平素よりお世話になっております。
32期MF木下博輝と申します。
日頃より中央大学男子ラクロス部の活動にご支援・ご声援を頂いております、御父母の皆様、OB・OGの皆様、関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。
貴重な機会を頂いたので、思いを綴らせていただきます。
高校では水泳をやっていた。
関東大会の出場タイムを切るようなそこそこ強い学校だった。しかし、自分はロクに練習もせず、主力のメンバーからがしっかり外れ、スタンドから仲間を声援を送ることしかできなかった。
この時点で自分の中では競技としてのスポーツに区切りをつけて、大学4年間はサークルで過ごし、遊び散らかそうと思っていた。
しかし、コロナの影響で思い描いていた大学生活からはかけ離れていた。
そんな中、暇だからという理由でラクロス部の練習に参加した。グランドに入った瞬間ラクロスのかっこよさに惚れ、サークルに入るという選択肢が秒で消えた。大学ではラクロス部で4年間を送りたいと思った。
入部後はラクロス中心の生活を送った。特に6月7月8月あたりはどんどんラクロスが上手くなっていくのが目に見えて楽しくて仕方がなかった。
ただ、夏以降は楽しいことだけではなかった。コロナの影響で練習試合は大した数もこなせず、新人戦も未定。自分たちはどこを目指し、なんのために頑張っているのか分からなくなることもあった。この時期は本当に辛かったしモチベも下がる一方だった。ジムでは限界まで追い込めていなかったし自主練も夏に比べたら減っていた。更には、友達がインスタに楽しそうな写真や動画をあげているのを見て羨ましくなって、本当にラクロス部入るのが正解だったのかなと思うときもあった。
自分がラクロスに対してなーなーになっている時期に、同期のスタッフが上級生から沢山のことを吸収して選手の力になろうと一生懸命頑張っている姿や同期の選手がどんどんラクロスが上手くなっていく姿を見て、自分の情けない姿に恥ずかしさを覚えた。
このままではいけないと心を動かされた。
このチームを勝たせたい。
中央に必要とされる存在になりたい。
そんな気持ちが芽生え、同期の姿が原動力となりラクロスに対するスイッチが一気に入った。この時点では新人戦の開催が確定していなかったため、21シーズンに必ずAチームに上がるという目標を設定した。
長期オフには、ただただ強くなりたいの一心で0℃を下回ってるラグ場に一人きりで朝7時からシュー練したことが何回もあった。オフこそ上級生との差を縮めるチャンスな気がした。気づいたら1ヶ月弱あった長期オフでクロスに触れなかった日は2日くらいしかなかった。
オフが開けたら新人戦の開催も決まった。
やっと自分たちの公式戦が決まり、嬉しさも不安も両方あった。組み合わせは、
慶應法政・立教・日体・中央。
正直Bブロックだけレベチだと思った。
ひょっとしたら今大会で準決勝や決勝で勝ち抜くより、グループリーグ突破の方が難しいかもしれない。
たつおさんもミーティングでも言っていたが、それらの大学は準決勝や決勝で当たるような相手がグループリーグで当たったに過ぎない気がする。
もうここまできたら
自分たちが勝つ姿だけを想像しよう。
勝って30期のあすなろの時みたいな写真撮ろう。
そして、21シーズンのBANDITSに32期から勢いをつけよう。
拙い文章ではありましたが、
ご拝読ありがとうございました。
木下博輝