私たちの活動④「ホームカミングデー」Part9 | 中央大学平成元年白門会のブログ

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2012年3月3日に創設した『中央大学平成元年白門会』のオフィシャルブログです。

松丸先生の挨拶が始まるとジャーナリストは(今日)参加している同期の顔ぶれを一人、また一人、ゆっくりと見まわしてみた。当時、授業で見たことのある同期は数名いる、だが肝心の「毎日つるんでいた親友」達が誰一人、来ていなかった。この現実にジャーナリストは大きなショックを覚えた。大学時代の親友たちとは卒業後、数年間は頻繁にお酒を飲みに行ったり、旅行したりしていた。そのうち親友が結婚式を挙げると皆で大喝采した。また親友の誰かの親族が亡くなった時はそばについていてあげた……。なのにいつの間に「音信不通」になり、やがては一年に一回の年賀状さえ来なくなってしまった。

 

昔は連絡をとるのは大変だった。とりわけ待ち合わせの時などは誰かが来ていないと公衆電話に走り、電話した。それしか連絡の手段がなかった。でも今はどうだ。LINEにFACEBOOKに……スマートフォンの普及により、誰にでもすぐ連絡がとれるようになった。にも拘わらず、それとは反比例して親友たちとはどんどん距離が遠くなってしまった。この『平成元年白門会〛の決起集会さえ彼ら、彼女たちは来ていない。今日開催すると知っていながら参加していない!一体、どうしてなんだ?なぜなんだ?

 

ヒルトップの4階の宮城野やアカクラでサークルが席をじんどっていたあの賑やかな光景。1年に数回、親友たちと昼飯を食べに行った「イタリアントマト」通称「イタトマ」、大教室の授業をさぼり、頻繁にタバコを吸いながらダベッテいた2階の「ふらっと(フラット)」、たまたま一人になり、上に上がって食事する気分ではなかった時に通った1階や2階の生協の食堂。それに毎日何気に通っていた生協……。約四半世紀頭の中に仕舞ってあった思い出が次から次へと思い出されてきた。これを人は「走馬灯」と呼ぶのであろうか?

 

発起人の誰もが言っていた。「いやあ、あの時、親友だった連中は誰も今日、出席していないよ」と。それはわかっていた。だが、どうしても安堵する気持ちにはなれなかった。親友たちとはどこで、どう歯車がくいちがってしまったのだろうか?確かに当時は知らなくても一緒に過ごしていたであろう「顔も名前も知らなかった同期」と今日、新しく友情を結ぶのは嬉しいことだ。だが、いくら医療が発達したと言っても、人間はいずれかは死ぬんだ。あの楽しい大学時代の思い出は、思い出のままこのまま本当に終わってしまうのだろうか?せっかく同窓会を立ち上げたのに、こんなことでいいのだろうか?同窓会ってなんだ?何のためにあるんだ?この想いは発足してしばらくの間、ジャーナリストを悩ませることとなる。(続く)

 

本日は2020年度のホームカミングデーの紹介をいたします。

周知の通り、この年は「新型コロナウイルス」により中止となりました。

 

【本来の予定】

第29回(2020年) 

2020.10.4(開催予定日:2020年10月4日)

 

【中止の告知】

新型コロナウイルス感染症の終息時期が見通せない状況において、5,000人以上の来場者が見 込まれる大規模なイベントは、クラスター(感染集団)の発生源となる可能性があることから、学員の 皆さまの安全を第一に考えて、開催中止とした(6/15運営委員会)

 

『平成元年白門会』入会の条件は

1.平成元年に中央大学を卒業した人

又は

2.昭和60年に中央大学に入学した人(卒業、途中退学は関係ありません!!)

以上の方たちを「同期」=『平成元年白門会』のオフィシャル会員としております。

ですのでまずは気軽に参加しませんか?

【連絡先】chuogannen@gmail.com