ここ最近は入学や進級でどえらく多忙だったので、
まさしく「心を失う」がごとく、ブログに書く様なことがあっても通り過ぎて行っちゃう毎日でした。
思ったことをそのまま出力できる能力とか欲しいわー。あ、喋ったらええんやろな。うん。友達おらんからな…。
で、そんな忙しい毎日でしたが、
所属している合唱団の伝手で、格安でボイストレーニングをしていただける機会がありました。
その流れでちょっと思い出した懐かしい思い出をば。
個人のボイストレーニングなんて、
昔ほんの少し声楽を志していた時以来でしょうか。
ピアノを学んで音大に行く2世はあの頃結構いました。
なぜか、ピアノの先生になると言うのは開拓者ルートとして「ふさわしい」チョイスだったようです。
よく考えたら音大出てピアノの先生とかコスパめちゃくちゃ悪い気もするんですけども。それよか介護や医療系の資格とった方が開拓するには向いてる…よねぇ??
まぁ、そう言うわけで、
ピアノは6歳にして素質がないと言われてしまった私ですが、
歌だけはそこそこ褒められてきたので、
「ピアノで音大に行って開拓ルートがありなんなら、声楽で音大ルートもありなんじゃね?」などと夢を見た時期があったのです(そもそもそのまま高専を卒業する方がよっぽど現実的なのだが夢とはまぁそう言うもんです)
で、なけなしのバイト代から、毎月声楽レッスン代を捻出して、コンコーネを練習する日々が続いた時がありました。
そんな時、
ピアノ習っているJWのお子さん達(これまためっちゃたくさんおった!)でコンサートをする機会があり、
私もピアノではないのですが、音楽をやっていると言うことでどう?とお声かけいただき、
発表会に招待いただきました。
合唱やバンドでは沢山演奏の機会を頂いてきましたが、
人前で肉声でソロを歌ったのは実はそれが初めての機会でした。
その時歌ったのは
「ロンドンデリーの歌」
「夢路より」だったかと思います。
(なんとなく賛美の歌をチョイスする気にはなれなかった)
結果としては、割とボロボロで笑
「私ソロで声楽やるん向いてないわ」と気づく事になってしまい、
短い夢は絶たれたのですが笑、
歌を聴いてくれた姉妹の1人が「あなたはきっといっぱい心に抱えてるものがあるのね…」と謎の感動をしてくれたのは覚えています。笑
ちなみに、その発表会の舞台のちょうど一年後に排斥となったのですが、その時はもちろんそんなこと知りも思いもしませんでした笑
心に抱えてる色々な我慢を発散させてくれるのが私にとっては音楽だったので、
JWの中でも色々な音楽を楽しむ機会があったことは、制限付きとは言え、基本的には皆楽しい思い出として残っています。
でもその時からずっと抱えていた発声の悩みがあって。
声が前に飛ばない、ということ。
自分の周りでは大きな声になるのですが、
会場の奥の方まで響く声が出せなくて、
そこでずっと限界にぶち当たっていて。
それが、
この間受けたボイストレーニングで、
ものの30分ほどで解消されてびっくり!
私がずっと良かれと思ってやってきた発声は、そもそもが遠回りだったのだと知って衝撃でした。
1時間のボイストレーニングでしたが、
あの頃の自分にちょっと戻ってアドバイスしてあげたくなりました…。
ひょっとしたらそのまま音大に行けてたかも!(ないわ)
2回目のレッスンでは、
思いっきり気持ちよく、心残りだった当時の本番の2曲と、
あとは大好きなオペラ座の怪人から2曲歌わせて頂き(まさかのB♭まで出るとは自分でびっくりだった)
久々に自分の声とみっちり向き合う事ができて楽しかったです。
いくつになっても学ぶことがあるのは楽しいし、
学んで成長できることがあるというのは素晴らしいと思う。
まぁ、流石に今から音大目指そうとは思いませんが笑、
これからも、細々とではありますが、歌い続けていきたいなと思ったのでした。
ちなみに、
一緒にレッスン受けた息子の、
児童合唱団内個人発表会の衣装。
「やさしさに包まれたなら」を歌ったのですが、
「曲に合わせた衣装チョイスを」と言われ、彼が苦戦して捻り出したのがこちら。
家族は全員大爆笑で大手を振って送り出したのですが、
なんとネタだとなかなか通じず、
説明しても(!)笑ってもらえなくて関東の壁を思い知りました。
次は東京でも笑ってもらえるクオリティを目指したいと思います