豆腐です。京都に来たらやっぱり食べたくなりますね。



山一造園、酒井さんもご満悦の様子。シャツが派手です。



その後、おみやげを買いに嵐山 渡月橋に。




嵐山付近を散策しました。
何か雰囲気がいいなぁと思い、男4人で甘味処へ寄ることに。
それぞれあんみつやロールケーキをいただきました。
普段は恥ずかしくてなかなか頼みません…。



京都は入り口から見える景色にとても気を使っている店が多いように思います。
緑の見える雰囲気の良いお店は、いつも人で溢れています。


さあ、午後2時近くになり渡月橋を眺め、そろそろ帰らなくてはいけません。
埼玉まで車で6時間の旅が待っています。

帰りがけ、東山付近を通り、清水寺の看板を発見!
ここを素通りする訳にもいきません。
「少し寄っていこうか」ということで、最後の京都観光です。



2年坂から3年坂を散策します。
自分の中で、最も京都らしい景色です。

私は初めて一人旅をしたのが大学3年の夏でした。
行き先は迷わず京都でした。
中学の修学旅行で京都、奈良に行きましたが 、その時の東山の雰囲気が忘れられず
いつかもう一度京都に行きたいと、ずっと思っていました。

その後何度か京都を訪れましたが、京都に来たらまずこの辺りを散策していました。



通りから、この雰囲気。
つい入ってみたくなります。



どこを見ても絵になる景色。


さあ、清水寺に到着です。



清水の舞台。



遠くに京都タワーも見えます。
京都タワーを見るといまだに中学の頃を思い出します。




大混雑の清水寺です。
下から見るとまたいいものです。



太い柱と石垣とモミジ。
近くで見るとこの建物の凄さがわかります。




境内にある木々に囲まれた休憩処。満員でした。



ということで、この旅行もここで終了。7時間かけて埼玉に帰りました。
久しぶりの京都はとても良い旅になりました。

最後に訪れたこのお店も随所に石材や植栽をうまく使い、京都らしさを演出しています。
中庭や奥庭は一見、無駄と思われるようなスペースですが、見た目の演出だけでなく、暑さを和らげるという機能も果たしています。そしてこのような景観がこのお店の格を上げ、付加価値を生んでいます。

京都へは10年以上来ていませんでしたが、
植木屋さんにとって京都は聖地のようなもの。
やっぱり京都は最高でしした!



こんにちは、押田です。
夏の京都旅行、北山都乾園(きたやまとかんえん)編です。
22日の庭園研修会(撮影禁止でした)を無事に終えた一行は、京都の老舗石材卸店、
北山都乾園にお邪魔しました。



敷地内に入ると、多くの灯籠やつくばいが!
その数の多さにまず驚かされます。


赤いTシャツが5代目の北山利通さん。
10月に行われる造園技能競技大会の使用材料の一部をここ北山都乾園が支給することになり、今回埼

玉県支部から2名が参加するということで、材料を見せていただくことになりました。




それにしてもすごい光景です。
どの商品もとても良いものです。

出来立ての新しい灯籠を庭づくりで使用してもなかなか良い庭になりません。
長い年月雨風にさらされることで苔がついたり、独特の味が出てきます。
これだけの古材をこれだけ所有しているところは初めてです。



5代目北山利通さんも時間を割いて我々に熱く石材について語ります。
京都の街中からの解体現場などから譲り受けた「古材」はまた新たな造園で使用されるまでここに保管され、その時を待ちます。
こういった石材の良さは何度も使えることでしょうか。
古民家などもそうですが、一度役目を終えて解体されたものでも処分するのではなく、また組み直して使用できることはとても素晴らしいことです。



競技大会に参加する稲田さんと羽鳥さんも熱心に耳を傾けます。
埼玉県支部の中でも無類の古材好きの稲田さんもいくつもの質問を北山さんに浴びせます。お忙しい中、丁寧にわかりやすくそれに答える北山さんです。
21日の青年部懇親会で「遅くまで飲みすぎた」と笑っていましたが、いつも明るく人懐こい人柄が商売にうまく結び付いているように思います。

山や川から産出される石材も京都ではそれぞれに名称があり、細かく産出する地域も分け、呼び名も変えています。

井上剛宏副理事も言われていましたが、庭づくりにストーリー性を持たせ、○○という地域から出た石だとか、○○で使われた石だとか、ひとつひとつの材料においても、お客さんに愛着を持ってもらいたいという京都の庭文化の奥深さを感じました。


