平素よりお世話になっております。
4年育成コーチ 川上竜生と申します。
1.『使命』にした理由
2.1年生に向けて
まず、はじめに。
OB・OGの皆様、保護者の皆様、BANDITS関係者の皆様、日頃よりたくさんのご支援・ご声援を頂きまして、心から感謝申し上げます。
今後ともbanditsの応援を宜しくお願い致します。
大学生活が終わりを迎えようとしている今、私が思うことはただ一つです。
『ラクロス部に入部して本当に良かった』
監督やコーチ、26期から32期の皆、それからBANDITSを応援して下さる方々。
心の底から尊敬できる先輩たちや、何でも言い合える同期、可愛い後輩たち。
皆と出会えたことで、私の大学生活は素晴らしいものになりました。
そしてその皆との出会いを経験できたのも、紛れもなく両親のおかげです。
数えきれないほど心配させてしまったし、迷惑をかけたのにも関わらず、ずっと応援し続けてくれてありがとう。
やりたいことをやらせてもらったから、これからはやりたいことをさせてあげられるように親孝行させてね。
本当にありがとう。
また、特に身近で支えて下さった小湊さん、理さんにも感謝の言葉を言わせて下さい。
小湊さん、約1年間サポートをしていただき、ありがとうございました。
私は小湊さんに憧れていました。
それ故、ずっと小湊さんの後を追っかけていたのかもしれません。
理想のコーチ像であり、非の打ち所がない人間とはまさにこの人だといつも思っていました。社会人になっても、小湊さんが目標であることに変わりはありません。
いつまでも私の憧れの人でいて下さい。
理さん、約1年間サポートをしていただき、
ありがとうございました。
理さんがいなければ、私の学生コーチは成り立っていないと言っても過言ではありません。
お仕事がお忙しいにも関わらず、1番身近な存在として支えて下さいました。
私の至らぬ点を全てカバーして下さったのは間違いなく、理さんです。
これからも人生の先輩として、色々とご教示頂けますと幸いです。
以下本題になります。拙い文章ですが、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
1.『使命』
私がこの題名にしたのは、皆への感謝から芽生えた「使命感」があったからです。
突然ですが私は部活中、2度の膝の靭帯の断裂を経験しました。
靭帯を断裂すると不便なのは、正座ができなかったりすることです。
便利なのは、低気圧が迫っているときは大抵膝が痛くなるので、雨を予想できることくらいでしょうか。(笑)
靭帯を断裂したために、大学時代の後半は、私がラクロス部にいて活躍したこともなければ、チームに貢献できたこともほぼないと思います。
当時、私がリハビリをしていて常に思っていたことは「存在意義がない」ということです。
苦しかった。
辛かった。
常に引け目を感じていた。
そんなネガティブな気持ちを払拭してくれたのが、ラクロス部の皆でした。
リハビリ中、監督、コーチ、同期、先輩後輩、スタッフ全員が私のことを気にかけてくれていることに気づきました。
皆が私を気遣って声をかけてくれたことは、私のなかで大きなモチベーションとなりました。
本当にありがとう。
そして、そんなラクロス部の皆に何か恩返しすることが私の『使命』だと思い、学生コーチになることを引き受けました。
残りわずかになりましたが、そんな私の使命を全うできるように、皆のことを最後まで全力でサポートさせてください。
2.1年生に向けて
本当は1年生一人一人に何か書こうと思ったのですが、そうすると巻物並みに長くなりそうだったので、私が引退した時に、個別でしっかりと思いの丈を伝えたいと思います。
すみません。
本題に入りますが、まずは君たちに感謝を言わせてほしいです。
こんな不甲斐ない学生コーチについてきてくれたこと。
コロナ禍であまり練習ができない中でも、ちゃんと成長してくれたこと。
大学生活の最後の最後まで、学生コーチとして大好きな皆と共に過ごせたこと。
そのことには感謝しかありません。
本当にありがとう。
そして1番感謝したいことがあります。
私に、ラクロスをするきっかけを作ってくれてありがとう。
靭帯を断裂した時、私はまた怪我をするのではないかという恐怖心から、プレーすることから逃げていたように思います。
いや、確実に逃げていました。
けれど、君たちが楽しく、熱心にラクロスをやっている姿を見ていて、私も気づいたらメットオンをして一緒にプレーをしていました。
これは紛れもなく君たち1年生のおかげです。
私に、ラクロスをすることの楽しさを教えてくれてありがとう。
もし君たちに出逢わなかったら、私は確実に腐っていたと思います。
ラクロスなんてつまらない、
部活なんてつまらない、
そう思ってしまっていたと思います。
君たちの輝いている姿が私を動かしてくれました。
そしてもう一つ伝えたいことは、『先輩を超えていけ』ということです。
リーグ戦の観戦席で、耀太と正太にこんな言葉をかけられました。
「俺たちも3年後こんな上手くなれますかね?」
その時、私は
「29期も1年生の時はお前らみたいな感じだったし、コツコツ努力すればこんな感じになれるよ」
と伝えました。
これは正確な答えではありません。
そのときは、2人が私の大好きな29期を褒めてくれてすごく嬉しかった。
だけど、「先輩と同じくらい上手くなりたい」という思いだけでは、チーム目標である「日本一」には程遠いと思う。
実際に、かなり強いチームに仕上がった29期の代でも日本一は叶わなかったのだから。
何が言いたいのかというと、先輩のレベルを目指すのは構わないけれど、そのレベルをゴールにしてはいけないということです。
じゃあどうすればいいのかは32期の皆で考えてみてほしい。
君たちならできると信じているからね。
このコロナ禍でも腐らず、ひたむきに努力し続けられてきた32期だからこそ、私はそう信じています。
そして、そんな私の大好きな32期の皆なら、これからもっと中央大学ラクロス部を盛り上げてくれるに違いないと思っています。
最後に明日のことについて述べたいと思います。
みんなは新人戦という大会を、どう思っているんだろう。
私は一つの小さなゴールであり、通過点だと思っています。
今回は強豪校との試合になるため、学べることや感じることは必ずあると思う。
勝っても負けても、結果を今後どう活かすのかを考えることが大切だよ。
だからこそ、まずは目の前の試合に全力で臨んでほしい。
そしてより多くの経験を積もう。
じゃあ多くの経験を積むにはどうすれば良いか。
それはまさしく決勝まで勝ち進むことだ。
戦う準備は整った。
やるべきことはやった。
やった方がいいこともやり切った。
あとは試合時間になるまで待つだけだ。
俺らの強さを証明しよう。
32期のみんな、さぁ試合だ
やってやろう
川上竜生