セブン&アイ・ホールディングス傘下のスーパー、イトーヨーカドーが、北海道と東北の全14店を閉店するそうです。
一部は完全撤退。大部分は東北地方を中心に展開しているヨークベニマルなどが事業を引き継ぐ事になります。
イトーヨーカドーって、元々関西にはあまり店舗がないのでどんなスーパーなのかよくわからないんですが、ここまで下降線なのはかつての「ダイエー」のような感じになってるんでしょうか?
「ダイエー」の場合、その度が過ぎた高圧的な商売のおかげで、そもそもダイエーにだけは商品を出さないというメーカーも少なくありませんでした。
全国展開している店舗数は魅力(当時)だけど、総合的にみてマイナスしかない、お付き合いはしませんと。
値引き強要や棚卸し作業のボランティアなど、取引先を奴隷としか思わない態度でしたからね。
だから、経営が傾き始めても、誰も助けない。
オーナーの中内功氏は立志伝中の人ですが、気軽に近づけないような異様なオーラを出してました。
平たく言えば、ものすごくエラそー(笑)
ダイエーがイオンになってもう久しいのですが、そのイオンにも何年も前から逆風が吹いております。
なぜかイオンになってから客足が遠のく不思議....
阪神甲子園駅前にあった「ダイエー」は、全国有数の売り上げを誇る優良店で、阪神タイガースファン以外にもお馴染み。
ところが、この建物がリニューアルされて「イオン」になってから地下の食料品売り場は閑古鳥が鳴いております。
地元の消費者はどこで買い物をしてるのか?
今までダイエーに来ていた人はどこに行ったのか?
棚を見てみますと、
イオンの息のかかったメーカーの商品と自前の「トップバリュ」がほとんど....
これじゃアカンのは目に見えてます。
私がかつて一人暮らし時代に住んでいた新大阪も「マックスバリュ」があるんですが、いつ潰れてもおかしくないほど客がいません。
だってトップバリュの商品しかない。
そりゃ行かない(今はイオン傘下の「KOHYO」になりましたが現状は変わらず)
イトーヨーカドーがそうだとは言いませんし、そもそも知らないのですが。