北山さんも、「自分の商品が一番」という考えではなく、石材に関してとても公平な見方をしています。

「地元の素材をうまく活用してほしい」と何度か言われましたが、地産地消の考えは私も全く同感であります。

全国には名もなき石もたくさんあることでしょう。庭をつくっているときに出てきた石を使ったり、

古くから地元で使われてきた石を使うことが一番自然であり、それが地域の景観を生み出します。


鞍馬や貴船など京都ブランドの名は日本の中でも絶対的でありますが、これも代々の京都の植木屋が語り継ぎ、歴史をつくってきたということです。

「皆さんの地元の石材でも特徴を活かしながらうまく使っていくことで徐々に付加価値はついてきます。」

同世代のプロとして、とても刺激を受け、多くのことを学んだ北山都乾園でした。

北山さんありがとうございました!






こんにちは、押田です。8月21日から23日まで夏の京都に旅行に行って参りました。
21日の朝5時に寄居町の自宅を出発、鶴ヶ島で4人と合流し1台の車を乗り合わせて京都に向かいました。
今回の旅行は私の所属する日本造園組合連合会,埼玉県支部青年部の研修旅行です。
途中、休憩をはさみながら約6時間、何とか京都に到着。

我々一行がまず向かったのは、天ぷら料理の名店 料理旅館吉川です。
なかなか一見さんでは入りにくい堂々たる店構え。


店内からの景色も京都らしい風情を感じます。
美味しい料理を堪能した後、今回の参加メンバーの金子くんが何度かこのお店に訪れたことがあるということで、特別に奥の庭園を見せていただくことに!

緊張しながら奥の部屋へと足を進めると,そこには素晴らしい空間が!

プロである我々でも感動するほどの美しい日本庭園。

毎日気を抜くことなくきれいに管理されたお庭。どこから眺めても緻密に計算された世界。

お庭の外に出るとひんやりとした空気が流れます。
京都の町屋や市街地の料亭など、建物が密集する地域の暑さ対策は、この庭園が非常に重要な役割を果たしています。
中庭や建物の奥の庭は真夏、暖かくなった空気を外に逃がしたり、緑を配し庭に流れを作ったり、水を使用することにより人々は涼しさを感じてきました。

盆地特有の蒸し暑い京都の夏を乗り切る工夫が随所に見られます。
美しい景観だけでなく、機能をも兼ね備えていることに、日本庭園の奥深さを実感しました。


さて、本日の夜は、がんこ高瀬川二条苑にて、造園連副理事の井上剛宏氏の講演と全国の造園連青年部員との交流会が行われました。

鴨川から水を引き入れているという、このがんこ高瀬川二条苑の庭園も見事なものです。

集合時間前に到着した我々一行は、目の前に広がる雄大で心地良い空間をゆっくりと散策しました。

後編に続く、、、

こんにちは、押田です。お盆休みに入りました。久しぶりのブログ更新です。



すでに2週間近く前になりますが、 8月2日(土)、数年前軽井沢で知り合いになった塩野谷博山先生が久しぶりに個展を開くということを聞き、急遽軽井沢の知人と八ヶ岳方面に向かいました。


2日が初日。山梨県北杜市大泉町の「八ヶ岳サロン BOOTS」

というペンションで31日まで開催しています「塩野谷博山展」。










中に入ると、力強い博山先生の文字が・・。















とても味があるが読みやすいのが博山先生の文字の特徴。

「見た人が読めないなら意味がないだろ~」と以前先生はおっしゃっていました。


やはり読めて、伝わってこそ意味がある。










すごく伝わります。

本当にいいなぁと思います!















倒木や流木、朽ちてしまった木などに新しく息吹を送り込むという作風。


真ん中の長方形の板は、板葺き屋根の板(栗の木)だということです。

「秩父の屋根だ!」と先生。

先生は東京都青梅出身です。









これも流木のようですが、

「鳥に見えるだろ、ハッハッハ、」

遊び心があるのもまた博山先生らしいです。


私は8月2日の昼頃出発、軽井沢で知人を乗せて、八ヶ岳に向かいました。泊まるところも無計画でしたが、このペンションが空いているということで、急遽ここに泊まることにしました。


