「兵(つわもの)どもが 夢の跡」と詠んだのは松尾芭蕉ですが、夢の跡と言うよりは「死屍累々」と言った方が良さそうな大阪・夢洲の万博跡地。
※「死屍累々」....無数の死体が折り重なって転がっている惨状を表す四字熟語で、転じて、戦いの後や、ある事業が失敗して多くの犠牲、被害が出た惨めな様子を形容する言葉としても使われる。
私、大阪・関西万博にはハナから反対。
開催前〜開催中、閉幕した今もずーっと言い続けてますので全くブレておりません。
その理由はこの立地。
会場となった大阪湾の人工島は、跡地を有効活用できるわけがない超僻地で、1970年の大阪万博の舞台となった千里のようにニュータウンを作って街ができる.... そんな場所ではありません。
関東の人が何となく「お台場のようなところ?」とかイメージしていたらそれは全く違います。
すでに破綻している「大阪湾フェニックス計画」によってダイオキシンとロッカクロムの産廃で埋め立てた人工島。
運送会社が一部物流拠点にしていたところで、人が住んで生活できるような環境じゃないのです。
万博で無理矢理に地下鉄中央線を延伸しましたが、元々この島には本土から直接入れず、別の人工島を経由してのトンネル1本と、同じく別の人工島を経由して橋1本だけがアクセス経路。
台風に見舞われたら、たちまち陸の... いや、文字通りまんま孤島です(昨年の万博開催中に一度も大阪に台風が来なかったのは奇跡)
地下鉄にしても、もはや万博会場の解体工事と隣のIR工事の人たち以外は誰もこんなところまで乗りません。
大成功と言われた1970年の万博でも、閉幕後に関西経済は半世紀近く低迷しました。
当時は、万博関連工事の押し上げ効果がなくなった中、オイルショックや企業の製造拠点の海外移設、バブル崩壊、そして東京一極集中の加速.....
もちろん現在と70年代では社会背景が違いますが、
冷静に見てみると今の方が深刻では?
これは産経新聞の1面ですが、こんな事態は十分に予想できたはず。
どうもこの事態、我らが吉村ハンは、カジノを含む統合型リゾート=IRで未来はバラ色!と言いたいようですが、そのIR、「カジノを含む」と白々しく付け足しているものの、実態はカジノがメインなのは明白。
まぁ、
予言しときますけど、
蓋を開けてみれば訪日ガイジンしか行きませんぜ。
カジノは競馬競輪競艇と違って、入場料も必要ですしドレスコードもある。
パチンコ屋みたいにサンダル履きでは入れません。
日本人が数千円の入場料を支払ってヨソ行きの服着てバクチしに行きますかねぇ?
わざわざ最果ての僻地まで。
それに、
今や世界の主流はラスベガスやマカオのようなカジノではなく、オンラインです。
ハコモノはもう古い。
それに(その2)
訪日ガイジンはカジノで遊ぶかもしれません。
が、
「統合型リゾート」ですよね?
つまり、夢洲のカジノで遊ぶ・夢洲で泊まって遊ぶ。それで完結。
キューバのパラデロみたいなモンです。オールインクルーシブのリゾート。
大阪市内でカネ落とすにしても、カジノがあれば街でこれまでのようなカネの使い方はおそらくしませんぜ。
インバウンド需要の何割かはカジノで食われますから。
吉村ハン、
カジノで大阪経済はV字回復!とか思ったはるんなら、見通しが甘い。
万博開催中は、
「イチャモンつけてないで楽しんだらいいじゃないか。もう開催してるのにグチグチ言ってるのはただの天邪鬼」
とか思考停止したアホがよく絡んで来たもんですが(笑)万博の陰の部分ってほとんど報道されてませんよね。
吉村ハンにもう一つ。
万博がそんなに儲かったのなら、パビリオンの建築費が未だに支払われない問題、博覧会協会で一旦債券を買い取って業者に支払ってあげてもバチは当たらないと思いますけど。























