"エレクトリック・アバ" と呼ばれる前のヒューマン・リーグです。
『REPRODUCTION』(1979年 / 邦題:人類零年)
ガラス張りのダンスフロアの床の赤ちゃんを踏みつけている鬼畜なジャケット、これがデビューアルバム。
この時のメンバーは、ボーカルのフィル・オーキーとキーボード・プレイヤーが2人。
そしてスライドフィルムを担当する(ミュージシャンじゃない)フィリップ・エイドリアン・ライト。
ノリの悪〜いシンセとヘタウマな陰気ボーカルは一度聴くとクセになります。
この後、ヒューマン・リーグは女子大生2人を加入させて全く違う方向へ舵を切ります。
『愛の残り火』の色はここには全くありませんが、とことん陰気なこのデビューアルバム、いつまでも気になるのです。