「じゃあ、夕飯でも行こう」

ということで博山先生と3人で出掛けることに。







外に出ると、

「これは桃山の瓦だ・・唐獅子牡丹といって・・」


けっこうな骨董を無造作に置くところが博山先生らしいところです。











夕飯に行く前、ペンション「BOOTS」の方に庭先で写真を撮っていただきました。
真ん中が博山先生。向かって左が軽井沢の知人Y氏。右が私。

生まれ育った青梅から八ヶ岳南麓、小淵沢に工房を移したのが2008年。

以来「八ヶ岳の仙人」と呼ばれている博山先生。

現在82歳、お酒、特にいも焼酎が好きで、毎日酒は欠かさないそうです。

先日青梅から髭をたくわえた同級生が小淵沢に移り住んできたそうで、二人で赤岳に登ってきたそうです。しかも先生は下駄で・・。

 途中子供たちに「仙人が来た!」「仙人が来た!」と言われたそうなので、

「二人だから二仙人だ!」と言い返したということです。

いまだに現役の無尽蔵な体力とユーモアのセンスを兼ね備えています。















 食事をする近くにあの「八ヶ岳倶楽部」があり、私の要望で寄ることになりました。


中庭の景色。











初めて訪れた、「八ヶ岳倶楽部。」

柳生博さんのお店です。

この雑木林は人工林だということです。

荒れた赤松林をこのようにしたというから驚きです。





















このようなお店も木々の中にあるからこそとても魅力的に感じます。

広大な土地を開発して作るアウトレットモールにはこの雰囲気は出せません。












園路に枕木を使い、「思わず歩いてみたくなる」ような小路が続きます。
























それにしても素晴らしい空間です。

標高も1300m近くあり、白樺が目立ちます。

このような寒冷地だからこその落葉樹の美しさ。


ゆっくり時間をかけて作り上げた柳生さんの思いが伝わります。




















さて、翌日小淵沢の博山先生の工房に寄りました。

前回来たときは一人暮らしを堪能していたようですが、

現在は奥さんと二人で暮らしています。













骨董好きの博山先生ですが、これは古い扇風機。

「グワン、グワン」音がします。














これも韓国の箱?らしいのですが、お酒がたくさん入っていました。サイズがなぜかぴったり。ちょううどいい。

これでも入りきらないお酒が戸棚を開けると出てきます。


駄目にしたくないから、毎晩飲んでる、ということです。











工房の横。

青梅の林業や建設業の山に入る仲間が拾ってきてくれるそうです。

これはケヤキ。






















翌日の3日はお昼前、博山先生と別れ、我々は北杜市白州にある

「五風十雨」農場に訪れました。


「五日に一度風が吹く、十日に一度雨が降る」

地球環境が安定し、天の巡りがあれば、必ず五穀豊穣が約束され、民は満腹し人心は安定し、皆が穏やかに生活し、平和になる。


そんな願いをこめて農場主の向山邦史さんはこの農場を開きました。




前日に一度メールはしましたが、ほぼアポなしで突然の訪問。

しかしながら初対面の我々にとても温かく接していただきました。

この日、福島から20名もの子供たちが農場を訪れていました。

タイミングが良くか悪くか、ちょうど昼飯時。


食糧やエネルギーの自給自足をし、永続的な村づくりを目指すこの農場では、このロケットストーブで煮炊きを行っています。

 我々も遠慮なくカレーをごちそうになりました。ごちそうさまでした。





「マニ車」と農場主の向山さん。初対面の我々に丁寧に説明してくれました。

マニ車はチベット仏教で用いられます。


ここでは感謝の気持ち「ありがとうございます」をカードにたくさん書いてもらい、マニ車の中に納められる仕組みになっております。年に一回、それをお炊き上げする、素晴らしい取り組み。


甲斐駒ケ岳からの水の力を利用し、水車を通して毎日1万回、回転しているそうです。

この「ありがとうございます」の感謝の気持ちを天に届けています。





ここでは「ダーチャ・プロジェクト」という運動を立ち上げようとしています。

「ダーチャ」とは、ロシアにおける「菜園付き週末別荘」

です。


荒れた農地や山林を美しい里山に復活させながら、真の豊かな生活を実現する。

お金がなくなろうとも、国が滅びようとも、自給自足の生活をしていれば関係ありません。


そんなダーチャプロジェクトを設立しようと8月22日にこの農場で話し合いがもたれます。

私も参加予定でありましたが、どうしても別件の用事が重なり、断念。しかし、博山先生の個展のおかげで八ヶ岳に来ることになり、この農場に立ち寄りました。何か縁を感じました。

 博山先生もあの宮崎駿さんも「人々が一番幸せだったのは縄文時代」と話します。

弥生時代になると、稲作が始まり、土地の境界をめぐり争いが起こる。

私も縄文好きの博山先生の影響からか、数年前から荒れ果てた里山付近に「縄文村」を作ったらどうだろう?

