第42回全日本大会 決勝 vs大和大学 | 中央大学体育連盟軟式野球部

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こんにちは
3年マネージャーの田中です


いよいよ歴史的快挙を成し遂げた決勝戦を振り返って参りたいとおもいます。

◎8/22(木) 決勝 vs大和大学 @佐藤薬品又一記念球場

中央 | 200 000 020 || 4
大和 | 001 000 000 || 1
千葉ー長谷川


△円陣の中心は林康(経4)


【1回表】
河野(理工3)の内野安打と相手のエラーの間に幸先よくノーアウト3塁のチャンスを作ります。

△内野安打を放つ河野(理工3)


△盗塁を決めた河野(理工3)

続く林康(経4)のヒットで1点を先制。
その後も攻撃は緩むことなく榊田(商3)のヒットから再びチャンスを作り、2アウトから林達(経3)のヒットでさらに1点を追加し初回に2点をリードしました

先制タイムリーを放った林康(経4)は
『外に外れるスライダーを100%よんでいたが、まさかのインスラ。それは違くねーって思っていたが、体が反応してくれた。野球の神様が17年間のご褒美をくれたと思う。謝謝。』とコメント。

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△先制タイムリーを放つ林康(経4)





△ヒットを放つ榊田(商3)


△タイムリーを放つ林達(経3)




【1回裏】
この大事な決勝のマウンドを託されたのは千葉(経2)。
『初戦より球が走ってなくて試合前の投球練習からそれを感じてたので今日は力を入れずに投げようと思いました』と多彩な投球で簡単に2アウトを取ります。
その後ヒットを許すものの連打を許さず初回を0に抑えました

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△先発の千葉(経2)


【3回裏】
先発の千葉(経2)は1アウトから四球と長打を許し1点を失います。尚も2アウト2、3塁とピンチは続きますが、凡打に打ち取り追加点を許しませんでした

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△ファインプレーを見せた長谷川(経2)


【5回裏】
千葉(経2)は1アウトから二塁打を浴び再び2アウト1、3塁のピンチを招きます。しかしここも打ち取りピンチを切り抜けました

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△好投を続ける千葉(経2)


【6回表】
好投を続ける千葉(経2)に追加点をあげたい打線は2回以降ノーヒットとなかなかチャンスを作れません。竹井(総政3)が2アウトからヒットを放ちますがこの回も得点とはなりませんでした。

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△ヒットを放つ竹井(総政3)


【6回裏】
すでに100球を超える力投を続ける千葉(経2)は先頭に二塁打を許し1アウト3塁のピンチを招きますが長打を許さずなんとこの回も無失点で切り抜けました

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△伝令でマウンドへ向かった竹村(総政3)





【8回表】
先頭の小笠原(文3)がヒットで出塁し、続く河野(理工3)が痛烈な三塁打を放ちこの回にようやく追加点をもぎ取ります

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△ヒットを放つ小笠原(文3)


△タイムリーを放つ河野(理工3)

チームにとって待望のタイムリーを放った河野(理工3)は
『後ろにいいバッター達が控えていたので進塁打もしくは自分だけでも塁に残ることができるように必死だった。結果的にいいコースに飛んでくれた。打てる気しかなかった。』
と自信満々のコメント。


その後も攻撃は緩まず林康(経4)のゴロの間にランナーが生還しこの回2点を追加しました

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【8回裏】
3点のリードをもらった千葉(経2)は僅か10球で相手を3人で抑える素晴らしいピッチングを続けました

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△好投を続ける千葉(経2)

△7回ファインプレーを見せた小笠原(文3)




【9回表】
2アウトから長谷川(経2)が出塁するもこの回追加点とはなりませんでした。

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△ヒットを放った長谷川(経2)


【9回裏】
悲願の優勝まであと3つ。
千葉(経2)は1アウトから四球を許すも落ち着いて2アウトを取ります。


そしてあと1つ。
最後はショートゴロに打ち取りセカンドベースでアウトを取り4-1で悲願の優勝を掴みとりました。

△スリーアウトをとる瞬間

千葉(経2)は169球の力投で完投勝利を挙げました。
その瞬間がこちらです。



△優勝の瞬間


千葉(経2)は中1日でおよそ300球近くを投げ抜きました。自身を振り返り
『高校時代のバッティングピッチャーの経験、夏合宿のPPダッシュの成果です』と笑顔でした。

夏合宿で紹介したように投手陣は個々のスキルアップのために前田(法3)を中心に徹底的に走り込みを行なっていました。

その成果が夏の厳しい暑さの中でも粘り強く抑え、完投するスタミナに繋がったのだと千葉のコメントから感じます。

△夏合宿の走り込みの様子


グラウンドでもスタンドでも喜びが大爆発していました




3年ぶりの日本一は『令和』という新しい元号になってから初の王者。

軟式野球部という長い歴史の中でまた新たな伝説を残すことができました。



去年延長14回の死闘の上に成し遂げられなかった悲願の優勝。

今年のチームはその悔しさを晴らすため、その借りを返すために『全日本優勝』を目標に始動致しました。

しかしそれまでは簡単にはいきませんでした。
新人戦は優勝したものの、春季リーグ戦は思うように勝ち点を増やすことが出来ず2位という結果に。
全日本大会出場は達成できたものの悔いが残る結果となりました。



もう一度取り組みを見直そうと小笠原(文3)を中心に夏合宿から徹底的にチーム力の向上、個々の能力の向上に尽力してきました。



その努力の成果が全日本大会全ての試合に活かされていたと感じております。
先制されてからの逆転勝ち、終盤逆転されてからのサヨナラ勝ち、僅差の中勝ち切る試合。

全て春季リーグでの反省を意識して徹底的に練習してきた成果だと思います。



今年度の全日本大会において、弊部の勝利のためにご尽力いただきましたOB会の皆様をはじめ、選手の父母の皆様、地元の中央大学体育会の父母会の皆様。

暑い中、球場までご足労頂き、またたくさんのご声援をありがとうございました。

大会中差し入れして頂いたものは全員で美味しく頂きました

皆様の声援が選手たちの力となり、この優勝という結果で応えられたことを大変嬉しく思います。


もう一度この喜びを皆様と味わうためにも
秋に向けて切り替え一層努力して参ります。

これからもご声援のほど宜しくお願い致します

△胴上げされる岩下監督

△林康(経4)

△榊田(商3)

△竹村(総政3)


長くなりましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。
次回は閉会式の模様をお届けしたいと思います



3年マネージャー 田中 理子