私たちの活動④「ホームカミングデー」Part7 | 中央大学平成元年白門会のブログ

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2012年3月3日に創設した『中央大学平成元年白門会』のオフィシャルブログです。

「ではここでこの度の発足に際し、役員を選出したいと思います」。小川さんは立ってこちらを怪訝そうに見つめている同期をよそ眼にどんどん話を進めていった。緊張していて一刻も早く壇上から去りたかったというのが本音かもしれない。「会長候補:竹内恒雄」。ジャーナリストは一歩前に出て一礼した。「副会長候補:菊地英治」。菊池さんが同様に一歩出て一礼をした。「会計監査候補:久保田寿栄」。久保田さんも同様に一礼した。「そして幹事長候補:小川学」。小川さんがその場で一礼した。「以上4名を会発足にあたっての初代役員としたいのですが、異議がありましたら挙手をお願いします」。と言ってもこの場で堂々と反論する人がいないのは通例だ。案の定、誰一人反対はしなかった。会は少しざわついていた。それを察した小川さんは話を進めた。「では賛成の方、拍手をお願いします」。あまりいい拍手ではなかったが、それでも発起人4人はそのまま役員へと選出された。まずは一息と言ったところであろうか。小川さんはプリオールの従業員から渡された水も飲まずに続けて進行に邁進した。

 

「お手元にある規約は今、就任した幹事4名で決めたものです。一通り、目を通していただけますか?」。まあこういう法律関係書類は会社でも従業員規約を含めたくさん存在するが実質目を通しているようできちんと読まず、コトが起こった時に初めて真剣に見るのが通例だ。自動車保険、生命保険、家やマンションや車を購入する時の解約書しかりだ。事実、ここにいる同期も「ああ、いつもの法令ね」と言わんばかりにペラペラめくり、隣にいる同期とボソボソと何かを話していた。詳しは聞こえなかったが「いきなり見せられてもねえ」とでも言いたかったのかもしれない。ジャーナリストはもし逆の立場、すなわち、壇上ではない方にいた場合、自分はどうするか?考えてみた。きっとあとでゆっくり読んで、あとで反論するだろろと。大方の同期も同じだったのかもしれない。「ではこの規約に関して異議がある方は挙手願います」。誰も異議はなかった。本当にないのか?「ではこの規約で賛成の方は拍手をお願いします」。華々しい拍手ではなかったが、これで規約も賛同を得た。

 

「ここで追加の話題です。4名で100名の会員を仕切っていくのはとても大変なことです。どなたか役員をしてみたい方がいましたら立候補してくれませんか?」。いきなりの小川さんの質問に皆、ざわつき始めた。しかしざわつきは最初だけで、突如シーンとなった。「どなたかいませんか?」。小川さんが繰り返すも誰も立候補する同期はいなかった。「それではここにいる4名で当面は会を運営していくことにしますがよろしいですか?」。ここにいる同期はどうしてよいかわからなかったというのが本音(心情)だったのかもしれない。パラパラと拍手が起こり、この件は落着を見た。大人の世界は実に難しい。(続く)

 

本日は2018年度のホームカミングデーの紹介をいたします。

 

開催日:第27回(2018年)

開催場所:中央大学多摩キャンパス

2018.10.7

【開催結果】参加人数:7,000人

【開催内容】式と音楽の祭典、ビッグ座談会、上念司講演会、卒業後50年懇親会、卒業後25年懇親会、はくもん 寄席、スポーツ応援企画、呈茶、ボランティア活動写真展、図書館見学、ふれあい企画(ポンポン教 室、実験教室、似顔絵、書道會、遊具)、メインステージ(スウィング部OB)、作品展示、呈茶、模擬 店、福引抽選会 ※台風接近による強風のため、模擬店はぺデ下で実施した。

*福引抽選券付き中大グッズ 販売

 

【報告】

第27回中央大学ホームカミングデーは、2018年10月7日(日)に多摩キャンパスで開催いたしました。大型台風の直撃は免れましたが、強風による事故が懸念されたことから、ご来場の皆さまの安全を確保する為に、テント及び大型看板の設置は見合わせ、ペデストリアンデッキ上の出店を予定していた模擬店・無料相談コーナーは、すべてペデストリアンデッキ下に移動いたしました。

ご来場の皆さま、関係者の皆さまにはご迷惑をおかけいたしましたが、7,000人(昨年3,000人)の皆さまにご来場いただき、大過なく無事終了することができました。

「式と音楽の祭典」では、アナウンス研究会(学生)の司会、混声合唱こだま会(現役学生)、中大横浜合唱部(中高生)、白門グリークラブ(学員)が一同に会して合唱するなど、ホームカミングデーといたしましては初めての試みとなりましたが、ご来場の皆さまには楽しんでいただくことができました。

「ビッグ座談会」では、政界、法曹界、財界などで活躍する学員をお招きして、学生時代の思い出や近況などについてお話しいただきました。学員でジャーナリストの田崎史郎さまの機知に富んだ進行により、会場は大いに盛り上がりました。

例年、会場が分散していた「スポーツ企画」、「はくもん寄席」、「ふれあい企画(似顔絵、書道、遊具、ポンポン教室、こども実験教室)」は全てヒルトップ2階で実施いたしました。どの企画も例年より盛況で、多くの皆さまにお楽しみいただくことができました。

ご来場、ご協力いただきました皆さまには、厚く御礼を申し上げます。

 

『平成元年白門会』入会の条件は

1.平成元年に中央大学を卒業した人

又は

2.昭和60年に中央大学に入学した人(卒業、途中退学は関係ありません!!)

以上の方たちを「同期」=『平成元年白門会』のオフィシャル会員としております。

ですのでまずは気軽に参加しませんか?

【連絡先】chuogannen@gmail.com