と考えるようになりました。




山奥に1軒で住むのではなく、何軒かでコミュニィティーを持ちながら暮らす。

自給自足の暮らしをしながら、困ったときは皆で助け合う。

ほんの50年ほど前までは行われていた暮らしを取り戻す。


日本は利便性や利益の過剰な追求とともに、自然と共に暮らしてきた歴史を捨ててきてしまいました。

そして原発もあのような状況に・・。


このプロジェクトは私も今後かかわっていくつもりでありますので、随時報告したいと思います。





この日の午前中に行ったリゾナーレ八ヶ岳でも、無農薬野菜をつくる若者、都会の生活に疲れて、八ヶ岳南麓に移り住んだ・・なんて人とよく会います。しかもみんな博山先生の知り合い。


古くは縄文時代から、南麓ということで日照時間が長いことなどから井戸尻遺跡をはじめ多くの集落が集まり、当時は日本の中心であったと博山先生もよく話してくれました。


ここ八ヶ岳南麓は現代でも「縄文好き」や都会生活に違和感を感じた人、自然を愛する人などを多く集める場所です。

 まさに博山先生や向山さんもその一人だと思います。この二人は驚いたことに知り合いでした。同じ思いを共有しながら皆が繋がる、「八ヶ岳南麓」。

日本の原点ともいえるここ「八ヶ岳南麓」から日本を再生させます!

























こんにちは、押田です。梅雨もいよいよ残りわずか、暑い暑い夏はすぐそこまで来ているようです。



先日、3歳のうちの娘に「となりのトトロ」を見せたくて、宮崎駿DVDBOXを購入しました。


宮崎アニメはたまにTVで見たりしましたが、

「となりのトトロ」も私自身久しぶりにじっくりと見ました。


内容もわかりやすく、可愛らしいトトロの映像を初めて見た娘は大満足したようでしたが、一緒に見た私も、やっぱり面白いし、深いなぁと思いました。

小さい子供は面白いとわかると同じ作品であろうと繰り返し何度も見ようとしますが、、よほど楽しかったのか、数日間はトトロ漬けの日々を送りました。





このDVDBOXのおまけに それぞれの映画の企画書というのが記されていました。

「となりのトトロ」の企画意図に以下のようなことが書いてありました。


 『恋人たちはいとおしさを募らせ、親たちはしみじみと子供時代を思い出し、子供たちはトトロに会いたくて、神社の裏の探検や樹のぼりを始める。

 つい最近まで「日本が世界に誇れるものは?」との問いに、大人も子供も「自然と四季の美しさ」と答えていたのに、今は誰も口にしなくなりました。   ~中略~

 この国はそんなにみすぼらしく、夢のないところになってしまったのでしょうか。     ~中略~

 忘れていたもの、気づかなかったもの、なくしてしまったと思い込んでいたもの、

でも、それは今もあるものだと信じて「となりのトトロ」を提案します。』

・・・とあります。トトロは1988年、バブル全盛の頃の作品。


「トトロってかわいいね!」では済まされない、宮崎駿さんの自然に対する深い尊敬の下にこのアニメは作られていたことがわかります。


写真は、私の母校でもある、用土小学校にある、大きなトトロ!

中はウサギ小屋になっています。

映画と同じ季節、梅雨の空がよく似合います!今にも飛び上がりそうなトトロ!




