昔の会衆の人たち、
誰か脱塔して頑張ってる人いないかなぁ?って、お名前検索してみることがあるのですが
今日はちょっと懐かしい名前を見つけて嬉しくなりました。
我が家にはふるーいギターがあります。
何かフラストレーションが溜まった時、
私のストレスのはけ口は音楽でした。
と言っても、「弾ける」方面ではなくて、
キーボードでもギターでもコード弾きしかできないので、弾きながら歌う方がメインなのですが…
小さい頃は家にキーボードしかなくて、
ギター弾いてみたいなぁ、と、ぽろっと会衆で漏らした時に、
ギター貸したげるよ、と言ってくれたお兄さんがいました。
音叉や教本までセットにしてくれて、
返すのはいつでもいいよ、
と、貸してくれたのが古いアコギでした。
ピカピカではなかったけれど、柔らかい音色で、初心者にも弾きやすい、手に馴染むギターでした。
少し体が弱く、会衆の中ではどちらかというとあまり目立つ存在ではなかったお兄さんですが、
とても優しくて頭が良く、
独学でジャズピアノを弾きこなしたり、
Linux(エンジニアか高専生しか使わないタイプのOS)を使いこなしてコーディングしていたり、
それでいてちっとも嫌味でもなくいつも優しいお兄さんでした。
私がC言語の授業で悪戦苦闘してた時にちょっぴり教えてもらおうとしたけど、正直私より頭良すぎて何言ってるか分からんかったです。笑
お姉さん姉妹達がまた優しくて美人で。
活発で運動神経抜群なお姉さん、
おっとりして体が弱いけど、とても優しくてお菓子作りの上手なお姉さんに、
私はなつきまくっていて、
お泊まりさせてもらったり、書籍研究でお邪魔した後は帰りたくないとゴネたり(あの時は研究の後でみんなお菓子とか食べてたなぁ…楽しかった!)
正直自分の兄や姉よりも近しくて慕っている存在でした。
その時私の兄は絶賛ガルガル期でして。笑
部屋に入ろうとすると「じゃま!出てけ!」とか言われるんですよー。ぷーん。
実の兄に遊んでもらった記憶なんてほとんどないもんね!

あっ、ていうか、うちのお兄ちゃん、
その姉妹のうちの一人が絶対好きやってんで!笑
壁に名前をこっそり彫ってるの見たもん!
(そういうのは内緒にしとこうね!)
姉妹、早々に同じ会衆のイケメン兄弟と結婚してよその区域に出てってしもたけどなー。やーいお兄ちゃんざまーみろ笑
さて、そのギター。
ちょいちょい、「いつまで借りてていいですか?」って聞くんだけど、
「いつまででもいいよ!まだ持ってていいよ!」って言われるんです。
そうこうしている内に私もぼちぼちハタチという歳になり。
心の中ではもうJWやめようと思っていて。
ギター、そろそろええ加減に返さんとなぁ…
でも、JWやめるからって返すわけにもいかんし…
と、
悩みに悩んで。
最後に、「そろそろ返したい」と申し出た時には、
なんと「持ってていいよ」と言われたのでした。
それから数カ月に組織を去った私。
辛い時にはよくロックを弾き語りと言うか、
弾き叫び?笑
しまくり、
ほとばしる不満に任せて書き散らしたマイポエム(恥)に曲を付けて歌い散らし、
JWでいた時のある意味相棒だったギターは、
私の新生活に付いてくることになったのです。
ストレスも不満も、ついでに言えば暇もなくなった今の生活には、
ギターが登場することもだいぶ少なくなったのだけども。
子供達にせがまれて時々ギターを弾く時、
そのお兄さんの事をちょいちょい思い出していました。
今日、ふいに思い立って検索してみた彼の名前。
なんと、
今ではIT企業の部長に就任しているそうです。
てことは、
脱塔、できたのかな…?
いやいや、在籍しながらっていうパターンかもしれんけど…
でも、
あのお兄さんが、
社会でしっかりと有能に働いているのを見て、
ちょっぴり嬉しくなりました。
今までのところ、
過去の知人が脱塔したかも?と言う形跡を見つけたことはほとんどなかったので…

ギター、今も何度か弦を張り替えて大事に使ってますよ。
あの時はありがとうございました。
いつか会えるかは分からないけど、
どうかお元気で!