埼玉には、となりのトトロの舞台になったといわれる、

狭山丘陵、通称「トトロの森」というのがあります。


私の所属する日本造園組合連合会の埼玉県支部青年部の事業として、今年5月に入間市の「さいたま緑と森博物館」周辺を見学、散策いたしました。


宮崎駿さんもここ入間市と近隣の所沢市在住です。








かつての武蔵野の面影、「緑の孤島」ともいわれる狭山丘陵。

美しく多様な自然環境を有する、トトロのふるさと。

そんな里山の環境、文化を守ろうと発足されたのが、

「トトロのふるさと基金」です。1990年のこと。


心無い乱開発を防ぎ、次世代に貴重な自然環境を残していくため、この団体は市民や企業から寄付を募り、豊かな自然の残る森を買い取り、保全しています。

1990年から集められた寄付金は現在4億円を突破。

一番最近では、今年5月27日にトトロの森25号地を取得した模様です。








日本では古くから雑木林から薪を取り、下刈りをし、落ち葉をかき集め、それを堆肥として利用する。

里山の景観や環境は人々が自然とうまくかかわりながら作り上げられてきたものです。













散策路の途中にあった、大きなシラカシ。


トトロの映画に出てくる象徴的な大きな木は確か「クスノキ」でした。
























これは、うちの会社にあるコナラの苗木。

去年の秋、コナラのどんぐりを拾いポットに蒔きました。

それが今はこんな状態。





















うちの子供も一緒にどんぐりを拾いました。

4月に芽を出し、3ヶ月あまりでここまで成長しました。


トトロの映画でも、庭に蒔いたどんぐりがトトロたちによって次々に芽を出し、大木へと成長していくシーンがありました。

このシーンを見たうちの娘も「うわー」と歓声を上げました。






















こちらはネズミモチの苗木。

これも昨年種を取り、蒔いたものです。


私は「雑木の庭」づくりで使用するために昨年から植木生産を始めています。

他にもエゴノキ、ヒサカキ、カクレミノ、ヤマザクラなど・・。


近頃の造園業界は雑木ブームです。

今まで市場で安価だった雑木も価格が一気に上がりました。


私も千葉の高田造園設計事務所のつくる雑木の庭を知り、

「これだ!」と思い、雑木の庭を作り始めて1年半。

ただいたずらに思いつきや見た目を重視して木を植えるのでは木々は順調に育ってはくれません。

作ったときが最高、徐々に山採りの木が樹勢を落としていく姿を私も以前は経験してきました。


しかしながら木を植えるときに大切なことは、その土地の気候風土にあっているかどうか、自然の摂理に沿った植え方をしているかがとても重要です。

「地産地消」。

結局、野菜作り、家作り、庭造り、何の業界においても行き着くところはここのようです。

まだまだ自分で育てた木だけで庭づくりをすることは不可能ですが、5年~10年後には実現していきたいと考えています。





これは去年の春先に植えた1mのコナラの苗木。

今では大きいもので高さは3m近くあります。


コナラなんてどこにでもあるように思われますが、現在私が庭づくりで使用しているコナラは植木生産が非常に盛んな埼玉県北地方でもほんのわずかしかありません。

実はコナラの6割~7割は群馬県の嬬恋と栃木県の大田原から仕入れています。とても不自然な状況です。


それだけ庭づくりにおいて一般的な造園業者がコナラを使用していないということです。






これは トトロの森で見られたしいたけの栽培風景。

コナラやクヌギの薪を利用しています。


コナラやクヌギを中心とした雑木林は、長い間人々の生活を支えてきました。このようなしいたけ栽培も当時は貴重な現金収入だったと聞きます。


トトロの森をはじめ、里山の環境は人々が管理していくことでその美しさや機能を維持できます。

逆に言うと、管理しなくなったり、できなくなると山は笹が伸び、竹が進入したりと、しだいに荒れていきます・・・。


ガソリン、石油、電気・・。

現代の我々の生活様式というのは残念ながら里山の恩恵というのをほとんど必要としていません。

このためにこのトトロの森をはじめ、美しい里山の環境を維持管理していくのは容易なことではありません。

全国のあちこちで志のあるボランティアが下刈りや落ち葉掻きなどをしていますが、その活動の運営というのは非常に難しく、活動が尻つぼみになっているところがよくあると思います。

 

しかしながら、3年前に東日本大震災が起こり、我々はこのような現代の生活を見直すまたとない機会に恵まれました!

このままではいけないということは誰もが感じています。

里山と人がかかわりながら、利益を生む新しい仕組み・・。

現代における人々と里山との新しいかかわり方というのをみんなで考え、実現していかなくてはいけません。





先日、昨年植えたコナラにカブトムシのメスがやってきました!母屋の玄関のすぐ横です。

オスではなかったが、これは嬉しかった。私の子供の頃は近くの雑木林へカブトムシやクワガタを採りに行ったが、それが玄関のすぐ近くにいる!これはすごいことだ!


コナラを中心とした雑木の庭は朝から野鳥が鳴き、蝶やテントウムシ、昆虫も増える。

これは消毒をしないことが大前提です。うちの庭は完全に無農薬になりました。

というより、その土地の気候風土にしっかりと適合した健全な樹木にはほとんど害虫は付きません。

今年は今のところシラカシに少しアブラムシが付いた程度です。害虫が付いた木は何か原因があります。水が足らなかったり、日照の問題があったり・・。

心身ともに健康な人間が病気にならないのと一緒であります。病気になるから薬を使う。

病気になるには何か原因があるはず。それを治していくことで健康になる。




里山の雑木林と雑木の庭。

似ているようで似ていない。近いようで遠い。


日本人が長年培ってきた里山での知恵を庭づくりでどのように生かしていけるか。どんなことができるのか。

『となりのトトロ』を見ながら、もっともっと追求していくべきだと思いました・・。